青電舎、触感デバイス量産へ/菱洋エレクトロと事業化


量産化する「触感デバイス」

量産化する「触感デバイス」

 静電エンコーダーなどを開発する東大発ベンチャー企業「青電舎」(相模原市緑区西橋本)は、半導体商社の菱洋エレクトロ(東京都中央区)と「触感デバイス」事業に乗り出す。2016年に量産化し、20年に年800万個の生産を目指す。
 スマートフォンの振動モーターに比べ、短時間で強い力を得られることが特徴。搭載機器に振動を吸収されずに、効果を発揮できるという。
 生産は、県内の中堅電子部品メーカーに委託する。世界規模の受注を見込み、中国など海外における生産も視野に入れている。
 菱洋エレクトロは「触感デバイスの事業化を推進するとともに、同事業を特許権使用料など特許知財権ビジネスの柱としていく」としている。 
(2015年8月20日号掲載)

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