「相模原の環境をよくする会」、30周年で記念式典開く


受賞した日本板硝子の金子所長(左)=市提供

受賞した日本板硝子の金子所長(左)=市提供

 相模原の環境をよくする会」はこのほど、同市南区の相模女子大学グリーンホールで創立30周年記念式典・講演会を開いた。会員企業・団体から関係者150人が出席し、市内の環境保護を誓った。

 坂上伸一会長(日産自動車相模原部品センター主管)は「リニアや新たなまちづくりが計画されており、市民の環境への関心も高まっている。その中で本会の果たす役割も今まで以上に大きい」とあいさつした。

 式典では、10年継続役員表彰が行われ、20社が受賞した。坂上会長から日本板硝子相模原事業所の金子昌史所長が、代表で表彰状を受け取った。

 同市は、1950年代後半から県北の内陸工業として発展。60年代後半になると人口増加と都市化の反面、水質や大気の汚染が問題となった。

 生活環境の悪化を止めようと、工場が中心となって組織した「相模原の河川をきれいにする会」と「相模原の青空を守る会」が相次いで発足。双方に所属する会員が多く、社会情勢の変化で環境問題も複雑化したため、85年に2団体を合併した。

 同会は市環境政策課をはじめ、市内に本社・事業所を置く企業・団体・大学などで構成されている。公害を未然に防止し、自然を守る活動に取り組んでいる。
(2015年11月1日号掲載)

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