相模福祉村、「障害者の自立目指す」/相模クラーク学園を開設


相模クラーク学園

相模クラーク学園

あいさつする赤間理事長

あいさつする赤間理事長


 社会福祉法人相模福祉村(相模原市中央区田名)が手掛ける多機能型施設「相模クラーク学園」が同区大野台に開設し、11月15日に内覧会が行われた。医療・福祉、行政関係者ら約80人が出席した。
 和泉短期大学から譲渡された同施設は、鉄筋コンクリート造3階建て、敷地面積2272平方メートル。修繕や改修を加え、活動室と多目的ルームを各4室のほか、浴室や厨房、図書室などの施設を整備した。
 1階の厨房は、就労継続支援B型(定員10人)に利用。就労が困難な障がい者に調理や配膳などの作業を提供し、自立と社会参加を促進する。
 3階の図書室は、福祉や介護などの関連書籍を収容する予定。専門職を目指す一般利用者にも開放し、将来に向けた人材の育成を促すという。
 生活介護(50人)や放課後等デイサービス(20人)、日中一時支援(10人)などを併設。障がい者が対象で、生産や創作、運動など活動を通し、社会生活に必要な知識や能力の向上を図っていく。
 相模福祉村の赤間源太郎理事長は、あいさつの中で同施設の目的について紹介した。①相模福祉村の仲間(障がい者)が社会的に自立する②地域交流の場として地域社会を活気付ける③福祉事業を目指す人材の育成―の3つ。
 「地域の皆さまから愛され、信頼される施設を目指していく」と赤間理事長は話していた。
 営業時間は午前8時半~午後5時半まで。休館日は祝日を除く土・日曜日となっている。
 問い合わせは、同学園042(786)0969まで。 (2014年12月1日号掲載)

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