町田市東急、官民で南町田再開発/19年度街開き目指す


町田市が昨年6月に基本方針で示した図

町田市が昨年6月に基本方針で示した図

 町田市と東京急行電鉄が官民共同で進める、東急田園都市線南町田駅周辺の再開発計画「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」が本格的に始動する。グランベリーモールや鶴間公園、鶴間第二スポーツ広場などの地区を再整備する計画で、2019年度の街開きを目指す。

 同市は、南町田を南の玄関口として、町田駅周辺に次ぐ「副次核」に位置付けた。都市基盤や都市公園、商業施設、都市型住宅などを一体的に整備し、「新しい暮らしの拠点」を創出する。

 今年度は、都市基盤整備に今秋から着手し、鶴間公園や商業施設などの整備工事も並行して進める。鶴間公園の再整備と運営には官民連携手法を導入する考えだ。

 東急電鉄が所有する屋外型アウトレットモール「グランベリーモール」(町田市鶴間)は、約100店が入る総延べ約3万2千平方メートル。再開発のため17年2月中旬をめどに一時閉店し、中央街区で延べ約15万2千平方メートル、駅前街区で約3万平方メートル規模へ拡大する方針だ。一方、隣接する鶴間公園と鶴間第二スポーツ広場は約7・1ヘクタール。鉄道駅近接に都市公園と商業施設が隣接するまちの資源を最大限に生かし、自然とにぎわいが融合した全国でも例のない魅力的な拠点空間を創り出す。(2016年4月10日号掲載)

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