相模原市と医療関係団体、地域医療体制の強化へ懇話会開く


 相模原市と医療関係団体(同市医師会、同市病院協会、北里大学病院・東病院)は、9日に同市中央区の市役所本館で、地域医療体制の強化を目指す懇話会を開いた。救急医療・災害時医療の現状と課題などについて意見を交換した。
 市医師会の桐生迪介副会長は、津久井地区の初期救急対策のあり方について検討状況を説明。災害時医療については、連絡調整を担う各種コーディネーターの創設や医療救護班の編成、医薬品の備蓄に関する課題も報告された。
 北里大学病院・東病院は「両病院が一体となって地域に根ざした医療を提供している」と報告。東病院に設置する「在宅・緩和ケア病棟」や「小児在宅支援センター」について説明した。
 加山俊夫市長は「これからも市内の地域医療システムの構築に向けて、積極的に連携を図っていきたい」と述べた。
 各団体の代表は「地域が必要とする医療を提供していくとともに、それを担う人材を育成していくことが重要」と、認識を一致させた。 (2015年1月20日号掲載)

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