市長方針、横浜線を「地下化」/相模原


 相模原市は、JR横浜線相模原駅の北側に隣接する在日米陸軍相模総合補給廠の一部返還地(17ヘクタール)の開発計画にともない、横浜線の一部地下化を検討している。
 同線の橋本・相模原駅間は、線路が市街地を分断しており、返還地の開発効果を下げる要因となっている。構想では、橋本・相模原・矢部駅間(約5キロメートル)を地下と高架を併せた連続立体化することで、面として一体的なまちづくりを進めたい考えだ。
 加山俊夫市長は「橋本駅はリニア中央新幹線が地下駅となるため、横浜線の地下化には課題が多い。一方で、相模原駅は小田急多摩線の延伸にあわせ地下化することで、駅の南北が面としてつながり、大きな開発効果が期待できる」とした。
 市は2014年度から、横浜線の地下・高架化の調査、検討を進めている。また、国道16号の立体化(高架化)も検討が進められている。
 横浜線の地下化について、「費用も含めJR東日本と協議を進め、構想の精度をあげていきたい。15年度末には方針を示したい」と話した。(2015年1月10日号掲載)

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