2012年(平成24年)
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日刊 相模経済新聞


最新の相模経済新聞紙面から、厳選した記事をお届け致します。

1月30日 月曜日

[ 相模原総合高等学校 ]

大船渡市の小学校に物資 90万円
  8カ月募金活動

 県立相模原総合高等学校(相模原市緑区大島1226、船橋憲正校長)は全校を挙げて8カ月におよぶ大船渡支援の募金活動を行い、12月19日に同市立赤崎小学校に運動用具、放送機材など総額約90万円の物資を贈った。
 「高校生でも全校生徒が力を合わせて出来ることを継続して行えば、大きな支援活動ができるのでは?」との発想から同高生徒会が4月にプロジェクトを立ち上げ、町田駅ビルでのフリーマーケットや橋本駅前での街頭募金、市民会館でのチャリティコンサートなど、11月まで主に休日を利用した8回の活動を展開。結果、当初の目標額を大きく上回る約93万円の義援金が集まり、大船渡市教育委員会からの「震災で校舎が全壊し、別の小学校で合同授業を行っている赤崎小学校に物資を」という要望を受け、フットサル用ゴールやサッカーボール、ワイヤレスマイクなど110点と生徒がデザインした応援幕を、手作りのクリスマスカードとともに届けた。
 生徒会本部の震災支援プロジェクトリーダーの今井萌絵さんは「試行錯誤しながらの8カ月でした。役に立ちたいと始めたプロジェクトでしたが、私たち自身が多くのことを学ぶ貴重な機会になったと思います。大船渡の子どもたちが少しでも笑顔になれば」と話す。
 また同顧問の天野真一教諭は「コンサートでは吹奏楽部、街頭募金では運動部も協力するなど全校挙げての活動だったが、周囲の多くの人に支えられての成果」とし、3年後に再建する計画の同小について「今回の物資が本来の場所で活用されれば嬉しい。来年度の生徒会でも活動を行う予定で、今後も支援を続けて行きたい」と話している。

− 1月 20日号掲載記事より−


1月31日 火曜日

[ 櫻内工務店協力会 ]

大船渡市に義援金50万円寄託

 建設業の㈱櫻内工務店(相模原市中央区鹿沼台1-14-7 櫻内康裕社長)と、協力会社40社で構成する櫻工会(八木正樹会長)は12月26日、市役所を訪れ、東日本大震災で被災した大船渡市への義援金 50万円を寄託した。
 同会で親睦会などを開くために積み立ててきた会費を活用したもので、櫻内社長は「被災地で寒さを乗り越えて欲しいという思いから、話し合って寄付した。これから寒さが一段と厳しくなるので、仮設住宅などでの寒さ対策に役立ててもらいたい」と話している。

− 1月 20日号掲載記事より−


2月 1日 水曜日

[ 河本総合防災 ]

震災対策技術展に出展

 ㈱河本総合防災(相模原市中央区鹿沼台 2-1-3、河本俊二社長)は2月2日と3日にパシフィコ横浜のアネックスホール(横浜市西区みなとみらい 1-1-1)で開かれる第16回震災対策技術展に出展する。
 震災を中心に自然災害を含めた対策製品などを開発、製造し販売する 150近い企業、団体、研究機関などが技術を紹介する展示会で、同社は耐震グッズ、非常用食料品、防災キャビネットを出品、防災食では①非常食②事前対策③初期活動④避難生活の4項目に分けて展示、被災地企業とのコラボで製造した気仙沼産フカヒレスープ、煮魚も紹介する。

朝日建設や地層科学研究所も

 また、同技術展では相模原の朝日建設㈱(中央区淵野辺 4-16-14、中川秀樹社長)が住宅用の制震ダンパー「MAK―1」、大和市の㈱地層科学研究所(上和田 1794、里優社長)がMEMS加速度センサー、同無線センサーなどを出品する。
 一方でシンポジウムやセミナー、講演会も組まれており、3日に岩手県が「東日本大震災からの復興に向けた取り組み」、茨城県が「防災体制と東日本大震災時の県の対応」を紹介する。詳しくは 同技術展ホームページ( www.exhibitiontech.com/etec/ )で。

− 2月 1日号掲載記事より−


2月 2日 木曜日

[ 相模女子大学 小泉ゼミ]

タイにリユース車椅子

 相模原市の相模女子大学(南区文京2―1―1、谷崎昭男学長)の英語コミュニケーション学科の14人のグループ「トムヤンちゃん」(小泉京美講師ゼミ、広瀬由梨代表)が進めてきた「タイに子ども用車椅子を送るプロジェクト」がこのほど、修理を終えたリユース車椅子の積み込みを終え、タイに向けて出発した。
 東日本大震災の際に全世界から受けた復興支援に対する学生国際交流プロジェクト「世界はひとつ。日本の『ARIGATO』を伝えよう!」((社)日本旅行業協会主催)で、で車椅子プロジェクトが「優秀企画」に選出されたのがきっかけ。
 タイからは原発事故で電力不足の日本へのガスタービン発電機の無償貸与など様々な支援を受けているが、グループは同国で車椅子が無いために外出できない肢体不自由の子どもが多いこと、一方で日本の子ども用車椅子は成長に合わせてオーダーメイドするため3年ほどで不要になり、リサイクルも進んでいないことに着目し、「日本で使われなくなった車椅子をタイの福祉施設に送り現地の子どもたちの外出を実現する」と結びつけたが、選出後「企画書だけで終えるのは惜しい」と活動をスタートさせた。
 昨年秋から県内福祉施設を回って2施設から80台の車いすを貰い受け、NPO法人「海外に子ども用車椅子を送る会」(東京都福生市、森田祐和会長)とともに修理し、賛同した武蔵大学の学生とも協力しながら、フリーマーケットや募金を通じて難航した資金調達もクリアした。

福祉施設に80台

 80台は2月中にバンコク市内の福祉施設に到着予定で、3月1日に小泉講師や広瀬さんらが現地を訪れ贈呈式を行う。学生が外国に車椅子を送る企画をしたのは今回が初めてで、「たくさんの子どもに外の世界を知ってもらえたら」という願いは、この春はじめの一歩を踏み出す。

− 2月 1日号掲載記事より−


2月 3日 金曜日

[ 東榮電化工業 ]

県優良工場に選ばれる
  フープ金めっき技術で付加価値高める

 県は1月19日、2011年度県優良工場5社を表彰、この1社にアルマイト加工、フープ部分金めっきを手がける相模原の東榮電化工業㈱(中央区小町通2-5-9)が選ばれた。
 「アルマイト加工」はアルミニウム製品の耐食性、対磨耗性などを強化する技法で、「フープ部分金めっき」は電子部品のハンダ付けに欠かせないニッケルバリアを施す技術。同社は「国内で生き残れるめっき屋」をスローガンに、海外の安価な商品と競合しないよう付加価値の高い技術の開発に注力している。

働き易い職場作りも評価

 その一方で工場各所にスポットクーラーや脱臭装置を配置、めっき工場特有の熱気、臭気対策に努め、従業員が働きやすい職場づくりを徹底している。
 このほかの受賞工場4社と主要製品は次のとおり。▽シャブロ工業㈱(海老名市)工業用ブラシ、バフ製造▽東京メータ㈱(川崎市)絞り流量計、動力計測器▽㈱中込(なかごめ)製作所(横浜市)オフィス向けスチール家具等▽㈱マルサン・ネーム(横浜市)シートスイッチ、シートセンサー等。

− 2月 1日号掲載記事より−


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