県内景気、4月判断を下方修正/日銀が2年5カ月ぶり


 日本銀行横浜支店は、相模原市内などを含む4月の県内景気について「回復の動きが一服している」と2年5カ月ぶりに判断を下方修正した。輸出が緩やかに増加しているほか、設備投資も増えているものの、県内の個人消費で弱い動きが出ている。(編集委員・千葉龍太/2016年5月20日号掲載)

 日銀では、実体経済を構成する項目として「生産」「輸出」「雇用・家計所得環境」「個人消費」「住宅消費」「公共投資」に分類している。今回、下方修正したのは「個人消費」で、これが県内景気全体の判断を下げる要因にもなった。

 同支店は「弱い動きが拡がっている」と表現。「弱めの動きがみられるものの全体としては底堅く推移している」とした前回(3月)判断から大幅に変えた。

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