「スパ八景島」の開設企業、ピーテック事業停止/帝国データバンク横浜支店調べ


 帝国データバンク横浜支店によると、塗装・防水工事を手掛けるピーテック(横須賀市平作、谷元義照代表)が4月18日までに事業を停止したことが分かった。
 発表によると、負債額は、2013年2月期末時点で約12億900万円だという。
 同社は、25年創業。神奈川県内、東京都内を中心に、マンションや公共施設、橋梁などの塗装工事のほか、改修、防水、耐震補強工事などでも実績を残してきた。また、03年5月には、「八景島シーパラダイス」の近隣に「シーサイド・スパ八景島」をオープン。08年2月期には売上高15億6700万円をあげていた。
 しかし、リーマン・ショックの影響により、工事部門が低迷。温浴施設も施設間競合で、客数が減少したことから多額の損失計上を余儀なくされ、営業権も譲渡した。13年2月までに4期連続で最終赤字となり、同期の債務超過は7億1400万円にのぼった。今期も工事受注の不振が続いていた。(2014年5月1日号掲載)

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