さがみはら商品券、経済効果9億件と試算/中小商店での利用が増加


 相模原市は2日、昨年7月に発売したプレミアム商品券「はやぶさの故郷さがみはら商品券」が約9億7248万円の経済波及効果を生んだと発表した。中小商店での利用率が18・8%となり、前回(2011年)実施時から2・6ポイント上がった。

 発行総額24億円分のうち、使用されたのは約23億9563万円(99・82%)分だった。
 相模原商工会議所は昨年7月、1万2千円分の商品券を1万円で16万冊、6千円分の券を5千円で8万冊を販売。販売開始日の翌日に全24万冊を売り切った。

 経済効果額9億7248万円のうち、市内産業への直接効果(消費喚起額)は約8億9295万円と試算。市内産業への需要増による新たな生産誘発(生産連関需要)が約4156万円、雇用者所得による消費需要に対応した生産活動(最終消費喚起)が約3797万円とした。
(2016年5月10日号掲載)

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