相模原市、候補7カ所提示/火災上の建設地が課題


 相模原市の「新たな火葬場を考える会」がこのほど、同市緑区中野の津久井総合事務所で開かれた。課題となっている建設予定地について、事務局から候補地7カ所が提示された。

 2014年5月に示した基本構想では、市内住民が市営斎場か新火葬場のいずれかに、1時間以内にアクセスできる位置を想定している。

 候補地は緑区の▽中野▽根小屋▽長竹▽青山―のうち、国道412号・413号、都市計画道路城山津久井線、県道鳥屋川尻線に囲まれる区域。約4万平方メートルの土地が確保できることも条件となっている。

 委員は「火葬場の整備は必須。都市計画による規制を緩和し、円滑に候補地を決めなければならない」と指摘した。

 新火葬場は、延べ約6300平方メートル、火葬炉10基を想定している。24年度の供用開始を目指しているが、環境影響の調査や候補地の選定などで前後するという。
(芹澤 康成/2016年2月20日号掲載)

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