さがみのフロンティア
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世の中には特定の分野で「天賦の才」を持つ人もいるのだろうが、何につけ「努力できることが才能」「努力に勝る天才なし」と言われれば、全くその通りである。 製缶、溶接を手掛けるむつみ工業(相模原市中央区田名)の座間洋行社長は2003年、27歳で同社を創業。現在も若い頃の面影を残すが、職人として、経営者
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ほねつぎ、接骨院、整骨院―表記は異なれど、実は三者は同一。骨折、脱臼、捻挫、挫傷等を治療する柔道整復師の施術所のことだ。 近年、国家資格である柔道整復師を養成する専門学校や大学が急増。これに伴って整復師、施術所の数も大幅に増えた。 「当時は学校も少なく、この資格を取れば、とりあえず一生生活には
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採用面接で企業を訪ねたなら、事前情報から抱いた先入観は概ね当たっているほうがいいが、このような仕事で訪ねる場合は、むしろ外れたほうが興味をそそられるし、率直な話ができる。 ホームページによれば、ブロー(相模原市中央区田名、富田涼子社長)の基幹事業はクルマのカスタマイズやカスタムパーツの開発・製造
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JR相模原、町田両駅近くに「ラヴァーズロック」というダイニングバーがある。 薄暗い隠れ家風の店内。午後6時から翌朝5時(日曜・祝日は0時)までの営業時間。メインは食事より酒との先入観にきっぱり異議を唱えるのは、同店をはじめユニークな飲食店の経営、コンサルタント、プロデュースを手掛けるグローズバル
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1987年の大和市長選挙で劣勢の前評判を覆し、前市長から後継者と指名された対立候補を僅差で打ち破ったのが、その後2期にわたり市長を務めた井上孝俊氏だ。 泉の森にほど近い住宅地の一角で夢現スタジオ(大和市上草柳)というユニークな施設を営む井上貴雄氏は、そんな父だけでなく、祖父は町会議員、曽祖父は村
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定期交換を要する消耗部品ではないものの、距離、年数とともに確実に劣化し、点検を怠ると、極めて大きな代償を支払うことになる。そんな自動車部品の一つがラジエターだ。 ラジエターに問題が起きれば、修理窓口は表通りに看板を掲げるメーカーのディーラーや自動車整備業者になるが、専門性の高い分野だけに、背後に
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駅前にそこそこ商業施設はあるものの、中央林間はベッドタウンのイメージが強い。 しかし新宿、渋谷まで直通で40分前後、1度の乗り換えで横浜まで30分弱という鉄道の利便性は大和随一。神奈川、東京を主要エリアにスピーディな人的営業を展開する企業には、費用対効果に優れるビジネス拠点の穴場といえる。 印
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いつの頃からだろうか。そばが高級料理の仲間入りをしてしまったのは―。 雑誌で著名な店にはるばる足を運んでみるも、さんざん戸口で待たされたあげく、ようやくありついたせいろは箸を3、4回つければなくなってしまうほどの盛り。それでいてお代はラーメンより遥かに高かったりする。 「気軽に家族で来店して
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中央林間駅にほど近い閑静な住宅街の一角に佇む、パティオのあるおしゃれな建物。戸建住宅のようだが、奥に垣間見える室内の様子からは何やら隠れ家的店舗の風情が漂う。 それがラ・ガール(大和市中央林間、野澤秀子代表)。仏語で「駅(gare)」という名のブティックだ。 1989年、南林間にオープン。15
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商用取引時でも、受け取った名刺に「日本プロゴルフ協会ティーチングプロ」とあれば、興味をそそられる。裏返すと、ハーフ29、ラウンド60の最小ストローク、ホールインワン8回など、驚異的な記録の数々。 「名刺をきっかけとしたゴルフ話が営業の場づくりになることも多い」 理美容用品などアイデア商品の企画
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軽く、強く、加工が容易で安価。コストパフォーマンス抜群の梱包資材として、段ボールは流通インフラの一要素といえる存在。ところが昨今の段ボール業界には、閉塞感や将来への不安感から新たな事業を模索する企業が増えつつある。 段ボール製紙器や梱包材を製造販売する東鈴紙器(相模原市中央区小町通、鈴木和弥社長
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何をするにせよ、とりあえずその日の天気は気になるもの。ITの進歩で最近の気象情報はかなり充実している。スマートフォンがあれば、刻一刻と変化する雨雲の動きをつぶさに確認しながら移動することもできる。 ただ雷となると少々厄介。広域の注意報ぐらいではピンと来ないし、雨雲情報だけで雷の発生状況を把握する
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団体ツアーのように行動、時間の制約を受けない。ホテルや乗車券の手配が必要なく割安。ペットの同伴も可能。 昨今、外泊を伴う新たな旅の形態として、シニア層を中心に車中泊旅行の愛好者が増えている。 使う車両は豪華なキャンピングカーではなく、国産の軽自動車やライトバンをカスタマイズし、基本装備は2?4