相模原産業界が「水素」の研究組織/需要拡大にらみ参入を模索へ


次世代エネルギーとして注目される「水素」に対する知識を深め、将来のビジネスチャンス発掘につなげていこうと、相模原の企業経営者らが集まり、本格的に調査・研究に乗り出す。相模原商工会議所工業部会「新成長ビジネスGETプロジェクト」(松岡康彦会長)と「近未来技術研究会」(西澤勇司会長)が共同で、横浜国立大学大学院と連携。各分野の専門家を呼び定期的に勉強会を開いていく。(千葉 龍太)

国内産業界では水素に対する関心が高まっている。すそ野の広い自動車業界ではトヨタ自動車が500万円を切るセダンタイプの燃料電池車(FCV)量産を計画。

さらに、県内に主力拠点を持つ日産自動車も、昨年のパリモーターショーで燃料電池車のコンセプトカー「テラ」を公開するなど、水素を使った燃料電池は次世代のエコカーとしても注目されている。

一方、市内では、水処理大手の栗田工業(東京都新宿区)などが水素ステーション施設を建設。現在は終了したが、実証実験を行っていた。

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