製造業・中小企業
-
相模原市に拠点を持つ大和製罐は、産業技術総合研究所(野間口有理事長)のコンパクト化学システム研究センターと共同で、新しい防曇塗料の開発に成功したと発表した。粘土の持つ高い吸湿性を活用して表面の水分を吸湿し、曇りを防ぐという仕組み。従来の界面活性剤による防雲塗料と比べて環境負荷が少なく、見栄えや経時
-
静科(大和市深見西)は、集合住宅などで階上の住人の歩行音を軽減できる建材を開発した。特殊な構造と素材により歩行によって生じる衝撃を吸収できる唯一の素材という。断熱効果も実現した。3月から本格発売を始める。初年度5000万円の売り上げを見込む。 「一人静グランド」と名づけた。立体図形を隙間なく並べ、
-
旧セントラル自動車跡地への進出が決まっている、薬用ハミガキのOEM(相手先ブランド供給)国内最大手・日本ゼトック(東京都千代田区)と総合印刷大手・共同印刷(同文京区)がこのほど、相模原市から企業集積促進条例「STEP50」の認定を受けた。両社は共同生産を構築するため、国内では初めて、互いの建物を直
-
次世代エネルギーとして注目される水素を使った小型の「燃料電池」をリガルジョイント(相模原市南区大野台)やサなど9社が共同開発した。いずれも、緑区西橋本の産業支援施設・さがみはら産業創造センター(SIC)が主宰する「燃料電池研究会」の構成企業。各社が得意技術を持ち寄り、3年ほどかけて完成させた。今後は
-
相模原市中央区の中小企業が開発したプラスチック成形法が、業界で注目されている。もはや不要とされてきた半世紀以上前の技術に目を向け、それにプラスチックを知り尽くした職人のノウハウを融合させた「温故知新」の成形法だ。名古屋で開かれた業界向け展示会に出したところ、たちまち反響を呼んだ。昨年、有名企業の関係
-
相模樹脂工業(相模原市南区麻溝台)は、植物成分100%で生分解性がある保冷枕を商品化した。樹木や葉など植物由来成分の乾燥ジェル「エイジージェル」を吸水剤に採用した。 保冷効果は10時間以上。原料に植物由来の成分を用いたことで、環境配慮性だけでなく、万が一破損した場合でも、人体に影響しない安全性も実現
-
向洋技研(相模原市中央区田名)のテーブルスポット溶接機「マイスポット」が海外企業から注目されている。1988年に発売して以来、国内外でユーザー数を増やし、現在までに世界19カ国に納入した。 最近ではベラルーシやエストニアといった中東欧諸国からも引き合いがあり、製品を輸出したばかりという。同社は10年
-
切削加工のユタカ精工(相模原市中央区田名)は、気象観測装置の部品製作に乗り出した。昨年11月に同分野で関連装置を手掛ける都内メーカーから新規受注したのがきっかけという。工場ではすでに、小型風速計の基幹部品などの加工・生産体制を整えた。 豊岡淳社長は「いずれは気象装置の部品加工から組み立て作業まで担い
-
アイスリー(相模原市南区南台)は、電気を使わず、指先でわずかに押すだけで、重い物が入った引き出しが自動的に開く技術を開発した。システムキッチンや冷蔵庫、家具などで、引き出しの開閉をアシストする。「ぜんまい」の作用を応用した。今後は製品のユニバーサルデザインを考える各種メーカーに、同技術の採用を提案し
-
リガルジョイント(相模原市南区大野台)が製造販売する「熟成オゾン水生成システム」を採用する飲料メーカーが増えている。除菌効果と安全性が評価され、昨年11月~12月には商社を通じて2台を納入。いずれも、製造工場で、飲料を充填する前のペットボトルの除菌・洗浄に利用されているという。 オゾン水は薬品を使わ