塗装組合、舗道に多摩大美生の絵画/市と共同で落書き防止へ


作品を手掛けた町田さん

作品を手掛けた町田さん



相模原市と相模原塗装協同組合(原田勝理事長)、NPO法人きこり(福山茂代表)の3者は3月22日、市の協働事業による落書き防止活動として、アリオ橋本(緑区大山町)そばの「やすらぎの道立体」の歩道にカッティングシートの絵画を貼った。

貼られた絵画は、多摩美術大学4年の町田帆未さん(22)の作品。縦1㍍、横40㍍の大作で、「緑区の未来・理想像」をテーマに、相模原市を象徴する景色などが、四季折々にカラフルに描かれている。昨年、市と包括連携協定を結んだ同大の油絵学科の学生のなかから選ばれた。

町田さんは「朝から晩までアトリエにこもり、3週間ほどかけて描き上げた。苦労が報われて嬉しい。多くの人に見てもらいたい」と話す。

この事業は落書き防止活動の一環として、立体道路の壁面などに絵画を掲示するもので、市内2カ所目。このほかにJR相模原駅や橋本駅前などで落書きを消すキャンペーンなども行っている。

同塗装組合の原田理事長は「地域貢献のボランティア活動として、今後も積極的に行っていきたい。落書き行為を行いにくい環境を整備していければ」と話していた。
(2017年4月1日号掲載)

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