養心塾、空手で命の大切さ指導/家庭や学校の代わりに


熱心に練習する門下生

熱心に練習する門下生

 えい、えい―。相模原市緑区橋本の閑静な住宅街で、子供たちの威勢のある声が聞こえる。
 空手道場「養心塾」(相模原市緑区橋本)の代表・菊谷太一さん(40)は、「空手の技術を教えることは当然。子供たちに命の大切さ、社会で必要なものを教える」と話す。
 空手は「なぐる」「ける」の手法を教えるため、暴力というイメージがつきまとう。ルールを徹底することで、相手を敬う気持ちを養うという。
 道場の流派・和道(わどう)流は、合気道や柔術の要素を取り入れた技が特徴。小さい力で、より大きな力に対抗する術(すべ)を身に付けるという。
 道場は、菊谷さんの父が1991年に開き、全国高校選抜出場者や日本代表選手も輩出した。小学生が中心で、相模原市緑区と町田市の6校の児童が通う。
 菊谷さんは、高校生から空手を始め、学生時代に全国大会で団体優勝も経験した。「空手道場の経営を改革しよう」と、勤めていたスポーツクラブを退職。4年前に跡を継いだ。
 「共働き世帯が増え、親と子との関わりが希薄になりがち。学校では、厳しい“しつけ”ができない。家庭や学校の代わりになれれば」と、菊谷さんは話す。     (芹澤 康成/2015年7月20日号掲載)

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