緩衝材の三井製作所、ネット販売事業参入


自社製品の緩衝材を手にする三井社長

自社製品の緩衝材を手にする三井社長


  工業用緩衝材メーカー、三井製作所(東京都町田市忠生)は、1000点以上ある自社製品を取り揃え、直接注文を受け付けるインターネット販売事業に参入した。ネット販売を展開するのは、周辺の同業他社では初めてという。小ロットの注文にも対応。取引先の新規獲得につなげる。同事業だけで、初年度300万円の売り上げを目指す。

 同社は素材メーカーから仕入れたスポンジやゴム板などの緩衝材を、自社工場で自動車部品や電子機器向けに加工している。
現在の従業員は14人だが、営業担当の社員はいない。販路拡大のため、4月から新規事業として自社ホームページ上での販売を開始した。

 これまで売り上げの7~8割ほどを占めていた大口の取引先1社だけに依存しない、リスクヘッジの意味合いもあるという。既に数社から引き合いがあった。

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