2011年(平成23年)
相模経済新聞社
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お知らせ

5月末でいったん休止していた Webでの記事配信を 10月より再開しました。
最新号の紙面から1日一件ずつ記事をピックアップして掲載してまいります。今後ともご愛読のほどよろしくお願いいたします。

11月14日 月曜日

[ メイプルスポーツ ]

北里大療法士がセミナー

 メイプルスポーツスタジオ(中央区千代田2‐2‐15、山内仁代表)主催のリハビリテーション一般市民公開講座の第2弾「こころの仕組みとケア〜認知症の対応を理解しよう」が10月29日午後2時30分から開催された。
 6月11日に行われた第1回「からだの仕組みとケア〜五十肩を治療しよう」に続くもので、全12回の講座を通して身体の仕組み、心の仕組み、癌、障碍、脳、老いなどを共に学び、医療専門家と一般家庭とが協力して、より良い生活・社会環境を築きあげていこうという趣旨。
 北里大学病院作業療法士の神保武則さんの提案が同スタジオを運営する山内さんの協力によって実現したもので、参加者からは500円の義援金を受けて全額が東日本大震災被災者への支援に充てられる。

認知症の誤解説く

 神奈川県立保健福祉大学研究科で教鞭をとる認定作業療法士の鎌田樹寛さんを特別講師に招き、映像で現場の数々の問題とその対処法、成果などを学んだもので、参加した市民、介護職従事者など21人で、「人は朝陽でリセットされるので早寝早起きは理に適っている」「認知症患者は何もわからなくて呑気というのは誤った見解で本人は不安を抱えている。だから自分の歴史を繰り返し話すことで確認している。否定しないで見守っていく姿勢が重要」といった、豊富な経験に基づく話に聞き入り、車椅子のお年寄りが、かるた遊びの中で思わず自分の両脚で立ち上がる映像に会場が湧くひと幕もあった。
 その鎌田さんは「認知症予防の最大のカギは孤立しない、させないこと。人は人との交わりの中で磨かれ安らぎ人間らしさを保つことが出来る」と強調する。
 次回は「からだの仕組み〜腰痛症状を緩和しよう」で、日時は同スタジオの掲示で告知する。要予約。

− 11月 10日号掲載記事より−


11月15日 火曜日

[ 桜美林大学 ]

孔子学院 開設5周年記念シンポジウム

 桜美林大学孔子学院(東京都町田市常盤町)は11月13日午前10時から同学院の開設5周年を記念した記念式典とシンポジウムを開催する。
記念式典では中国語を学ぶ15歳から35歳までの青少年が主体となり、日中の交流と相互理解を深める「日本青少年中国語友の会」の紹介と設立を宣言する。
また、シンポジウムでは北京大学の陸倹明教授による中国語と中国語教育をテーマにした記念講演や、孔子学院の楊光俊院長を司会に、国内や中国、韓国、シンガポールからのゲストを交えたパネルディスカッションを行う。会場は桜美林大学町田キャンパス内荊冠堂で、入場は無料。

− 11月 10日号掲載記事より−


11月16日 水曜日

[ 尾崎行雄を全国に発信する会 ]

13日に咢堂杯演説全国大会

 相模原市(旧津久井町)で生誕、明治時代から昭和初期にかけて活躍した政治家の尾崎行雄(咢堂)にちなんだ第9回演説全国大会が11月13日午後1時に杜のホールはしもとで行われる。

高校生ら8人臨む

 尾崎行雄を全国に発信する会が主催、相模原市民文化財団と共催で行い、第1部の演説大会には中学・高校生の部で3人、青年の部で5人の弁士が臨み前県知事の松沢成文氏や参議院議員で弁護士の丸山和也氏らが審査員を務め、第2部は石田尊昭氏がコーディネーター、第1部の審査員らがパネリストを務め「日本の歩む道―震災後の日本」をテーマにパネルディスカッションを行う。問い合わせは mail@gakudo.net 迄。

− 11月 10日号掲載記事より−


11月17日 木曜日

[どんぐり源さん]

どんぐり食品化で手応え

 昨年9月にどんぐりの食品化事業を始めた「どんぐり源さん」(相模原市南区新磯野1―39―10、平賀国雄代表)がどんぐりの鉱泉煎餅と豆腐を開発し販売、健康食も兼ねているため「スタートはまずまずの売れ行き」と、手応えを感じている。

糖質が高く渋み抜き不要

 平賀さんが利用するどんぐりは近隣にも散在するマテバシイ種で、「タンニン質が0・5%と少なく渋み抜きの必要がなく、旨み成分の糖質が54・8%と高いため、なにをつくってもおいしい」そうで、豆腐は50g 250円で販売している。

クッキーや豆腐に

 簡単な調理方法は圧力釜で20分ほどかけて柔らかくしたあとフライパンで炒めるとパチパチ割れて、そのまま食べられるが、実の部分をミキサーなどで粉砕してクッキーや豆腐にしており、平賀さんが粉にしたあと群馬県安中市の食品工場に委託して製造している。このほかパンや麺類、ケーキなどにも利用している。
 そのどんぐり集めは、小学生など子どもたちや主婦らのボランティアで行っており、例えば1Kgを集めると100円相当のどんぐり食品と交換している。
 また、県央の大手工場にあるどんぐり林では、社員が拾って集める役を担うなどの協力も受けた。どんぐりは日本でも縄文時代、主食として利用され、北朝鮮や韓国は「どんぐり先進国」とも言われ、ダイエットなど健康食として見直されているという。
 そうした経緯や流れから見て平賀さんは、「老人ホームや学校給食の利用を勧め、市民の健康増進に向けて役立ちたい」と話している。

− 11月 10日号掲載記事より−


11月18日 金曜日

[ 県立橋本高校 ]

中国の高校生と交流
 相原高校も加わり”おもてなし”

 県立橋本高校(相模原市緑区橋本8ー8ー1、鈴木芳行校長)に10月25日、中国の高校生13人が訪れ、これに県立相原高校(橋本2ー1ー58、折笠初雄校長)の生徒たちも加わり、授業参加や日本の伝統的な遊びに挑んだりして交流した。
 中国の高校生たちは、(財)日本青少年研究所(千石保理事長)が1997年から毎年行っている日本語作文コンクールの最優秀受賞者たちで、同研究所が日本の文化、学校生活を知ってもらうために招待、1週間滞在した。
 この日午前9時30分に橋本高校を訪れた中国の高校生たちは、同校3年生の15人が選択する中国語の授業に参加、両校生徒が一緒になってグループをつくり、身ぶり手ぶりをまじえて自己紹介したり、中国の高校生活を質問して日頃の中国語学習の成果を試し、中国の高校生はけん玉や達磨落としなどに挑戦した。
 このあと、校内案内と授業見学が行われ、橋本高1年生の国語で漢文の授業にとりわけ関心を抱いたようで、居合道の授業見学では袴姿の女子生徒たちを見て「カッコイイ」と拍手。
 そして昼食には相原高が生産した豚肉と豚汁、新米のオニギリが提供され、その食事の内容を相原高の生徒たちが紹介、中国の高校生には校内で農産物を生産する農業高校は特別に写ったようで、オニギリをおかわりしながら感心していた。このあとはで歓迎会も行われ、橋本高ダンス部と相原高ジャグリング部が演技を披露、中国の高校生に記念品を贈った。
 さらに午後は橋本高と相原高が連携して行っている剣道の練習にも挑み、橋本高の鈴木校長は「相原高と橋本高が協力した"おもてなし"が出来て喜んでいただき、大変充実した1日でした」と感想をもらしていた。

− 11月 10日号掲載記事より−


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