衆院選13・14・16区/ ■16区 後藤が接戦制す ■本村、義家は比例復活


 第47回衆院選は、12月14日、投開票が行われた。神奈川13区は、自民の甘利が圧勝。14区は自民の赤間が前回同様に選挙区を制した。激戦となった16区は、民主の後藤が自民の義家に競り勝ち、選挙区の議席を獲得した。(敬称略)
 13区は経済再生担当相として高い知名度の自民の甘利が、維新と共産の新人に圧勝。次点に8万票以上の差をつけ、11期目の当選となった。
 14区は自民の赤間が3期目の議席を獲得。赤間の得票数は前回、前々回はともに約10万票。前回6万5000票だった民主の本村は前回より追い上げたが、8万3000票(惜敗率76・3%)にとどまった。
 14区では、本村の比例復活に注目が集まった。南関東ブロックで民主の比例枠は4議席。これに対し、南関東では山梨1区、神奈川9区、12区、16区の4選挙区で、自民と民主が大接戦となった。
 この選挙区で次点で敗れた候補者は、高い惜敗率で比例復活することが見込まれていたため、本村の比例復活は、この4選挙区の動向にかかっていた。
 結果は、12区の民主の阿部知子が選挙区で敗れ、99・1%の惜敗率で比例復活。残りの3選挙区で民主が選挙区の議席を獲得したことで、本村は惜敗率76・3%で南関東3位で比例復活した。16区は民主の後藤と自民の義家の前職同士が激しく争い、僅差で後藤が選挙区を制した。義家は98・5%の惜敗率で比例復活した。16区の当選者が決まったのは選挙区では最も遅く、選挙区の全国最後の1議席を争う激戦となった。
 全国の投票率は52・66%で、戦後最低だった前回の59・32%を下回り、戦後最低を更新した。
 13区の投票率は、52・29%、14区は53・83%、16区は53・41%だった。(2015年1月1日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。