県査士会、相原校生が測量体験/資格取得者の増加が目的


測量に挑戦する環境緑地課の生徒

測量に挑戦する環境緑地課の生徒

 県土地家屋調査士会相模原支部は10日、県立相原高校(相模原市緑区)で出前授業を開いた。環境緑地科の2年生39人が対象で、土地家屋調査士の認知度向上や資格所得者の増加が目的。

 授業は、座学(30分)と実習(85分)の2部構成。同校卒業生の細野雄太郎さんは「調査士になったきっかけ」、三平宏海副支部長は「調査士の仕事」について、それぞれ話した。

 加藤照士実行委員は「土地家屋調査士は、土地や建物の状況を調査・測量し、法務局に登記の申請手続きを行う仕事」と説明。「関心を持ってくれたら、将来の職業の選択肢に加えてほしい」と呼び掛けた。

 実習では、4班に分かれた生徒が会員18人の指導で、測量機器や巻き尺を使って角度や距離を計測。トランジットと呼ばれる装置のレンズを覗き込みながら、ペアの生徒に指示を出しながら位置を決めていった。

 4台の装置にあらかじめ入力した座標データをもとに、「基準点」から15~18点の位置を測定。それぞれの位置に杭を打ち、テープで繋いでいくと「相原高☆彡(流れ星)」の4文字が現れた。
(2016年3月20日号掲載)

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