衆院選 神奈川13・14・16区、「野党共闘」がカギに/13区 橘氏出馬せず


01-1men
 今月14日投開票の第47回衆院選が、2日に公示され選挙戦がスタートする。衆院選は自民党が政権を奪還した2012年12月以来。公示まで流動的だが、各区の立候補予定者の構図を追った。(敬称略・2014年12月1日号掲載)
 13区は、経済再生担当相として高い知名度を誇る自民の甘利に、維新と共産の新人が挑む。
 13区は現時点で、民主は候補者擁立ができていない。前々回09年の衆院選で民主公認で甘利を破り、前回落選した、元衆院議員の橘秀徳氏(45)は今回出馬しない。
 橘氏は来年4月の大和市長選に、無所属での出馬を表明し、すでに民主党を離党している。
 民主は前回、県内18選挙区すべてに候補者を擁立したが、民主候補者は現時点で、9選挙区にとどまっている。
 14区は、3期目を目指す赤間に、民主と次世代の元職、共産の新人が挑む。赤間は、総務相政務官を務めるなど、2期務めた実績を訴える。
 本村は前回、赤間に敗れ、比例南関東ブロックで民主獲得4議席に対し、惜敗率で5位となり、比例復活も逃した。
 また、みんなの党が解党したことで、元みんなの県議・市議が本村の個人支援にまわった。すべての選挙区で野党の共闘がカギとなる。
 前回、維新から出馬した中本は、次世代から出馬する。元職の人脈をいかし、保守層に訴える。
 中野渡は、共産党地区常任委員。共産は、県内18選挙区のすべてに候補者を擁立。立候補予定者はいずれも新人。
 16区は、自民と民主の現職同士の対決に、共産の新人が挑む。
 前回、義家と後藤の得票差は、わずか8077票の接戦。後藤は91・8%の高い惜敗率で、比例復活をしている。

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。