橋本駅前の空間利用など、高速バスの乗降場検討/整備計画検討委が方針


橋本駅周辺の開発について意見を交わす委員ら

橋本駅周辺の開発について意見を交わす委員ら


 相模原市広域交流拠点整備計画検討委員会の橋本駅周辺地区小委員会(委員長・岸井隆幸日本大学理工学部教授)は先月23日、ソレイユさがみ(緑区橋本)で3回目の会議を開いた。リニア中央新幹線の県内駅が建設される橋本駅前の空間利用や、交通ネットワークの整備方針などについて意見を交換した。 (芹澤 康成/2015年2月1日号掲載)
 交通ネットワークの形成では、圏央道の相模原インターチェンジから橋本駅までのアクセス道路についての構想も示された。圏央道を活用した高速バスの乗り入れを想定し、乗降場の新設を検討する。
 駅前の空間利用では▽シンボル広場▽交流・にぎわいの軸▽緑と憩いのゾーン―の3つの役割を担う。広域交流拠点の「顔」にふさわしい賑わいや憩いのある駅前施設「シンボル広場」を整備。周辺施設と連携した多目的活用を想定し、賑わいの中心となる象徴的な広場空間を創出する。
 また、緑と憩いのゾーンは、建築物の設置に制約があるリニア駅地上部を利用し、地下1階からの連絡を可能にする。幅員50㍍の広く開放された通路を挟み、東西に樹木や芝生に囲まれた空間を形成。隣接する複合都市機能ゾーンと一体的な整備を行う。
 複合都市機能ゾーンの前庭的空間となる東側は、カフェテラスなど賑わいを創出するエリア。備蓄倉庫を備え広域避難を担う防災施設としての機能も想定する。

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