市民向けに公開講座、高齢者虐待を考える/協同病院


 相模原協同病院は1月26日、杜のホールはしもと(相模原市緑区橋本)で市民健康教育公開講座を開いた。
 「高齢者虐待とは何か」がテーマで、福祉関係者や一般市民ら約100人が参加した。
 市緑高齢者相談課の加藤桃子社会福祉士は、高齢者虐待の定義や行政の取り組みについて、事例を交えて紹介。対策の最終的な目的は「高齢者本人が安心で安全な生活を送る環境を整えること」と話す。
 市では各区役所に高齢者相談課を設置。通報を受けた時点で速やかに支援チームを招集し、高齢者や養護者について一義的な責任を持つという。加藤氏は「チームで対応することで、さまざまな視点から意見を得られる。1人の職員、ひとつの機関だけでの対応はリスクが大きい」と力強く訴えた。
 高野病院長は、あいさつの中で「高齢者虐待について正しい知識を身につけなければならない。どう取り組んだら良いか、皆さまと考えていきたい」と話した。(2015年2月10日号掲載)

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