かながわ産業Navi大賞、独創技術など表彰/計12件選ばれる


表彰されたリガルジョイントの稲場純社長

表彰されたリガルジョイントの稲場純社長


 新製品や新技術開発で成果を挙げた県内企業を決める「かながわ産業Navi大賞」の受賞式が12日、横浜市中区桜木町の県民共済みらいホールで開かれ、リガルジョイント(相模原市南区大野台)など計12社が表彰された。(千葉 龍太)

 県経営者福祉振興財団の主催。県内の中小企業が対象。新技術や新製品などを開発し、その結果、売り上げ向上や販路拡大といった具体的な成果が出たものが応募条件となる。

 4回目となる今回は、91社94事業の応募があった。この中から、フロンティア部門、環境(エコ)部門で大賞各1件。優秀賞各1件が選ばれた。また、奨励賞3件と審査委員長賞1件、地域振興賞3件、福祉支援賞1件も選出された。

 相模原市内の企業では、リガルジョイントがフロンティア部門で優秀賞になった。

 審査委員会によると、応募された91件のうち、2割近くが企業間や産学などの「連携」によって開発した技術・製品だったという。さらに、全体の15%が、インターネットを使って成果を挙げた企業だった。

 入賞企業には、それぞれ賞金が手渡されるほか、来年に開かれる県内最大の工業技術見本市「テクニカルショウヨコハマ2014」で、産業Naviのブースでも紹介される予定。受賞企業は以下の通り。

 【フロンティア部門】▽大賞 マイクロモジュールテクノロジー(グリーン社会を実現する超小型次世代SⅰCパワーモジュールの開発と製品化)▽優秀賞 リガルジョイント(家庭用燃料電池システム用高温ガス冷却器)▽審査委員長賞 キマタ(次世代金型)

 【環境(エコ)部門】▽大賞ia corporation(バイオUSS-OIL製造・販売事業)▽優秀賞 オオハシ(ポリエチレン製軽量敷板リピーボード)

 【奨励賞】▽ビュード(耐震ドアシステム「アケルくん」)▽オゾンセーブ(特殊塗料「BOYシリーズ」)▽東光商事(直接販売ノウハウを取り込んだインターネット販売による新規顧客獲得戦略)

 【地域振興賞】▽笹生農園レストラン栗の里(レストラン《食》とバラ《鑑賞》とお米《お土産》の観光要素を融合した滞在型レストランの地域活性化事業)▽大森商店(湘南しらすを使用した観光土産品の企画・卸売販売)▽三浦中華料理研究会(三崎まぐろラーメンによるまちおこし)

 【福祉支援賞】▽オフィス結アジア(指伝話・ゆびでんわ)(2013年9月20日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。