相模原市、9社10製品を認定/市内中小企業の販路開拓を支援


トライアル 相模原市は9日、市立産業会館(中央区中央)で市内中小企業の優れた製品の販路開拓を支援する「トライアル発注認定制度」の認定式を開いた。申請があった企業の製品から、学識経験者の意見を交えて9社10製品を認定した。市が試験的に導入するほか、カタログの作成や展示会で共同ブース出展などを行う。【2022年9月20日号、価格や情報は掲載当時のものです】

式典では、本村賢太郎市長から各社に認定証が授与された。災害、高齢化、感染症対策などの社会課題を意識した製品もあり、すでに市場からの反応を得ているものもあるという。認定期間は2025年3月末まで。

本村市長は「指定都市で2番目に中小企業率が高い。」とあいさつした。

電子電気機器や医療機器などを手掛けるマーク電子(緑区橋本台1)は、看護師の負担軽減を目的に開発した点滴の遠隔監視機器「ドクターマーク」(参考価格5万5千円)で認定を受けた。自動車の衝突防止システムなどに採用されている「マイクロ波ドップラーレーダー」を使用し、滴下を検知。流量や滴下異常、点滴終了を無線通信でスマートフォンやパソコンに通知する。

集音器などを開発・製造するエース・E&L(南区麻溝台6)の「文字Talk(トーク)」(同7万1500円)は、スマホなどに接続し、音声入力を支援するツール。音声を拾うマイクの付いた送信機と、スマホなどに接続する受信機のセットで、「使用者の声質や環境音に関係なく、高速で精度のよい音声認識が可能」と説明する。議事録の作成、高齢者やろう者(耳に障害がある人)への筆談などでの使用を想定した。

デジタル無線技術などを得意とするRonk(ロンク、緑区西橋本5)が認定を受けた製品は、マスクを着けたままアクリルスタンド越しでも音声を聴き取りやすくする「ツースピークアシスタント」(同7万4800円)。スピーカー付きのスタンドマイクとマイク付きヘッドセットで双方同時通話に対応するほか、ハンズフリーで使用できる。

ネットフィールド(同区根小屋)の災害・緊急用トイレ「オガポット」(同1650円)は、津久井で木を間伐する際に発生する、おがくずを吸着剤として活用。おがくずに特殊加工が施してあり、汚物の吸水・吸着性を担保している。工事現場やビルメンテナンスなどで発生する廃水を吸着し、産業廃棄物として処理できる「オガポットプロ」(同1リットル192・5円)も開発した。

このほか、▽コムテック(中央区田名)=折り畳み式の緊急用目隠し「クイックシールドNEO」(同5万820円)▽ビット・トレード・ワン(同区上溝5)=制御入門用学習ロボットキット「KTR―1」(同7128円)▽アイフォーコム(緑区橋本3)=業務手順電子マニュアル「iClops」(初期導入費用10万円、月額3万円から)▽ユニテックス(南区豊町)=光学ディスクの一元管理システム「光メディアアーカイブシステム」(参考価格550万円)

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