「潜在看護師」支援に注力、復職に課題残る/相模原市病院協会


相談役を務める渡辺看護部長(右)

相談役を務める渡辺看護部長(右)

 経験や技術を現場で生かして―。相模原市病院協会は、看護師免許を持っていても医療現場から離れている「潜在看護師」の復職支援に力を入れている。効果を上げつつあるが、復職後の定着など課題は残る。

 相談会と研修会は2014年度にはじめて開催し、約2カ年で6回(相談会2回、研修会1回)開いた。計96人が参加し、17人が市内の病院に就職した。

 相談会は、会員病院の看護部長約10人が相談役を務め、潜在看護師が希望する勤務内容や働き方を聞き取る。候補となる病院と調整を行い、双方の希望をマッチングさせる。

 黒河内三郎会長(黒河内病院理事長)は「着実に効果が出ている。継続的に支援を続けていく」と意気込む。 
(芹澤 康成/2016年4月20日号掲載)

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