2012年(平成24年)
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日刊 相模経済新聞


最新の相模経済新聞紙面から、厳選した記事をお届け致します。

8月13日 月曜日

[ 青根DEアオーネ ]

14日に「水の郷めぐり」 麻布大「あそおね社中」と

 相模原市緑区青根の振輿会による青根山王会と麻布大学環境科学科の「あそおね社中」による「青根DEアオーネ・遊びとまなびの会」(山口増男代表)が取り組む「水の郷めぐり」が8月14日、青根の水源林と道志川(大川原周辺)で行われる。
 午前中に麻布大生のガイドで青根水源林を散策、午後からは道志川でライフジャケットを着用した遊びの安全講習と道志川の生きものを観察するイベントで、小学生15人程度を定員に親子で行い、参加費が1人1000円。申し込み、問い合わせは事務局 電話:070-5029-4216。

− 8月 10日号掲載記事より−


8月14日 火曜日

[ 相模ピーシーアイ ]

タイ子会社が今秋操業へ
中部県工業団地に工場

 プリント基板の穴あけ加工やキャリア製造の相模ピーシーアイ梶i相模原市中央区田名3039-28、飯山勇社長)はタイに子会社SAGAMI PCI(Thailand)co.ltd.(資本金7600万バーツ、藤田英幸社長)を設立、同国中部ラヨーン県のアマタシティ工業団地に工場を建設し、10月にも操業を開始する。

海外進出初めて 国内の進出企業に対応

 同社は相模原の本社・工場のほか国内2つの工場と1営業所を展開するが、海外進出は初めて。用地取得や工場建設など投資額は7600万バーツ(日本円で約2億円)。
 キャリアの現地生産についての顧客からの要望がきっかけで「同じ土俵に上がるため」(鈴木克人専務)2010年から進出を計画し、昨年5月に用地を決め12月から建設を開始。敷地面積は6600平方b、建物の延べ床面積は約3000平方b。生産設備は19台で、日本人社員3人と現地スタッフ27人の30人体制で、主力事業のプリント基板への穴あけ・外形ルーター加工、ラッピング・ポリッシングキャリアの生産に臨む。タイに進出している同社顧客を中心に引き合いも好調で、今後新規の営業活動に力を入れる。
 なお、同工業団地はタイ最大の工業団地開発企業グループが運営し、入居企業約140社のうち日系企業が40社。首都バンコクから南東114`の内陸部に位置し、海抜100bを超えるため、昨年の洪水でも浸水被害は皆無で、今後も洪水のリスクは少ないとみられている。

− 8月 10日号掲載記事より−


8月15日 水曜日

[ 表面技術研究所 ]

中小4社でコンソーシアム
動物用インプラント開発

  鰍ウがみはら産業創造センター(SIC 中嶋隆社長)のさがみはら表面技術研究所(中央区上溝1880―2、須藤理枝子所長)は、市内中小企業の技術を活かした独自の医療機器の開発を目的に、市内4社を核にしたコンソーシアムを作り、基盤作りの第1歩として動物用インプラント(体内埋め込み器具)の開発に着手した。骨折治療に使うプレートやスクリュー(ねじ)など、来年にも試作品を送り出す。
 研究開発にあたるのは金属の精密加工の潟Rバヤシ精密機器(南区大野台、小林昌純社長)、表面処理加工のノウハウを持つ不二WPC(南区大野台、下平英二社長)、日本電子工業梶i中央区中央、竹内博次社長)、潟Wャパンアドバンスト・ケミカルズ(緑区西橋本、三尋木勝洋社長)で、県産業技術センターや産業技術総合研究所が協力、神奈川大学や慶応大学、県内の動物病院などが臨床的なアドバイザーとして関わる。
 素材は加工が難しいが軽量で生体への親和性が高いチタンとし、ダイヤモンドライクカーボンコーティング(DLC)などの表面加工によって摩擦軽減とともに金属成分溶出を少なくし、治療の負担を軽減する。
 現在動物の骨折治療に使われるインプラントは海外製の数百万円のセットが主流。高価なだけでなく、多くは大型犬用に作られているため、日本に多い小型犬にはサイズが合わず、動物病院によってはホームセンターなどのDIY工具で代用する場合もあるため「専用品の開発は市場が見込める」(須藤所長)という。
 同研究所は骨折時のCT画像データを活用したプレートのオーダーメード生産も検討しており、日本のペット事情に合わせた商品開発で市場のニーズに応え、その先の医療用インプラント市場参入を見据えて技術を磨く。

− 8月 10日号掲載記事より−


8月16日 木曜日

[ 県防犯設備士協会 ]

相模原で賃貸集合住宅防犯認定説明会(28日)

 NPO法人神奈川県防犯設備士協会(横浜市西区)が県警の協力を受けて、侵入犯罪の防止に配慮した構造および設備を有する賃貸集合住宅を認定・登録する県セキュリティ・アパート認定制度への取り組みを開始、この説明会を8月28日午前10時から相模原署で学校等関係者、午後1時30分から不動産業等関係者を対象に開く。
 低層賃貸集合住宅(アパート)は低家賃のために防犯性が重要視されていないと言われ、とくに若い女性や家族が住む場合、不安感を抱きやすいと言われている。
 同協会は同認定制度により防犯性の高い建物を普及させ、安全・安心の街づくりを目指すのが目的で、午前、午後の説明会に定員50人を無料で受けつける。
 問い合わせは同協会 電話:045-451-0232。参加申込書などはhttp://www.sssak.org/
 なお、同協会は9月中旬から名称を「NPO法人神奈川県防犯セキュリティ協会」に変更する。

− 8月 10日号掲載記事より−


8月17日 金曜日

[ 蛭ケ岳山頂稜線 ]

ヒメボタルがいた!
山荘の梶原さん 32年ぶりに 3匹発見

 NPO法人北丹沢山岳センター(相模原市緑区小渕1545-1、杉本憲昭理事長)が運営する蛭ケ岳山荘管理人の梶原紘さんが7月27日、蛭ケ岳山頂の稜線沿いで箱根ヒメボタル 3匹が舞っている姿を発見、近年はめったに見られず32年ぶりの発見とあって話題を呼んでいる。
 その32年前の1980年7月14日、同岳山頂で箱根ヒメボタルの姿を見たのは横須賀市自然人文博物館の大場信義さんで、同山岳センターが2003年から05年にかけて調査にあたったが発見できなかったという。しかし、この間、同岳山頂に向かうコース途中の黍殻山避難小屋では7月下旬にかけてその姿が見られたという。
 こうした経緯から梶原さんは、「蛭ケ岳山頂ではシカの食害も少なくなり下草の成長が良くなって環境が少し改善されてきた。こうした環境の変化が箱根ヒメボタルの生育にいい影響を与えてきているのではないか。今回の発見は蛭ケ岳のご主人が久しぶりに会いに来た感じで感動的だった」と話している。

− 8月 10日号掲載記事より−


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