▽JR東日本、相模線踏み切りにEVの再生バッテリー/停電時の継続動作と環境配慮を両立


バッテリー JR東日横浜支社本は、相模線(橋本―茅ケ崎)の踏み切り保安設備に、日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」に使用していたバッテリーを再生したものを導入する。停電時の継続動作と環境配慮の両立が狙い。同線の踏み切り80カ所に導入する計画で、今年度は8カ所に設置。2023年1月から順次使用を開始する見込み。

従来は鉛蓄電池を使用していたが、充電時間(40%から100%まで)が70時間、耐用期間が3~7年程度。EVで使用していたリチウムイオン蓄電池を再生したものに置き換えることで、充電時間を3分の1(24時間)程度に短縮でき、耐用期間も約10年に延長できると期待。鉄道沿線の環境でも安定して稼働できることを確認した。

電気で作動する踏み切りでは、事故や災害などでも稼働を継続するために、保安設備にバッテリー(蓄電池)を備えている。21年4月から、日産などにバッテリーを供給しているフォーアールエナジー(横浜市西区)と連携し、再生バッテリーを電源に活用することを目的とした試行導入を実施していた。

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