相模原市が優良者表彰、建設企業19社受賞/発注工事 品質向上狙う


加山市長(前列中央)を囲む受賞者ら

 加山市長(前列中央)を囲む受賞者ら

 相模原市は10月2日、けやき会館(同市中央区富士見)で初めての優良工事等表彰式を開いた。

 リニア中央新幹線の新駅設置や広域交流拠点整備など大規模事業を控え、建設工事の品質確保や安全意識の向上を目指す。同市が発注し2014年度に完成した工事337件のうち、22件を優良工事として表彰した。

 受賞企業は日栄建設(中央区田名)や大野土建(同区千代田)、全建(緑区大島)など19社。受賞した実績は、入札の総合評価で加点される。

 対象は、予定価格250万円を超える工事請負のうち、完成検査における評価点が80点(A評価)以上の工事を実施した企業。共同企業体(JV)の場合、構成員である全社が受賞する。

 表彰状授与の後、加山俊夫市長は「市民の安心安全なまちづくりのためには、公共工事の品質確保が求められる。インフラ整備は地域経済の発展に必要だ」とあいさつ。

 来賓として出席した阿部善博市議会議長、市建設関連団体連絡協議会の篠崎栄治会長が祝辞を贈った。その中で、篠崎会長は「表彰制度の導入で、技術や安全を意識できる。業界全体の活性化に期待したい」と話した。
(2015年10月20日号掲載)

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