東京建物、相模原南区に用地取得/複合入居型物流施設を開発へ


物流施設開発などを手掛ける東京建物は13日、相模原市南区(当麻・田名)にマルチテナント型物流施設「(仮称)T―LOGI相模原」の開発用地を取得したと発表した。施設規模は延床面積9万3730平方㍍。2025年夏の完成を目指して開発を進める。

東京建物地図 建設地(4万6866平方㍍)は、国道129号(厚相バイパス)に隣接し、圏央道相模原愛川インターチェンジ(IC)から2㌔、JR相模線原当麻駅から徒歩18分に位置。周辺には工場や倉庫などの産業集積が見られ、住宅も集積しているため、雇用確保にも優れた立地としている。

東京建物は今後の「T―LOGI」シリーズで環境配慮型物流施設(ZEB物流)の開発に取り組む方針。施設に太陽光パネルを設置するほか、発電した電気を一般電気事業者の送配電ネットワークで別の施設等に送電する「自己託送」の仕組みを導入する。

施設の外装も新たなデザインに統一し、各施設共通の表情を創出。同社が手掛ける物流施設を想起させることを目指す。

統一デザインは、建物外装の色合いを黒、グレー、白色を基調としてグラデーションを施し、シンプルでスタイリッシュなものとする予定。グラデーションは、「物流業界の加速拡大する疾走感とモノの動き」と、「マルチテナント型物流施設の可変性と適応力」を表現している。

同社は圏央道寒川北ICや東名高速厚木南ICに近い寒川町倉見に延床2万6960平方㍍の施設建設も計画。2024年秋の完成を見込む。周辺は工場や倉庫などの産業集積が見られる工業専用地域で、24時間稼働を前提としたオペレーションにも適した立地となっている。

【2021年9月21日号】

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