2011年(平成23年)
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お知らせ

5月末でいったん休止していた Webでの記事配信を 10月より再開しました。今後ともご愛読のほどよろしくお願いいたします。

11月 7日 月曜日

[ SC相模原 ]

JFL昇格に挑戦へ
 社会人大会で準優勝

 SC相模原が10月15日から19日にかけて岐阜県で行われた第47回全国社会人サッカー選手権大会で準優勝し、これにより11月18日から行われる第35回全国地域サッカーリーグ決勝大会に出場(9月の日本サッカー協会優遇措置)、JFL昇格を賭けた戦いに挑む。

18日から1次ラウンド

 1回戦で北海道代表の六花亭マルセイズFCに3―1、2回戦で東北代表のグルージャ盛岡に3―1ex、準々決勝で開催地岐阜県代表の岐阜セカンドに2―1、準決勝で四国代表の愛媛FCしまなみに3―0で勝利、決勝で関東代表の東京23フットボールクラブに0―1で敗れた結果の準優勝で、これにより全国リーグ決勝大会は北海道と東北、関東、北信越、東海、関西1部と中国、四国、九州の地域リーグで優勝した9チーム、全国社会人サッカー選手権大会の優勝、準優勝の2チーム、日本サッカー協会推薦優遇措置枠1チームの計12チームがA・B・Cの3グループに分かれて11月18日から20日まで1次ラウンドを行い、各グループの1位と2位の最上位チームが12月2日から行われる決勝ラウンドに進出、同ラウンドもリーグ戦を行い、1位と2位がJFLに昇格、3位がJFL16位と入替戦を行う。
 望月重良監督はこうした今後の戦いについて「(社会人サッカー選手権)決勝まで進み、最後の最後で負けて悔しいが、全国地域リーグ決勝大会で笑えるように1日、1日を大事にトレーニングしていきたい」とコメントした。

− 11月 1日号掲載記事より−


11月 8日 火曜日

[ 職能開発大学校 ]

古川校長就任で存在感

 今年9月に創立50周年を迎えた職業能力開発総合大学校(相模原市緑区橋本台4―1―1、古川勇二校長)が2012年4月から古巣の東京都小平市に34年ぶりに移転、この間は地域との関係も地味だったが、2008年10月に同校の第6代校長に古川氏が就任して以来存在感が増し、市民会館で開いた50周年式典では「相模原市が世界有数の内陸ハブ都市となり得る」と強調、反響を呼んだ。そこで改めて、同校長に相模原市の産業集積によるハブ化構想などを聞いた。
 古川校長は都立大学工学部卒で現在68歳。同大で教授を務めたあと工学部長・工業研究科長などを経て今も名誉教授の傍ら2011年に東京農工大、上海交通大の名誉教授に就任した。
 相模原との縁は職能大のほか、首都圏産業活性化協会(TAMA)会長 を務めているが、通産省時代から経産省に至る今も数多くの委員会委員、さらに旧文部省、現科学技術庁の委員など歴任、学会および一般表彰の受賞も多岐にわたる。

相模原の産業集積で提言・東南アジアのハブに

 こうした経歴の中で昭和30年代には東京23区にあった工場の郊外移転で埼玉の狭山、東京の八王子と立川、神奈川の相模原の国道16号線沿いへの移転が始まり、その工業集積を一体的に進める首都圏産業活性化協会を設立、その延長で中小企業の振興に向けてSIC(さがみはら産業創造センター)も設立され、同氏がこの仲立ちをしたと明らかにした。  その一方で、相模原のアイダエンジニアリング、三菱重工業、厚木の牧野フライスなどと関わりを持ち、三菱重工では工場のレイアウト、アイダでは日本で初めての変型加工のレーザー応用複合生産システムの開発に大学教員として関わるなど、無料コンサルタントとして関与したという。
 そうした経緯の中で浮上してきたのが工業都市相模原のハードのハブ機能化で「周辺の都立大、東京工大、青山学院大、職能大と連携してきちんとした産業振興案を打ち出し、今も相模原は県内、首都圏で一定のハブ機能を持っているが、それをより強固にして東南アジアのハブ都市を目指すべきだ」と提言、行政、大学、産業機関が一体となって早急に取り組むよう促している。

− 11月 1日号掲載記事より−


11月 9日日 水曜日

[ 県立相原高校 ]

2級の造園技能士に過去最高の 4人合格

 県立相原高校(相模原市緑区橋本2―1―58)はこのほど、環境土木科3年の生徒4人(男子3人、女子1人)がプロの造園職人も受験する2級造園技能士に合格したと発表した。4人合格は過去最高という。
 造園技能士は造園業に従事する者に必携の資格国家検定で、実技と学科試験で行われ、実技は制限時間内に課題の庭園施工と造園樹木の枝葉を見て樹木名を答える試験、学科試験は造園知識を問う内容で2級レベルは3級と違いプロの職人でも難しい試験と言われている。
 その2級に挑戦したのは前年度3級に合格した生徒のうち5人で、卒業生による相原造園研究会の指導、助言を受け、放課後や休日にプロの技術で指導を受けたという。
また、3級造園技能士試験でも昨年度より9人多い生徒19人が合格したという。

− 11月 1日号掲載記事より−


11月 10日 木曜日

[ 相模原塗装協同組合 ]

保育園でボランティア活動
 プロの技で遊具塗り替え

 相模原塗装協同組合(志村道男理事長、41社)は10月23日、ボランティア活動として市立大沼保育園(南区東大沼3‐18‐20)の遊具の塗り替えを行い、11社が参加した。
 20回以上続けているボランティア活動の一環で、保育園では3回目。園庭に設けられているブランコ、すべり台、藤棚の手すりや支柱、棚などが色あせてしまっているため、同組合が塗り替えを申し出た。
 曇り空のこの日、参加者は午前8時30分に集合し、塚本幸子園長の出迎えを受けた。志村理事長(㈱鹿沼社長)も顔を見せ、「子どもたちが喜ぶよう、しっかりやってくれ」と言葉をかけた。
 このあと早速、用意した白、赤、オレンジ、黄色、青、緑の塗料の缶を取り出し、前作業のさび落としに着手。外から見える部分だけでなく、支柱の根元の土を掘ってお色直しの準備を施した。
 作業はプロの職人らしい手際のよさで進められ、専門用語もいくつか飛び交う中、「こうやって毎日みんなで仕事ができたら楽しいだろうな」の声も出て和気あいあいの雰囲気。
 すべり台は手すりがオレンジ色、順番待ちの台が青色、ブランコは緑色、藤棚は黄色に塗り上げられ、まるで新品のようなできばえ。塚本園長は「子どもたちの喜ぶ顔を早く見たい」と感謝の弁。参加者は後片付けを済ませ、午後2時近くに作業を終えた。
 同組合は東日本大震災の被災地でがれき撤去作業に有志が参加するなど、ボランティア活動を積極的に行っている。
大沼保育園での活動に参加した組合員企業は次の通り。▽㈱原田美装(西大沼)▽完美塗装(田名塩田)▽玄洋塗装(愛川町)▽㈱タカチホ産業(上鶴間本町)▽㈲小沢塗装店(由野台)▽大野塗装店(東大沼)▽秀和塗料㈱(座間市)▽一友ビルドテック㈱(陽光台)▽㈲すが塗装工芸(厚木市)▽田辺塗料㈱(相生)▽サンライズ塗装企画(千代田)

− 11月10日号掲載記事より−


11月11日 金曜日

[ 相模防犯ナビ ]

首に下げインフルエンザウィルス阻止

 インフルエンザウィルスなどが流行する冬を前に、衛生製品の販売に取り組む相模防犯ナビ(相模原市中央区、遠藤郁博代表)は首から下げて携帯することで周囲の空気を浄化できる「クリーン空間スペースガード」の販売に力を入れている。

二酸化炭素で空気浄化 周囲1メートルで効力

 同製品はウィルスや花粉に効くとされる二酸化塩素と固形剤を混ぜ合わせたもので、空気に触れることで二酸化塩素ガスが発生し、周囲1メートルのウィルスを死滅させる仕組みという。
 2009年4月に北里環境科学センター(相模原市)が行った調査によると、携帯後10分から30分ほどでA型インフルエンザやノロウィルスが約99%不活性化(死滅)する効果が確認されている。

ネームプレートに入れて携帯

 大きさは縦6cm×横9cm、重さは9グラムでネームプレートなどに入れて携帯できる。開封してから1カ月間ほど利用が可能という。
 販売元がある名古屋市を含めて中部地方から西日本にかけて需要があり、毎月一万個ほどの売り上げを記録しているそうで、遠藤さんは「今年は関東や東北でも、幼稚園や学校など公的なところで使ってもらえるように働きかけたい」と意欲を示している。

− 11月10日号掲載記事より−


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