相模原市消防が発表、火災・救急概要/死者は減少傾向


 相模原市消防局は、2014年上半期の救急出動件数などをまとめた「火災・救急概要」を発表した。火災による死者数は2人で、前年同期の6人と比べると減少傾向が見られた。
 一方で、救急出動は1万6603件で前年同期と比べて91件増。火災種別ごとにみると、いずれも建物火災からの逃げ遅れが原因だった。
 火災は132件発生し、前年同期に比べると37件増加した。件数が増加した理由は、中央区と南区において放火が原因と見られる火災が連続して発生したため。
 救急出動は、1日平均が92件。16分間に1回の頻度で救急車が出動していた。
 輸送者数は1万4977人で、前年同期と比べて81人増えた。このうち約49・9%は、入院を必要としない軽症者だった。
 担当課では「救える命を救うためには、本当に救急車を必要としている人が確実に利用できることが重要」とし、救急搬送の適正な利用を求めている。(2014年9月1日号掲載)

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