2010年(平成22年)
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5月10日 月曜日

[トップセールスに挑む]
(株)APO‐COMI代表取締役の柴田輝隆さん
現場主義を徹底、東京進出へと大きく飛躍

 清掃業務とビルメンテナンスの(株)APO-COMI(相模原市中央区横山2—8—16)社長の柴田さん。長引く景気低迷で業績を落とす中小企業が多いなか同社は大きく受注を伸ばし、今年3月に9期目を迎えた。
 業務内容はマンションに清掃員を派遣する定期清掃業務が7割、商業ビルや学校、高齢者施設などのビルメンテナンス業務が3割を占める。清掃業務だけでなく、各種給排水管理、消防設備点検、修繕まで自前でできるのが強みで、相模原の本社の他に、名古屋、横浜、東京に営業所を展開、昨年秋から本格的に東京進出を果たした。
 「これまでは県内と長年お付き合いのある名古屋が業務エリアの中心でしたが、昨年の9月に大手管理会社さんから都内の受注を頂いたことを契機に、東京へと本格的に事業展開しました」と柴田社長。大手管理会社はより品質の高い清掃業者へと、常にシビアな目線で取引業者の選定を行っている。そうしたなか、同社が大手管理会社から選ばれ、大きな受注を獲得した理由には、良好な経営状態、そして事務や営業、現場がスムーズに連携する組織力がキーワードだったという。
 「3年ほど前に大規模な経営改善を行いました。不採算物件など受注物件を一つひとつ見直して、組織も大幅に改組しました。会社の贅肉を絞って、筋肉質な会社組織を目指したのです」。この影響で4年前に10億円あった売上げは、翌年6億円にまで落ち込んだ。しかしそこから3年間、地道に社内の組織強化を進め、今ようやく10億円に戻ってきたという。4年前に大きく経営の舵を切った決断と、その後の3年におよぶ地道な経営改革が、大手管理会社から信頼を得る経営状況と組織力を生み、東京での大規模受注という大きな飛躍として花開いた。
 これを契機に昨年秋、社名を「アポロコミュニティ」から「APO—COMI(アポコミ)」に変更。「より親しみやすいよう社名を短く、またグローバル化を意識して英語表記にしました」と柴田社長。9期目を迎えた今期は、ISO9001の取得を目指しており、さらなる品質向上にも余念が無い。
 こうした柴田社長の経営方針には、首尾一貫して徹底した「現場主義」が根底に流れている。「私は『現場想像力』と呼んでいますが、こうしたらきっとお客様が喜んでくれるのではないか、と現場の人間が想像する力が重要なのです。人は考えが変れば、行動が変ります。行動が変ると結果が変ります。一人ひとりの現場清掃員が、この想像力を持って作業しているかどうかで、品質に大きな差が生れるのです」。しかし何百人と抱える清掃員一人ひとりに、こうした会社の考えを浸透させるのは並大抵のことではない。同社では、清掃員向けの社内報を定期発行し、現場の声を吸い上げ、また会社からの情報を発信する双方向ツールとして活用しているほか、清掃員同士の懇親会を開催するなどの取組みも活発に行っている。
 「私たちの商品は、現場です。その現場を支えているのは、言うまでも無くお客様と直接触れ合う清掃員、つまり人です。人を大切にすることが、ゆるぎない現場力へと繋がるのです」と熱く語る柴田社長。その目には熱い情熱が宿っていた。

 

[相模原市]
ラグビー協会をNPO法人として認証

 相模原市は4月12日、政令市移行に伴い認証するNPO法人の第1号として、同市ラグビーフットボール協会(勝又修理事長)に認証書を交付した。
 同協会は1993年4月に設立され、95年4月に相模原ラグビースクールを開校、相模原地域を主にした一般市民にラグビーの普及と支援事業を行い、「ラグビー都市相模原」に向けスポーツの振興と人づくり、健康づくり、国際交流への寄与を目指している。

 

[西武信用金庫]
東京発物産逸品見本市開催
13・14日、新宿駅西口広場で

 西武信用金庫(東京都中野区)は東京都商工連合会(立川市、桂教夫会長)と今年で4回目になる「東京発物産・逸品見本市」を5月13日と14日、新宿駅西口広場イベントコーナーで開く。
 都心部から多摩地域の84団体の食料品事業者(昨年は83事業者)が出展、あきるの名物、世田谷みやげ、吉祥寺銘菓など各地域の自慢の物産、逸品を披露する「食」の見本市で、和菓子、洋菓子、惣菜、食肉などで「デパ地下」のような様相を呈し、例年3万人程度の集客を記録している。
 また、タイムサービスコーナー(プチマルシェ)として、東京で生産される野菜の即売会も午前と午後の2回、2時間限定で行い、食料品バイヤーとのビジネスマッチング機会となる大商談会も行う。
 同金庫はまた、4月19日に八王子市八日町1—11に八王子支店(小町孝支店長)を開設した。
 同市内3番目の支店で、これにより同金庫の店舗は62店、店外ATM35カ所になった。この開店で同支店はオープン記念定期預金の取り扱いを7月30日まで行うほか、新規の普通預金契約者に記念の印鑑ケースをプレゼントする。

5月11日 火曜日

[相模原市都市みらい研究所]
3区の地域特性を調査研究
65歳以上が多いのは南区

 相模原市の都市みらい研究所はこのほど、2009年度に行った3行政区の地域特性に関する調査研究結果を報告書にまとめた。
 政令指定都市移行後の効率的・効果的な市政運営に活用するため、国勢調査の統計データや市民アンケート結果を3区ごとに分けて集計、分析したもので、年齢別人口では中央区で年少人口(0〜14歳)が多く、南区で老年人口(65歳以上)が多い。その南区では65歳以上の単独世帯、同年齢以上親族のみ世帯も多いという状況が判明した。
 また、将来推計人口のピークは緑区が2016年、中央区が2019年、南区が2021年で、その後は減少すると推測。人口密度は中央区と南区が高く、緑区の約10倍になっている。
 さらに、住宅の持ち家、一戸建ての両比率とも緑区が高く、産業3部内別、就業者の割合は緑区と中央区は似ているが、南区は第3次産業の割合が高い傾向になっている。
 一方、アンケート調査による20歳以上の日常生活・行動でも暮らしやすいと感じている点は、緑区が「周辺の静けさや自然・緑の豊かさ」を挙げているのに対し、中央区と南区は共に「買い物をする場所や駅の近さ」を挙げる一方、中央区は「道路整備の良さ」、南区は「病院の近さ」を挙げた。
 週3日以上の車の利用頻度は電車利用頻度の緑区20.4パーセント、中央区21.3パーセント、南区32.2パーセントに反比例する形で緑区が51.1パーセント、中央区が41.0パーセント、南区が27.7パーセントの順で、駅までの移動手段で最も多いのが緑区はバス26.2パーセントだが、中央区は40.3パーセント、南区は49.6パーセントが徒歩だった。
 こうした中で自治会に加入、よく参加しているかどうかでは緑区が22.0パーセントだったのに対し、中央区は13.8パーセント、南区が13.5パーセントと低調だった。

 

[ホームメイド]
食文化スタディ「サボテン」開催
メキシコ食材ノパルを使って

 相模原など全国で121教室を擁するホームメイド協会を運営する(株)サンリッチ(東京都中央区、灘吉利晃社長)は5月15日からメキシコの食材ノパル(ウチワサボテン)などを使った食文化スタディ「サボテン」を同協会の教室で行う。
 ノパルはメキシコでスープやサラダ、煮物、炒め物など様々な料理に使われている食材で、スーパーなどで売っている。ジャムやパウダーに加工したノパルを使う生地やスイーツもあり、カルシウム、カリウムなどのミネラルや、18種のアミノ酸、アスコルビン酸、ビタミン類などが含まれ、しかも低カロリーなので糖尿病予防やコレステロール値改善、心臓強壮作用、アレルギー症状の改善などの効用とか、美肌効果もあるという健康野菜と言われている。
 この食材を使って本物のメキシコ料理に触れてもらうのが今回の食文化スタディで、メキシコ農林水産省の後援をはじめ関係組合の協力を得て行う。
 料理のレシピ提供はメキシコ人シェフのマリア財間さんが行い、マリアさんが料理を直接指導するスペシャルバージョンの講座も数回予定しているという。
 これに先立ち5月14日午後6時から在日メキシコ大使館(東京・永田町)でレセプションを開き、ノパルをはじめとしたメキシコ料理の紹介、提供も行う。また、楽団マリアッチの演奏も披露する。
 手づくり総合教室のホームメイド協会の教室はパン教室からスタート、近年は天然酵母パンの開発にも力を注いでおり、受講者は延べで70万人を越したという。

 

[大和市]
新少年消防団が発足
児童42人が「誓いの言葉」

 小学4年生から6年生までの大和市少年消防団18期生の入団式が4月18日、市消防本部(紺野幹夫消防長)で行われ、男子24人、女子18人の計42人が紺野消防長から「これからつらい訓練もあると思いますが、1年間、仲良く力を合わせて頑張ってください」と激励を受けた。
 紺色の制服に身を包んだ団員たちは少し緊張した面持ちだったが、1人ずつ名前を読み上げられると大きな声で「はい」とこたえ、辞令を受けとって敬礼。そのうえで齋藤海人隊長(市立大野原小6年)に国旗、4分隊長に分隊旗が手渡された。
 そして最後に齋藤隊長と、吉田弥由(深見小6年)、伊禮愛美(大和東小6年)の両副隊長が「火の用心に努めます」「礼儀正しくします」「約束を守ります」「自分のことは自分でします」「互いに助け合います」などと誓いの言葉を力強く述べて締めくくった。
 同消防団は今年3月、全国少年消防クラブ運営指導協議会が「優良少年消防クラブ」の表彰を受けた。

5月12日 水曜日

[とぴっくとーく]
大和市副市長の清水和男さん
持続可能な財政運営を

——就任のご感想は。
 「責任の重大さを痛感し、身の引き締まる思いです。これまで36年間、財務、行政、医療などの分野を中心に職員として市政の一端を担ってきました。この経験を最大限に生かし、職員と一体になって市長を支え、微力ながら市政発展のために誠心誠意尽くしたいと思います」
——市の重要な行政課題は何でしょうか。
 「本市は平成30年まで人口が微増する反面、平成19年には17パーセントだった65歳以上の高齢人口割合が、27年には24.5パーセントに達し、急速に高齢化が進展する見込みです。高齢化が顕著に進む中、景気の落ち込みにより税収が大幅に減少する一方、生活保護費や福祉・医療関係費は大幅に増加し、極めて厳しい財政環境に直面しています。しかし、福祉、医療、教育分野などの歳出を削減することはできません。持続可能な財政運営を担保することが重要な課題だと認識しています。そのためにも、施策の集中と選択に基づく、真に市民の立場に立った施策を展開することが必要だと考えています」
——市発展のキーポイントは。
 「『健康創造都市』を将来像に掲げる市総合計画を推進することだと思います。人の健康、まちの健康、社会の健康づくりを着実に進め、市民の暮らしを支えていくことが大切です。今年度、小児医療費無料化を拡大し、市立病院の医師の大幅な増員と安定的確保の見通しを立てたことは、子育て支援と高齢者のセーフティネットを維持する上で大きな成果だと考えています。これからは住民が住みやすい自治体を選択する時代になるでしょう。自然環境も含めて市民ニーズに的確に応える施策を進め、より住みやすい大和市にしていきたいと思います」

 

[スタジオ フォルテ]
一部料金値下げ
学生バンドの育成狙う

 小田急江ノ島線東林間駅近くの貸しスタジオ「スタジオ フォルテ」(相模原市東林間5—15—5)がこのほど、料金の一部を値下げした。
 (有)帝国堂(上原功次代表取締役)が経営する同スタジオはビル全館に4つの音楽リハーサルスペースを備えており、約20年の営業実績がある。相模原で結成され、「ふたりのあかぼし」が大ヒットした、きんもくせいのメンバーも利用したことがあるという。
 学生中心に利用されてきたが、最近2、3年は中年男性のバンドの利用が増えている半面、高校生、大学生の姿が減っている。このため、「音楽に興味を持つ若者の夢を支えるためにもより低い料金を設定し、利用しやすいようにした」と上原社長。
 値下げしたのは平日午後0時から午後6時までの利用料で、1時間あたり1500円を1200円に改定した。それ以外の時間帯の使用料は1時間あたり1500円〜1900円。中・高校生の学割料金として10パーセントオフ(2時間以上の利用に限る)も実施している。会員登録料(バンドの場合は代表者1人)は1000円。
 4つのスタジオはそれぞれ20平方メートル〜30平方メートルの広さがあり、各部屋にドラムス、ベースアンプ、ギターアンプ、ミキサー、キーボードを備える。  同社長は「リタイアした人たちの合唱練習などにも使ってもらえれば」と話している。電話080‐5674‐1539。

 

[イベント情報]

●大神田みち絵展〜やさしい時間
 5月19日から30日まで中央区千代田2—2—15のギャラリースペース游。2年に1度の個展で、水彩画約28点を展示する。電話042—856—1990。

●火山灰を顕微鏡で見てみよう!
 5月23日午前10時から相模原市立博物館。同館学芸員の河尻清和氏が講師を務め、関東ロ—ム層と日本各地の火山灰の違いを見比べる。参加無料。電話042—750—8030。

●チャリティーコンサート・歌でひらこうこどもの未来〜眞理ヨシコと合唱のひととき
 6月13日午後2時から相模原市南市民ホール。NHK初代うたのおねえさんの歌と第2部でボスニア・ヘルツェゴビナへの想いとして「地雷のあしあと」の朗読およびコール・ブルメリア、コール・ブルメリア、コーロ・オルテンシアらによる合唱組曲を上演。前売チケット2500円、当日券3000円、中学・高校生1000円(小学生まで無料)。子どもたちに平和をとどける会主催で電話070—6673—8730。

●シネマサロン第14回「ローマの休日」
 5月16日と18日午後2時から相模原市立図書館大集会室。オードリ・ヘップ・バーン主演。入場無料、当日先着180人。

5月13日 木曜日

[ABC MART]
郊外型独立店舗が星が丘にオープン
靴主力に7000点揃え

 全国に500店舗あまりを展開する靴の専門店「ABC MART」が4月24日、都県道57号沿いに相模原星が丘店(星が丘3—6—24)をオープンした。
 市内で4番目の店舗だが、既存店はいずれも駅ビルなどに入居しており、初めての郊外型独立店舗。売り場面積は約330平方メートル。ナイキ、アディダス、バンズ、ホーキングなど人気ブランドのスポーツ・ビジネス・トレッキングシューズを中心に、Tシャツやシューケア用品など、合わせて7000点の商品をそろえている。
 小美濃大輔店長は「市内で初めて、県内でも数少ない郊外型店なので、ファミリー主体に幅広い世代のニーズに応える地域密着の店にしていきたい。低定価での提供にも力を入れる」と話す。
 オープン記念としてゴールデンウイーク中、アディダスのランニングシューズ(4725円)、ホーキングのトレッキングシューズ(7465円)、ロックポートのカジュアルレザーシューズ(5990円〜)などのセールを行っている。 
 「ABC MARTの最大の特長は接客。商品説明をていねいに行い、お客様のニーズにいちばん合ったシューズを提供していく」と同店長。地域消費者に親しまれる店になるかどうかがポイントになりそうだ。
 営業時間は午前10時から午後8時。年中無休。駐車場は40台分。
 なお、同じ敷地内に5月中旬、ローソンが開店する。

 

[トップセールスに挑む]
ハイスポット営業部の赤須亮一さん
ソフト開発経験生かし、IT改善を提案

 企業のニーズに応える組込制御システムの開発、ビジネスソリューションの開発、ASPサービスの開発・運用を業務の三本柱にする、(株)ハイスポット(相模原市南区相模大野8—3—10、杉本祥一社長)に入社して6年目。企業を訪問し、IT環境の改善を提案する日々が続く。
 20歳代前半から都内の会社でコボルによる大規模メインフレームの開発などに携わった。「開発の仕事自体はおもしろかったが、だんだん自分が商品として評価されているような気持ちが強くなり、転職を考えるようになった」という。
 29歳のとき、システム開発者としてハイスポットに入社。それまで縁が無かったC++言語による開発も手がけるようになった。「自分で勉強しなければならないことも多いが、新しいことに挑戦する楽しさもある。一歩一歩前進していきたい」と話すのは向上心の表れだろう。
 だが、リーマンショック以来、ソフト開発の業務環境は厳しさを増していると感じ、「ソフト開発は注文を受けてからという受け身の仕事だが、マーケティングも大事ではないか」と考えた末、客のニーズを掘り起こす業務を展開するよう杉本社長に提案した。
 今は企業を訪問してITに関するニーズに耳を傾け、悩みや困りごとの改善・解消に向けたサービスのセールスに励んでいる。「景気が悪くても必要なものは買うと考える経営者は多い。より便利なサービスを納得してもらえる価格で提供できれば、まだまだ市場は広いと思う」というのがこれまでの感触だ。
 中小企業にとって、情報管理の分野で不便さがあっても改善するだけのゆとりが無いことは珍しくない。例えば、従業員の予定がリアルタイムに知ることができない、メールを見ることができるのが社内のみに限られている、社内でメールサーバーを管理しているため運用費がかかりすぎるといった問題。
 これらの改善に向けて今、マイクロソフトのスマートビジネスパートナーであるハイスポット社が推奨しているのは、社内メール環境の変更だ。各企業のサーバーでなくデータセンターにメールを保存するため、いちいち転送しないでもパソコンと携帯電話でメールと社員の予定表などを見ることができるようになり、どれか1台のパソコンが故障しても別のパソコンでメールを確認できる。利用コストは1人につき月額522円。ウイルス対策も常時最新機能を保持している。
 社内だけでなく自宅や移動中でもリアルタイムに情報を入手できる便利さがあり、赤須さんは「競争力の強化とコスト削減を両立させるサービス」と自信の表情。
 「営業先は杉本社長の人脈を生かした企業が多い。自分の提案を採用してもらったことで、強いやりがいを感じている」という言葉通り、トップへの信頼を支えに顧客開拓に意欲を燃やしている。

 

[Sokei短信]

●(株)リガルジョイントがビジネス情報誌「オルタナ」の「環境・CSR経営世界ベスト100社」に
 同誌4月号の特集で同社(相模原市中央区大野台、稲場久二男社長)が選ばれたもので、その選定理由として記事は「自然のエネルギーや力を最大限に利用することを念頭に、オゾン製品、真空ポンプなどの商品開発と環境対応に努める。その技術の1つが『熟成オゾン水生成技術』。高純度の酸素ガスを生成活用し、窒素酸化物はほとんど発生せず、毒性がない。殺菌力は塩素同等で、海外では医療分野でも用いられる。本社ビルでは、雨水をオゾン処理して、トイレ排水、冷温水にも利用している」と示している。

●日産自動車(株)相模原部品センターが今年も相模原市に幼児用豆自動車を寄贈
 近藤章太郎センター長が4月12日、市役所を訪れ、「フェアレディ2」の豆自動車3台を寄贈した。同センターは2005年度に交通安全標語の横断幕を寄贈、2006年度から2010年度までは豆自動車を寄贈しており、これにより寄贈車は合計で19台になった。市はこれを鹿沼児童交通公園に配車し、交通安全教育などに活用する。

5月14日 金曜日

[さがみはら産業創造センター]
ニュービジネスリーダー育成セミナー「SIC経営塾」塾生募集
過去8回で74人が受講

 (株)さがみはら産業創造センター(相模原市緑区西橋本5—4—21、石川幸二社長)は、ニュービジネスリーダー育成セミナー「2010 SIC経営塾」を6月12日から開講するが、経営者または経営幹部の塾生を募集している。
 来年2月5日まで11回開かれる講義は、オリエンテーションに始まり、塾生同士が一緒の時間を過ごし、自社の経営の現状を語る1泊2日の合宿や、時代に打ち克つ「真の経営力」を養成するために、現状分析や存在意識を通して最新の経営理論と実例を学び、異業種の人々との討論をして自社を客観的に見つめ直し、塾生自らが事業構想を再構築するというカリキュラムで行われる。
 (株)浜銀総合研究所経営コンサルティング部の寺本明輝部長、産業創造センター企画事業部の中村浩中小企業診断士がコーディネーターを務め、過去8回でこれまでに74人が受講した。市内企業だけでなく職種も製造業をはじめ建設、販売、サービス、IT関連など多様で、女性経営者もいる。
 中村診断士は「講義の内容と満足度はどこにも負けない自信がある。塾生同士の輪も広がり、120パーセント満足してもらえる」と語る。応募締め切りは5月末。募集人数は15人で、受講料は合宿費用を含め17万8500円。問い合わせは電話042—770—9119。

 

[大和市]
7月から藤沢市と図書館相互利用へ
8市1町1村と広域利用可能に

 大和市は7月1日から藤沢市と市民による図書館の相互利用を行う。4月にこの協定を締結した。
 相互利用の図書館は大和市が市立図書館と渋谷、林間、桜丘、つきみ野の4学習センター図書室で、藤沢市が市総合市民図書館と南、辻堂、湘南大庭の3市民図書館、長後市民図書室。
 大和市は2004年から県央地区の厚木、綾瀬、伊勢原、海老名、相模原、座間、秦野の7市と愛川町、清川村と図書館資料の広域利用を行っており、今回の藤沢市との連携で8市1町1村と相互利用を可能にした。

 

[Sokei短信]

●相模原青陵高2年生の井上尚弥選手がライトフライ級でジュニアオリンピックカップ賞(最優秀選手賞)受賞
 3月に群馬県総合スポーツセンターで開かれた第21回全国高校ボクシング選抜大会兼ジュニアオリンピックカップで優勝、これにより井上選手は高校入学以来、国内公式戦で21戦無敗を記録、2009年はインターハイ、団体でも優勝しているため高校3冠を達成、4月に市教委を訪れ、この報告を行った。同選手はボクシング関係誌でも「史上最強の高校生」という評価を受けている。

●さがみはら安全安心ステーションサポート隊が青パト開始
 相模原南署による青パト実施者証取得を経て、南区役所の安全安心まちづくり推進協議会の青色回転灯装備車(青パト)を使い4月から町田駅南口地域の環境浄化のため始めた。これを機に原則、毎週午後(第5週を除く)に行う。

●大和市立深見小で新1年生歩き方教室
 同小(深見台2—9—1、鈴木京子校長)で4月15日、1年生70人が参加して行われ、交通安全教育専門員の山本一夫さんが「信号が青になったら右と左の安全を確認し、まっすぐに手を挙げて歩きましょう」と、道路を歩くときの基本的なルールを映像や模擬信号機を使って説明、このあと同小の周辺道路を歩きながら横断歩道の渡り方や信号の見方などの実地指導も行った。
 この歩き方教室は大和署と市交通安全母の会、市交通指導員の協力を受けて5月中に私立1校を含め20校全校で行われる。

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