県が医療産業拠点を稼働/再生細胞分野を後押し


「ライフイノベーションセンター」(川崎市殿町)

「ライフイノベーションセンター」(川崎市殿町)

 県が整備してきた再生・細胞医療の産業化拠点「ライフイノベーションセンター」が、川崎市殿町に完成した。すでに15企業・団体が入居を決めており、8月をめどに本格的に稼働する。医療機関も誘致し、先端医療拠点とする考え。

 同センターは、規模が地上4階建て、延べ床面積約1万6千平方メートルで、さまざまな化学実験に対応する「ウェットラボ仕様」。1階は、細胞培養から製品出荷までを考慮して天井高を7メートルに設計。床は1平方メートル当たり1トンの重さに耐える。2階は、技術を臨床の現場に役立てる診療所などを誘致。3階は国内外の企業、4階はベンチャー業が研究開発を進める。
(2016年5月10日号掲載)

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