相模原市、待機児童2年連続ゼロ/県内の政令市で初めて


 相模原市は5月17日、4月1日現在の待機児童数が昨年に続きゼロとなったと発表した。利用申込者数が過去最多となるなかでの達成で、2年連続の達成は、県内の政令指定都市では初めて。3年連続の待機児童ゼロも目指している。(芹澤 康成/2016年6月1日号掲載)

 市によると、利用申込者は1万2051人(前年比721人増)となった。このうち利用児童数は1万1605人(同802人増)となり、いずれも過去最多を記録した。

 就学前児童数のうち、申し込みがあった割合を示す「利用申請率」は2010年から6年間で、24・79%から34・70%まで9・91ポイントと大幅に上昇した。出生数の減少で児童数全体は減少しているが、保育需要の増加傾向は続くと見られる。

 県内の政令市では、横浜市が13年、川崎市が15年にそれぞれ待機児童ゼロを達成。翌年に利用申込者数が増加し、連続ゼロは未達成だった。

 加山俊夫市長は「施設整備をはじめ保育の質の向上を図りながら、待機児童ゼロの継続や保留児童の減少に取り組む」とコメントした。

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