圏央道開通から3カ月、沿線地価上昇が高水準


開通後3カ月後の圏央道=相模原市緑区

開通後3カ月後の圏央道=相模原市緑区


 国土交通省・相武国道事務所は、先月30日、圏央道相模原愛川IC(インターチェンジ)~高尾山IC間の開通3カ月後の整備効果をまとめた。交通転換のほか、地域経済や観光など多方面で効果が現れていることが分かった。
 沿線の工業地では、地価上昇率が高水準を記録。相模原市内では対前年比で1・3%上昇。厚木市や愛川町でも、それぞれ3・3%、2・4%と大きく上昇した。
 物流業界では、圏央道の開通を見越した物流センターの建設も目立つ。輸送の利便性が良くなり、広域的拠点を置く企業が増えた。
 また、地域間の移動時間が大幅に短縮。圏央道を利用したバスツアーが新設されるなど、観光圏域が拡大。広域ネットワークが形成され、甲府・竜王~横浜間など新たな高速乗合バスが開設した。
(2014年11月10日号掲載)

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