相模原、元宇宙飛行士が講演/小学生ら200人が参加


子どもの質問に答える山崎さん

子どもの質問に答える山崎さん


 JTBコーポレートセールス法人営業相模原支店(相模原市南区相模大野)は7月24日、あじさい会館(中央区富士見)で元JAXA宇宙飛行士・山崎直子さん(43)を招いて講演会「宇宙・人・夢をつなぐ」を開催した。市政60周年記念行事の一環で、市内の小学生や保護者ら約200人が参加した。 
 山崎さんは、2010年4月にスペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)に10日間滞在。宇宙での生活をスライドを使用して紹介した。
「宇宙食は主食やおかず、飲み物、おやつまで約300種類用意されている。日本食は28種類あり、カレーやサバのみそ煮を食べるとほっとした」と、山崎さんはISS生活を振り返った。
 最後は、山崎さんが好きな言葉「ワンダフル(すばらしい)」を挙げ、「宇宙は、不思議なこと(ワンダー)で満ち(フル)ている」と語源について説明。「人生も分からないことだらけだからすばらしい。小さなことにも疑問を持って、大きく羽ばたいてほしい」と、宇宙飛行士を夢みる子どもたちを激励した。
 質疑応答では、「宇宙から戻って、体の調子はどうでしたか」などの子どもたちの質問に、山崎さんは丁寧に答えると、一人ひとりと握手を交わしていた。(芹沢 康成/2014年8月1日号掲載)

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