県内有効求人倍率、3カ月連続で改善


 7月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・03ポイント増加の0・86倍で、3カ月連続の増加となったことが神奈川労働局の発表で分かった。新人求人倍率は0・01ポイント低下し、1・34倍となった。
 新規(有効)求職者数は、前年同月比で減少傾向が続く。有効求職者(原数値)では、同50カ月連続して減少。離職者では同13・4%減少し、離職者のうち事業主都合離職者が同20・7%の減で、15カ月連続の減少となった。
 新規求人数は同9・8%増で、48カ月連続の増加となった。製造業は同10・6%で大量求人はないが、14カ月連続で増加した。引き続き建設業は増加傾向にあり、人手不足も深刻となっている。
 主要産業のうち情報通信業および運輸、郵便業で前年同月比減少が見られた。しかし、前年同月に大量求人をしていた反動減で、基調的には全産業で増加傾向が続くものと見ている。
 同局は「ガソリン価格の動向および海外情勢など不安定要素も残るなか、持ち直しの動きがある雇用情勢について引き続き注視する必要がある」としている。(2014年9月20日号掲載)

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