2010年(平成22年)
相模経済新聞社
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本紙はこれまで新聞発行ごとに記事をネットでも配信してきましたが、6月からこれを休止してリニューアルし、新企画の配信を始める予定です。ご了解ください。

5月31日 月曜日

[トップセールスに挑む]
金子楽器代表取締役の金子修造さん
時代のニーズに応える音楽教室を経営

 幼児から82歳の高齢者まで約600人が楽器や声楽などのレッスンに通う、(株)金子楽器(相模原市中央区上溝3—20—22)を経営する金子さん。K・M・M・S音楽協会理事長の肩書きも持つ。
 約35年前に八王子市で楽器販売と音楽教室を二本柱にした仕事を始めた。女の子の習い事といえばピアノという時代で、「しばらくの間は黙っていてもピアノが売れた」と回想する。時代は変わり、下火になった楽器販売より教室経営に力を注いでいる。
 「生徒が音楽教室に期待するものは年とともに変化している。以前は歯を食いしばって練習して上達を目指す小学生、中学生の子が多かったが、今はカラオケがうまくなりたいとか、自分の好きな曲だけでいいからピアノで弾いてみたいとか、いつかはやりたいと思っていた楽器を始めたいとか、要するに自分なりに音楽を楽しんで人生をより豊かなものにしたいと考える人たちがどんどん増えている」
 津軽三味線や大人のためのピアノレッスン、さらにはなつかしの叙情歌を歌う会、足腰強化という健康増進も目的にしたフラダンス講座を開設しているのは、音楽に『いやし』を求める人たちのニーズに応えようという考えの表れ。「ここへ来てよかった、楽しかったと感じてもらうことが大切だと思う」と語る。
 音楽教室へのニーズの多様化は、経営者に柔軟な対応を求めるだけでなく、直接生徒を指導する人材にも音楽の楽しさを伝える心くばりを求めることにつながる。趣味として通う人たちにとって教室が音楽を楽しむ空間になるためには、指導者が生徒の気持ちや求めているものを理解しながら教えてくれることが不可欠の条件だからだ。
 「一人ひとりに人間的な温かみを持って教えられる人がいちばん望ましい」と金子さん。強いつながりのある音楽大学の出身者などか講師の中心で、採用する基準は「笑顔の素敵な女性」という。
 もちろん、ピアノだけでなく、弦楽器や管楽器の講座も設け、音楽学校進学を志望する生徒には専門的なプログラムを組んで対応している。生徒の向上心を育てるために毎年、音楽大学講師らを審査員に迎えてピアノコンクールを開催しており、今年で29回目を数えるこのコンテストをステップに、より大きなコンテストへの出場を果たした生徒も少なくない。
 料金体系は入会金が1000円、月4回の授業料はピアノが7500円〜、ヴァイオリン、チェロ、サックス、ギターなどが9500円〜。叙情歌を歌う会は月2回で2500円、フラダンスは月3回で4000円。金子さんは「決して高い価格設定ではない」と胸を張る。
 市内のミニホールで愛好者による楽器演奏とディナーをセットにした大人のコンサートも開催しており、金子さんは教室の今後を「音楽を通した友だちづくりの場にもしていきたい」と展望している。

 

[アート電子]
マイクロバブル活用
燃油燃焼、水質改善に取り組む

 アート電子(株)(相模原市中央区清新8—1—5、元木久一社長)が、マイクロバブルで有害物質削減を行う燃油燃焼装置と、水質改善を促す撹拌装置の開発に取り組んでいる。
 同燃焼装置は、車の燃料タンクとディーゼルエンジンをチューブで繋ぎ、燃焼中に超音波振動を加え短時間に微細気泡(マイクロバブル)を起こし燃油と混ぜて燃焼する。
 従来の装置は大型で高額になり燃焼後のNOx(窒素酸化物)が増加し、排ガス中の有害成分を浄化する機能を低下させる可能性があった。しかし同装置は、燃油自体から発生したバブルと燃油の混合体を燃焼させるため、空燃比が変わらずエンジンの改造を必要としない。
 さらにバブルを燃油粒子の中に入れ、微粒子化した状態で爆発させることで燃費の向上、排気ガスに含まれる環境有害物質CO2およびPM(黒煙)の削減が可能になり、機器への影響も軽減する。
 同社は、地球温暖化問題に対して「マイクロバブル生成」を基に、環境改善に向けた事業を展開する予定。
 一方、バブル拡販装置は効率的にO(酸素)・H(水素)などを生成し強力な化学反応により有害物質を分解する。雑菌類や藻などの粒子は死滅するが、生成器の内部で働くため生物(魚介類)への影響は少なく真水・海水などに生息する動植物プランクトンをほどよく抑制し、魚介類養殖や農業用水への利用、爆気(水分中の要らない物質を排除し酸素を取り入れ生物ろ過の機能を挙げる)による溶存酸素増量、河川の水質改善等、水資源を汚染しない手段として考えられている。
 元木社長は、「まだ実験段階だがこの装置には自信がある。CO2削減など地球環境改善に少しでも貢献したい。これからの地球を担う子供たちへ低炭素社会の大切さを伝えられるような事業を展開していきたい」と話している。

 

[大和カルバリーチャペル]
名曲ファミリーコンサートに1000人
新礼拝堂10周年を記念して

 5月3日、大和カルバリーチャペル(大和市上草柳6—1—15、大川従道主任牧師)でユーオーディア管弦楽団・合唱団による「名曲ファミリーコンサート」が開催され、乳幼児も含め1000人を超える親子連れで賑わった。
 このコンサートは新礼拝堂建築10周年を記念して、ゴールデンウイークに家族みんなでクラシック音楽を楽しんでもらおうと、年齢制限を設けず行われた。
 お馴染みのパッフェルベルの「カノン」に始まり、ヴィヴァルディの「四季」(抜粋)やモーツァルトの「おもちゃの行進曲」などクラシックの名曲を指揮者の柳瀬洋さんが曲の解説や楽器の紹介を織り交ぜながら演奏し、会場から笑い声やどよめきがおこった。また、合唱団が賛美歌「あなたに」をしっとりと歌い上げると、涙を拭う姿もみられた。乳児の泣き声や子ども達の咳が時おり響く場面もあったが奏者も観客も温かく受け入れ、最後に全員で「聖なる聖なる」を合唱し閉演した。
 主催者の大川牧師は、この日が憲法記念日であるのに因んで、憲法9条を「誰かの命令で人を殺しに行ったり殺されに行ったりしないと決めた日本の誇れる憲法」と、子ども達にもわかりやすく説明し、「平和を愛するだけでなく、平和を作り出す人になりましょう」と呼びかけた。
 チャペルでは9月18日にエイズや内戦で親を失ったウガンダの孤児たちが苦難を乗り越えて歌う「WATOTO・チルドレンズクワイヤー・コンサート」、12月10日にスティービーワンダーやホイットニー・ヒューストンのサポートサックス奏者「ロン・ブラウン・Jazzサックスコンサート」の開催を予定している。電話046—200—1010。