昭和電線、変圧器に耐震性


 日立製作所と昭和電線ホールディングスは共同で、高い耐震性を備えた154㌔ボルト級電力用変圧器を開発し、販売を開始したと発表した。
 昭和電線の事業子会社、昭和電線ケーブルシステムの相模原事業所(相模原市中央区南橋本)で生産する小型・軽量の入出力端子「ダイレクトモールドブッシング」を初めて採用し、変圧器全体を低重心化。端子自体もエポキシ樹脂にシリコーンゴムの外被を直接かぶせる構造に改め、絶縁油が地震の揺れで漏れるリスクをなくした。
 キーデバイスの「ダイレクトモールドブッシング」は、従来の磁器碍子ブッシングと比べて約80%の軽量化と約40%小型化を実現した。

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