2012年(平成24年)
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日刊 相模経済新聞


最新の相模経済新聞紙面から、厳選した記事をお届け致します。

5月28日 月曜日

[ 手焼きせんべいの風林堂 ]

せんべいにフルカラー印刷

 手焼きせんべいの㈲風林堂製菓(相模原市南区下溝536—24、酒井浩社長)はこの4月、せんべいにフルカラー印刷できるインクジェットタイプの可食印刷機を新たに導入し、商品ラインナップの拡充を図っている。

水性食用インク6色 可食印刷機導入

 従来からの印刷機は黒1色のシルク印刷で原稿の製版が必要だが、新規導入機は家庭用プリンタと同様、パソコンに繋いでデータから印刷するため製版が不要で、シルク印刷より時間はかかるが、6色の水性食用インクで様々な表現が可能。

「はやぶさ」イラスト入りも

 同店は地元画家市村章氏のイラストや相模の大凧の題字を入れたせんべいも手掛けており、小惑星探査機「はやぶさ」のイラスト入りせんべいは店頭や市のイベントで販売するほか、JAXA筑波宇宙センターのミュージアムショップにも納入し、見学者のお土産用に好評を得ている。
 また、注文に応じて好みの絵や文字をプリントする「ぷりんたぶるせんべい」は、結婚式やお祝い返しの品としてインターネット経由で全国から注文が来るという。
 酒井社長は「今回導入の印刷機は製版が必要ないので、場合によっては100枚全部違うプリントもできるなど可能性は大きく、従来できなかった写真印刷も可能かどうかテストしたい」と話し、高速で大量注文に向くシルク印刷機と、カラーで少量多品種に強いインクジェット機の2台の使い分けで注文増に期待を寄せる。
 なお、インクジェットタイプの「ぷりんたぶるせんべい」は20枚から注文可能で、1枚あたりの価格は税込み115円。電話:042—777—4501

− 5月 20日号掲載記事より−


5月29日 火曜日

[ 相模原市民交響楽団 ]

6月17日 第31回定期演奏会

 相模原市民交響楽団(長谷川眞団長)は6月17日午後2時からグリーンホール相模大野大ホールで第31回定期演奏会を開く。

ブラームスの交響曲等演奏

 田代俊文指揮でブラームスの交響曲第2番ニ長調作品73のほか、ウェーバーの歌劇「オベロン序曲」、ヒンデミットの組曲「いとも気高き幻想」などを演奏するもので、入場料が全席自由で1000円。障がい者手帳を持つ人と65歳以上、高校生以下は無料(小学生以外要証明書)。未就学児は入場できない。
 同楽団は昨年の30周年を機に「新たな一歩を踏み出す」としており、市合唱連盟、市民吹奏楽団と共に相模原市民音楽団体協会を運営している。
 チケットはMOVE 電話:042—742—9999、ぴあ 電話:0570—02—9999で扱っている。
 問い合わせは事務局安田さん 電話:090—6518—9286。

− 5月 20日号掲載記事より−


5月30日 水曜日

[ とぴっくとーく ]

相模原商工会議所都市産業研究会会長 中嶋 幸夫氏

———都産研の活動内容をお聞かせ下さい。
 「相模原商工会議所の内部団体で、市内に在住、在勤する経済人が地域の商工業の振興を図り、市の抱える課題と解決方法、将来ビジョンを探るための調査研究をしています。会員の専門性や経験を生かして自主的に研究するという点で、いわゆる勉強会とは異なる性格の会です。現在の会員は44人で、様々な業種にわたっています。ほぼ2年に1度、会員の意見を集約して市長に提言しています。これまでに自立都市相模原、15年後の地域を担う世代などをテーマにした提言を行い、今年4月にはグリーン・コンパクトシティをキーワードにした提言を行いました」
———グリーン・コンパクトシティの中身は。
 「これから先の相模原を見据えて、生活利便性、都市経済を担う企業活性、市民生活に潤いを与える憩いの場をどう形成し、これらの機能を交通によってどう効果的につなぐかという視点でまちづくりを考えています。自然環境や農地を大切にして効果的に使い、ばらばらになった街の機能を集約するため駅周辺に複合機能拠点をつくるなどのイメージを基に、どの地区にどういう機能を集積するかを提案するものです。生活利便と経済的に発展できるモデルの構築と言い換えてもいいかも知れません。産業集積と雇用創出、人を呼ぶ観光ネットワークの形成などにも目配りしています」
———都産研をどうリードしますか。
 「今年度はグリーン・コンパクトシティを実現するための課題や対策をテーマにした調査研究を続けます。これからも市内の商工業者の世論を代表する気概を持って活動し、相模原の発展への道筋を展望していきたいと思います」  (戸)

− 5月 20日号掲載記事より−


5月31日 木曜日

[ 相模原市文化協会 ]

創立50周年記念誌発行
会員増え4700人

 相模原市文化協会は昨年度創立50周年を迎え、この春に協会の歩みをまとめた記念誌を発行した。
 加盟しているのは16団体で、全会員数は約4700人。毎年秋の市民文化祭で様々な発表を行うほか、今年3月には市民会館で50周年の式典と芸能発表を行い、あじさい会館では3日間にわたって作品の発表会を開いた。
 昨年から同協会の会長を務め、記念誌の編集も担った民謡協会の小山内清弦会長は「どの会の活動も盛況で、またフラ協会のように新しく加わる団体もある。市の文化の発展のためにも、今後さらに会員を増やし活性化に向けて取り組んでいきたい」と話している。
 現在の加盟団体は加入順に、市民短歌会(山田太一会長)、俳句連盟(塩沢蘭幽会長)、謡曲会(瀬野敏光会長)、茶道連盟(島田宗節会長)、奇術連盟(安藤照男会長)、吟剣詩舞連盟(志田岳富会長)、川柳協会(花井ようこ会長)、建築文化協会(石井明会長)、民謡協会(小山内清弦会長)、詩人クラブ(富永たか子会長)、三曲協会(高松胞山会長)、洋舞連盟(北島寿子会長)、ダンス教会(上田秀雄会長)、太鼓連盟(大西堅幸会長)、城山文化協会(進藤喜養会長)、フラ協会(石井隆子会長)。

− 5月 20日号掲載記事より−


6月 1日 金曜日

[ アイダエンジニアリング ]

下九沢事業所の生産再開
自動車向け海外需要増に対応

 プレス機大手のアイダエンジニアリング(相模原市緑区大山町)は、生産活動を中止していた下九沢事業所(同区下九沢)を5月下旬から約1年ぶりに復活させる。自動車向けで海外からの需要増に対応するため、生産能力を高めるのが狙い。同社は昨年、市内に3カ所ある拠点で生産体制の見直しに着手。プレス機に使う金型などを手がけていた下九沢の生産機能を津久井事業所(同区根小屋)に移していた。
 プレス機の主力納入先となる自動車業界は、中国をはじめ新興国などの販売を加速させており、合わせて現地生産も進めている。

本社、津久井フル稼働

 このため、海外市場で同社製品に対するニーズも高まっており、本社・相模原事業所(大山町)と津久井はフル稼働の状態が続いている。
 下九沢は昨年の生産停止後、同社で販売する中古機械の倉庫や貸工場として活用しており、工場としての役割は担っていないが、生産機能の再開で需要増に対応、新たにプレス機のユニット品生産などを行うという。
 なお、同社がこのほど発表した2012年3月期の連結決算は増収増益となった。売上高は前年同期比27・4%増の522億4000万円。本業のもうけを示す営業利益は同52・0%増の22億2000万円だった。自動車向けが好調で国内、アジア、北米、欧州など各地域での販売が大幅に伸びた。

13年3月期も成長キープ

 13年3月期も売上高、営業利益ともに成長を見込む。自動車メーカーや部品やメーカーが、メキシコやアジアで現地生産を強化しているため、海外事業に力をいれるという。

− 6月 1日号掲載記事より−


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