【相模原】中央5丁目にオープンの洋食レストラン「そよ風」/「地域の人々が集まる場所に」


ことしの3月6日、相模原市中央区中央5丁目にイタリアンを中心とした洋食レストラン「イタリアンダイニング・そよ風」がオープンした。【2024年9月10日号掲載】

イタリアンそよ風 そよ風店内
店長の吉野将人さんは橋本の飲食店で10年近く経験を積み、料理人としての腕を磨いた。

「もともとパスタを作る技術はあったが、一から料理を作りたいと思い、お店で勉強させていただいた」。

大学卒業後はレストランのチェーン店で技術を学んだという吉川さん。そよ風のメニューにも「トマトのお浸しのカプレーゼ」「魚介のマリネ」そして各種ピザなど、おなじみのイタリア料理が用意されている。

そういう彼にはもう一つ、日本舞踊の名取という顔がある。

「老人ホームに慰問に伺うが、元気な高齢者が非常に多い。またこの地域は高齢者が多いが、幼い子供から、仕事を定年退職されて老後を楽しまれている人もいて、そうした人々が集まる場所を作りたいと、このお店をオープンした」。

「飲食店をコミュニティーの一つとして使っていただけたらありがたい」と話す吉野さん。大学で心理学を学んだといい、人間への関心が人一倍強いようである。

お店の料理はイタリアンをベースにしつつ、ハンバーグなども柔軟に取り入れている。調理で気をつけているのは素材の味を引き立たせること。パスタならパスタの味をいかに楽しんでもらえるかを心がけているといい、味付けも濃くなりすぎないように注意している。

「おすすめは『サーモンと彩野菜のタラコクリームフェットチーネ』と『エビとセミドライトマトのバジルソース』。いずれも人気のあるメニュー。パスタはスーパーで売っている固いパスタではなく、やわらかい生パスタを使っている」。

お店も明るく、気楽に入れる空気感が漂う。こうした雰囲気にも気をつけているとのこと。

「基本的にやはり明るさを大事にしたいなと。ガラス張りなので、夜も店の明かりが外からでも見える。やはり明るいほうが街も通りが明るくなるというか、店舗が一軒あると結構違うはず。そういう意味でもお店がそこにあるというのは大事だと思う」。

コース料理は「そよ風デートコース」「そよ風フレンドコース」「そよ風プレミアムコース」の3種類。

「デートコースは2人で来られた場合を想定している。前菜やサラダ、ピザにパスタなどで,御夫婦などで来ていただけたら。プレミアムコースは前菜やカルパッチョ、魚料理といったメニュー。記念日などに来てもらえたらいいかなと。5、6人でワイワイやりたいのであればフレンドコースがおすすめ。前菜やピザ、合鴨ロティといった内容」。

ワインはイタリアワインを用意して客を迎えている。相模原に新しくオープンしたレストランは、街のさわやかなそよ風として人々に受け入れられているようである。

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