地域経済

  • 今年度末で閉鎖する予定が決まっている市体育館弓道場=中央区富士見

    消滅の危機に晒された弓道文化/相模原市の行財政改革

    ビンッと震える弦と、トンと的に矢が当たる音―。市役所や裁判所などが並ぶ相模原市中心部の官庁街に静かな時が流れる場所がある。市体育館弓道場(中央区富士見1)だ。今年度末で同弓道場が廃止となる予定が決まり、利用する弓道家への影響に留まらず市内の弓道文化そのものの存続が危ぶまれている。市内の大学や高校など

  • 後援者らと万歳で当選を喜ぶ本村氏=本紙撮影

    2023相模原市長選、大差で再選の本村氏「2期目の改革進めたい」

    相模原市長選は9日に投開票が行われ、無所属で現職の本村賢太郎氏(52)が、19万6213票を獲得し、新人4人に大差で勝利した。現市政への評価、リニア中央新幹線の開発計画などが争点となった。(2023年4月13日号掲載) 開票日、本村氏の選挙事務所には大勢の支援者らが詰めかけた。午後8時、当選確実のテ

  • 後援者らと当選の喜びを共有する古谷田氏=本紙撮影

    大和市長選、古谷田氏が現職ら破る/3氏激戦を新人制す

     大和市長選は23日に投開票が行われ、元市議で新人の古谷田力氏(54)が、2万9288票を獲得し、元市議で新人の小田博士氏(48)=自民党推薦=と5選を目指した現職の大木哲氏(74)を抑えて初当選した。現市政の継続か刷新かが大きな争点となった。投票率は39・93%で、過去最低だった前回38・41%に

  • 今春で見納めとなる相模川(新戸・下磯部)のシバザクラ

    今春で見納めの相模川シバザクラ/高齢化進み管理2団体解散=相模原市南区

    4月上旬の某日、シバザクラが相模原市南区の相模川左岸の約1・4㌔に渡る土手、いわゆる「芝ざくらライン」で見ごろを迎えた。散策に訪れた人らの目を楽しませていたが、所々にススキやなどが生え、シバザクラの植生もまばらになっている。高齢化などを理由に新戸、下磯部の各管理団体が解散し、今年度冬頃をめどに原状回

  • 市弓道協会の関係者から指導を受けるマックスさん

    米国の企業経営者、相模原の武道環境を福利厚生に活用/スポーツツーリズム事業も検討へ

    米国カリフォルニア州で、無添加・天然素材のせっけん製造・販売を手掛けるマックスウェルズ・ソープ社が、相模原市緑区の城山地域を拠点としたスポーツツアーや社内福利厚生を兼ねた取り組みを検討している。同区を拠点に鍼灸師やコンディショニングトレーナーとして活動する岡川智行さんが、城山商工会などの協力を得て受

  • オンラインで会議に出席した小板橋副知事=県庁西庁舎(本紙記者撮影)

    富士山噴火、旧藤野・旧相模湖で避難対象5千人/溶岩流到達まで1週間以上

    神奈川、山梨、静岡の3県などで構成する富士山火山防災対策協議会は3月29日、大規模噴火による被害や影響が想定される地域の新たな避難計画をまとめた。現象の特性や火口からの距離を踏まえ、原則として事前の避難行動は行わない方針とした。相模原市では噴火口の位置や溶岩流が流下する向きによって緑区の一部に影響が

  • 宮ケ瀬湖近くの「囲み罠」設置者(農家)から説明を聞く参加者ら

    野生動物との共生考える体験会/宮ケ瀬湖で捕獲方法や肉皮の活用学ぶ

    獣害対策を通して人と野生鳥獣との「共生」を考える場を作ろうと活動する「野生動物との共生の会」は2月26日、宮ケ瀬湖畔の市立宮ケ瀬ふれあいの館(緑区鳥屋)で、野生動物を捕獲する方法を学び、肉と皮革の活用を体験するワークショップを開いた。【2023年3月10日号掲載】 YouTube動画→ https:

  • toj

    【号外】ことしもTOJ、相模原で開催/橋本公園からふれあいの館へ

    自転車ロードレースの国際競技会「ツアーオブジャパン(TOJ)」が、ことしも相模原市で開催される。緑区内がコースとなるステージ「相模原」は、最終日前日の5月27日午前8時50分にスタートする。2021年開催の東京五輪の競技でも一部が使用され、「レガシーコース」となる。 同ツアーは「堺」(大阪府)、「京

  • 2023相模原市長選

    相模原市長選、出馬予定者5人が論戦/都市構想など論点に

    任期満了に伴う相模原市長選(26日告示、4月9日投開票)の立候補予定者5人による公開討論会が15日夜、同市中央区の市立あじさい会館で開かれた。立候補予定者5人がそれぞれの政策を訴え論戦を交わした。相模原青年会議所(JC)主催。【顔写真は上から出馬表明順(顔はほぼ同じ大きさになるよう調整してあります)

  • 伊勢原市への移転計画が浮上した大野総合車両所=相模原市南区東林間1丁目

    小田急電鉄、相模大野の車両所移転へ/老朽化理由に伊勢原市新設

    小田急電鉄は8日、相模原市南区東林間1丁目に置く総合車両所を伊勢原市に移転する方向性を明らかにした。移転先は小田原線の伊勢原駅と鶴巻温泉駅の間に建設を検討する新駅の近くで、移転時期は2033年度をめどとしている。【2023年3月10日号掲載】     同社によると、同日に伊勢原市