2012年(平成24年)
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日刊 相模経済新聞


最新の相模経済新聞紙面から、厳選した記事をお届け致します。

4月 2日 月曜日

[ 大和市の千本桜商店会 ]

和菓子「千本桜だより」など 5商品開発
桜を守る会と連携、1日より販売

 桜の名所として知られる大和市福田地区の千本桜商店会の和菓子店みどりやとコンビニのフレンドマートなかいち、千本桜自治会による「桜を守る会」が連携し同地域限定の和菓子など5商品の「千本桜だより」を開発、4月1日の千本さくら祭りでも販売する。
 同地区を流れる引地川沿いの千本桜をコンセプトにした桜を使用した商品で、これを機に取扱店を増やし地域商業の活性化を目指す。
 この事業は地域業者の連携による個性的な商品開発を市が支援する連携型事業の認定を受けており、5つの商品は次のとおり。
・「桜の塩漬け」千本桜で摘んだ八重桜を塩漬けにし、夏に梅酢につけて桜色と桜の香りに仕上げた。桜を守る会が1袋200円で販売。
・「桜好く咲くラスク」桜の花を押し花のようにあしらい、味はシュガーときな粉の2種類。フレンドマートなかいちが5枚入り1袋210円で販売。電話:046―267―3885。
・「千本桜」カステラ生地に桜風味のきんとんあんをサンド。みどりやが1本650円で販売。電話:046―268―0312。
・「さくらプリン」桜風味の和風プリンで、北海道産純正クリームとクリームチーズでさっぱりとしたコクを実現。季節限定でみどりやが1個230円で販売。
・「千本桜だより」ふんわりときめ細やかな蒸しどらやきの生地は桜の香とほんのり塩味が美味で、小豆の風味が美味しいつぶあんをサンドする。みどりやが1個160円で販売。

− 4月 1日号掲載記事より−


4月 3日 火曜日

[ 津久井商工会おまかせ隊 ]

初の社会貢献活動

 津久井商工会の住宅関連会員で構成する、家のことならおまかせ隊(篠原壮吉会長、34社)は3月25日、同商工会工業部会(小島信幸部長)と協力して初めての地域貢献奉仕活動を行った。

高齢者宅の庭を清掃

 同商工会創立50周年記念事業として高齢者世帯の庭の清掃活動を行ったもので、おまかせ隊の8人が参加した。当初新聞折り込みのチラシで希望者を募ったが、反応がなかったため、商工会職員が口コミで訪問宅を掘り起こした。
 清掃作業の対象になったのは、相模原市緑区牧野大河原の加藤さん(84)宅。江戸時代中期から続くという旧家で、敷地面積はざっと1000平方㍍。木造二階建ての住居を囲むようにして庭が広がる。 「昔は立派な松の木や築山があって、植木の手入れもしましたが、今はほとんど雑木。手入れもしていません」と一人暮らしの加藤さん。そろいのジャンパーを着たおまかせ隊会員は、持参した鎌、熊手、箕などを手際よく使って庭に散乱している篠竹や枯葉、枯草などを集め、燃やすなどした。仕上げに掃く掃除をすると、庭は見違えるように整然としたたたずまいになり、加藤さんは「きれいになってうれしい。ありがとう」とお礼を述べた。
 その後は加藤さんから茶菓でもてなし、「このあたりは昔から畑と機織で暮らしを立てていました。『私しゃ郡内山育ち米の成る木をまだ知らず』という歌を聞いたことがあります」といった昔話を披露。参加者が「勉強になりました」と語る一幕も見られた。
 作業開始から約2時間後に解散となったが、帰り際にある参加者が、住まいの外壁に取り付けられている換気口の蓋がはずれているのを目ざとく見つけ、早速車から用具などを持ち出して修繕。プロの本領を発揮した。
 篠原会長は「初めての活動だが、喜んでもらえるようなら今後も続けていきたい」と話した。

− 4月 1日号掲載記事より−


4月 4日 水曜日

[ 相模原西ライオンズクラブ ]

盲導犬育成で募金呼びかけ

 相模原西ライオンズクラブ(南区東林間2―7―16、土田宏会長)は3月17日、小田急相模大野駅前で盲導犬育成支援の募金活動を行った。公益財団法人日本盲導犬協会神奈川訓練センター(横浜市港北区)のスタッフとPR犬に加えて、現役の盲導犬とそのユーザーも参加。総勢19人と2頭が道行く人に呼びかけた。
 盲導犬育成には1頭あたり300万円必要ともいわれるが、その費用は募金や寄付で賄われており、普及には社会全体の理解と協力が欠かせない。
市内のライオンズクラブ(LC)は約20年前から相模大野や橋本駅周辺で普及活動に取り組んでおり、同LCも2010年の発足以来春と秋の募金やラブラドール犬の人形がついた募金箱を病院や店舗などに置く活動に力を入れている。

相模大野で 17万円超

 この日は雨にも拘わらず呼び掛けや犬の姿に足を止める人や、募金箱にお金を入れてPR犬の頭をなでる子どもの姿も見られ、募金額は17万円を超えた。
 同LCは市内LCの長年の活動で盲導犬の認知が進んだ成果とし、「地域の人の理解に感謝している」と話す。相模大野駅では今後、4月14日に相模原LCが、5月12日には相模原けやきLCがこの募金活動を行う。

− 4月 1日号掲載記事より−


4月 5日 木曜日

[ コトブキ園 ]

鶏卵ブリュレが県指定名菓に
「ニワトリさんからの贈り物」

 相模原市南区に農場と直売所を設ける㈱コトブキ園(横浜市港北区、角田克己社長)が製造、販売するクレームブリュレ「ニワトリさんからの贈り物」が2月29日、第25回神奈川県名菓展菓子コンクールで優秀賞を受賞し、県指定名菓に認定される運びになった。
 容器は卵の殻。特殊な機械を使って上部をきれいにカットして、洗浄、消毒後にブリュレの液を入れてオーブンで焼いたもので、1個250円とやや高めの価格設定だが、濃厚で高級感のあるスイーツに仕上げた。販売時には紙製の卵パックに入れるなど、遊び心あふれるパッケージ方法も楽しく、好評を得ている。
 同社は女性向けに葉酸を強化した恵寿卵、ビタミンAとEを強化した長寿卵など栄養機能別に特化した高品質な卵を生産、スーパーなどに卸すほか、昨年6月に開店した直売所「農場の家」(南区麻溝台2―9―20)でも販売する。地産・地消だけでなく、加工で付加価値を高める手法を重視、木を多用した明るい内装で統一された店舗の一画をガラス張りの菓子工房とし、ブリュレのほかにもシュークリームやロールケーキなど生みたての卵を使った菓子を製造販売する。

ヒヨコ育成からこだわり  高品質な卵生産

 味の決め手は卵の生産方法による。通常、養鶏所はトサカの生え始めた若鶏を購入して卵を産ませるが、同社は孵化直後のヒヨコから育成。餌やワクチンなどを相模原の気候や風土に合わせてこまめに調整し、健康な親鶏に育てる。「ヒナの状態から常に体重と骨格をチェックし、希望の卵を産む鶏に仕上げる」と角田隆洋専務。厚生労働省のHACCP(ハサップ)承認を目指すなど衛生管理体制でも対策を怠らず、鶏にも卵にもゆるぎない自信を持つが、加工については「原料の良さを超える味を作るのに苦心した」と語る。
 県指定名菓は全国の指定名菓コンクールにも出品でき、販路が広がる可能性もあるが、現時点では一気に広げる予定はないという。角田専務は、「卵農場という基本から逸脱せずに、お客様に直売所に足を運んで頂き、ここでしか買えない味として定着してほしい」と話している。
電話:042―740―2419(農場の家)

− 4月 1日号掲載記事より−


4月 6日 金曜日

[ 大船渡市支援市民ボランティアの会 ]

被災写真を洗浄

 銀河連邦友好都市として相模原市による大船渡市支援の様々な取り組みが行われるなか、相模原市在住で首都大学東京准教授の野元弘幸さんが昨年6月に立ち上げた大船渡支援相模原市民ボランティアの会(藤田繁幸代表)は現在、津波に浸かった写真を洗って返す活動に取り組んでいる。
大船渡市の中心部にある「思い出ハウス」で被災写真を預かって相模原に運び、洗浄後アルバムに入れて届け、再び同ハウスに展示しているもので、4回目の3月20日、会場の市立けやき会館内にある市民生活サポートセンターの会議室には20人ほどが参加者した。
 アルバムや写真は見つかった場所ごとに厚手のビニール袋に入れて管理、作業はこの袋単位で行う。半乾きのものも多く、袋から海水に膨らんだアルバムを出して開くとカビの匂いが立ち上る。破傷風などの予防のためマスクとゴム手袋が欠かせない。
 はじめにアルバムから写真を1枚ずつはがすが、海水や時間の経過による損傷が進み、画像が残っているように見えても保護のビニールカバーを剥がすと絵の具のように溶けて流れるものも多く、画像がビニールに貼り着いて白い紙だけしか残らないものもある。
 入学式や結婚式などの人生の節目や季節の行事など様々な場面があるが、少しでも顔の残るものは捨てない。ぬるま湯の中で2度洗い、新聞紙やタオルで水気を取ったあと洗濯バサミに吊って干し、最後に新しいアルバムに収める。剥がす時に溶け出した部分は真っ白になり、白い枠に囲まれたようになる。

20箱届けなお続行

 震災から1年、同会はこれまでプラケース約20箱分の「新たなアルバム」を届け、持ち主の手元に戻ったものも多いというが、現地で作業を待つ写真はまだ多く、完了までには1年から2年はかかると見込んでいる。 今後は同じ会場で4月3日と15日、5月1日と15日に行い、いずれも9時30分から午後5時までの都合のつく時間に参加できる。問い合わせは藤田さん
電話:042―754―6084。

− 4月 1日号掲載記事より−


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