大和市、小中高生6人が広島訪問/平和の尊さ考え


広島を訪問した大和市の子供たち

広島を訪問した大和市の子供たち

 大和市内在住・在学の小学生~高校生6人が8月5~7日の3日間、「平和学習」として広島市を訪問した。子供たちに平和の尊さについて考えてもらおうと実施され、今回で2回目となった。

 初日は、平和記念公園内の平和記念資料館や原爆ドームなどを見学。また、宿泊したホテルに被爆した人を招き、被爆体験の講話を行った。参加者は真剣な表情で耳を傾けていた。

 6日には、同公園で開催された平和記念式典に参列。広島に原爆が落とされた午前8時15分になると、犠牲者に対し黙とうをささげた。夜になると、同公園の周囲を囲む元安川で灯ろう流しに参加した。

 最終日は、被爆者の避難・救護所として使用された広島市立袋町小学校を訪問。校内の平和資料館や被爆樹木のある広島城などを見学した。

 参加した市立緑野小6年の平野麻矢さん(12)は「ヒロシマ平和学習に行って、今まで知らなかった原爆のことや平和について知ることができました。これからを担う私たちの世代が、広島で学んだことを発信して、核で苦しむ人がいなくなる世界にしたいです」と話していた。

 参加者は広島訪問で学習したことをまとめ、28日に市保健福祉センター(鶴間)で開催される「平和ドラマ上映会」の中で発表する予定。 
(2016年8月20日号掲載)

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