2009年(平成21年)
相模経済新聞社
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12月14日 月曜日

[青山学院大学]
箱根駅伝に2年連続出場
予選会で47大学中8位に

 青山学院大学が1月2日と3日に行われる第86回東京箱根往復駅伝に2年連続出場を決め、12月4日に同大陸上競技部長距離ブロックの原晋監督、同荒井輔主将らが相模原の加山俊夫市長を訪れ、この報告を行い激励を受けた。
 去る10月17日に47大学が参加して行われた同駅伝予選会で同大は本選出場枠11枠のうち8位に入り、2年連続15回目の出場を決めたもので、同大は2008年の大会に33年ぶりに復帰、11時間29分00秒で22位だった。

 

[柏木学園]
公開講座に200人
税務や資産運用等学ぶ

 学校法人柏木学園(柏木照明理事長)が経営する柏木実業専門学校(大和市深見東1—1—9)で11月18日、恒例の秋の講演会が開かれ、学生や近隣の住民約200人が参加した。
 同学園が毎年行っている公開講座で、参加者に税務や雇用、金融などの知識を深め、これからの学習や生活に役立ててもらうのが目的。
 この日はまず、町田かおる氏(大和公共職業安定所)が「就職に対する心構え」と題して講演。県内の9月現在の労働市場について常用一般の有効求人倍率が0.28、常用パートは0.57などの数字を挙げて説明した後、職務経歴書の効果についてさまざまな実例をもとに解説。さらにハローワークの活用法や雇用保険制度についても説明した。
 次いで、小寺壽成氏(大和税務署長)が「税務署の現状と課題」をテーマに講演し、マルサの活動を描く動画も教材に税務署の仕組みや税務制度、そして納税システムのIT化などについて解説した。
 最後は野村隆氏(野村證券投資情報部)がファイナンシャルプランニングについて語り、「将来のお金の使い道を想定した資産運用、資産管理の方法などを手引きした。
 参加者は熱心に耳を傾け終了後、「職務経歴書の大切さがわかった」「自分なりのファイナンシャルプランニングを考えてみたい」などと感想を話していた。

 

[イベント情報]

●ひろえ工房—松村まさひろ・はるえ木工展
 12月20日まで相模原市千代田2—2—15のギャラリースペース游。ポプラの木を中心にカッターナイフ1本でけずって作る椅子、テーブル、チェスト、額などの手のぬくもりを感じる人形も含めた手作り作品50点余を展示。電話042—856—1990。

●シネマサロン「一杯のかけそば」 
 12月15日と20日午後2時から相模原市立図書館大集会室。1992年の西河克巳監督、泉ピン子、鶴見辰吾ら出演の作品で入場無料。当日先着180人受けつけ。電話042—753—2401。

●「いのちの山河—日本の青空Ⅱ」さがみはら上映会 
 12月17日午前10時30分、午後2時、1月29日午後2時30分、7時から杜のホールはしもと。岩手県沢内村村長を務め、全国に光駆け老人と乳児の医療費無料化を行った深沢晟雄をモデルにした大澤豊監督の作品で、一般・学生前売1200円、当日1500円、小中高生は前売、当日800円。鈴木氏。電話042—778—1655。

12月15日 火曜日

[箱根湯本天成園]
全面新築し開業
243室設け、600人受入れ

 相模原市民の利用も多い箱根湯本温泉の(株)天成園(箱根湯本682、目黒俊夫社長)が宿泊施設を全面新築し、12月16日にオープンする。
 天成園は2007年1月、万葉倶楽部(株)(小田原市)の代表取締役、高橋引会長が全株を取得し同社グループになり、施設の老朽化に伴い2008年3月から全棟全館の新築工事に着手し、敷地4万5000平方メートルに建てられた鉄骨7階建ての延べ床面積は1万3600平方メートル。
 これにより築62年の木造離れ「飛烟閣」(ひえんかく)や築42年の本館などすべて解体されたが、敷地内の名所「玉簾の瀧」「飛烟の瀧」や箱根神社唯一の分宮である「玉簾神社」、茶房などを含めた庭園は再整備された。
 客室は全243室で600人収容でき、この中には源泉かけ流し露天風呂つき23室もある。保有源泉3本を使った屋上天空露天風呂もあり、宴会には最大500人まで対応する。
 また、これを機に箱根で初めてと言われる23時間営業に踏み切り、日帰り利用にも対応する。宿泊料金は1人2食付きで1万2000円(入浴税別)からとなっている。
 新築に要した総事業費は約65億円で、初年度の売り上げとして約30億円を見込んでいる

 

[かながわトラストみどり財団]
緑の書道コンクール入選者を表彰

 かながわトラストみどり財団県北地区推進協議会(加藤久雄会長)が緑の啓発活動の1つとして行っている県北地区の小中学生を対象にした2009年度の緑の書道コンクールの入選者が決まり、11月29日午後2時から県相模原合同庁舎会議室で金、銀、銅賞の入選者30人の表彰式が行われた(佳作40人は各学校を通して表彰)。
 4年目となる今回のコンクールに寄せられた作品は2196点で、金から銅までの作品は12月18日まで相模原市役所1階のギャラリースペースで展示されている。金・銀入選者は次のとおり。
 ●小学3・4年生の部〔金賞〕松見沙也香(大野台小)〔銀賞〕▽佐藤芽生(大野北小)▽出口沙樹(鴨の台小)▽工藤実咲(双葉小)▽西潟咲月(若草小)
 ●同5・6年生の部〔金賞〕平本美和(大沢小)〔銀賞〕▽梅澤京花(大島小)▽奥村千穂(並木小)▽種田汐里(二本松小)▽真野陽子(谷口小)
 ●中学生の部〔金賞〕後藤晴菜(上鶴間中)〔銀賞〕▽平本恵理(大沢中)▽遠藤照(藤野中)

 

[Sokei短信]

●JR相模原駅周辺のウィンター・イルミネーション点灯
 JR相模原駅ペデストリアンデッキのモニュメントのイルミネーション点灯式が12月1日午後5時30分から行われ、サクソフォン奏者の小松雄大さんによるミニコンサートが色を添えた。このほか同駅から国道16号線に向かう「さがみ夢大通り」ではイチョウの木、同駅から矢部方面に沿った「さんはぜ通り」には、ナンキンハゼの木、同駅から氷川神社に沿った「氷川通り」もイチョウの木にそれぞれのイルミネーション、「リバティ大通り」ではろうそく型の街路灯に灯がともされた。

12月16日 水曜日

[プレミアム付さがみはら商品券]
22商店会が利用促す
抽選で「あきたこまち」当たる

 相模原商工会議所らによる実行委員会を行う第2回プレミアム付さがみはら商品券の発売が11月28日から始まり、これを受けて市内の22商店会が加盟店で商品券を使うと抽選で「あきたこまち」が当たるキャンペーンを始めた。
 地元商店会の振興を支援するためで、商品券1枚の利用で1枚の抽選券が配布され、相模原と銀河連邦を組む秋田県能代産のあきたこまち5キロ、2キロが抽選で当たる。参加商店会は次のとおり。
 ▽橋本南口商店会▽協組フォレストショッピングセンターはしもと▽相原二本松商栄会▽相模原商協組▽西門地区活性化協組▽にこにこ星ふちのべ協組▽矢部商工みどり会▽上溝商振組▽大野台商店会▽古淵商栄会▽あいロード若松商振組▽東林間商振組▽北里通り東栄商店会▽相模大野銀座商振組▽相模台商店街連合会▽相武台団地商店会▽中野商店連盟▽相模湖町与瀬商栄会▽同町商工会▽藤野町商工会商業部会

 

[女子美出身の上原雅美さん]
市民ギャラリーで個展
色鮮やかな油絵

 今年3月に女子美術大学大学院美術専攻修士課程を修了、これに先立ち同大卒業制作優秀賞を受賞しシェル美術賞でも入選、個展やグループ展なども数多く開いている上原雅美さんがJR相模原駅ビルNOWの相模原市民ギャラリーで12月17日から22日まで個展「Beautiful World」を開く。
 「世界がモノクロに見えていた時期から開放されて、急に道が開けたとき、世界に色がついていることを知った。その時見えた色鮮やかな世界が今もなお、目に焼きついており、その感動と衝撃を油絵にした」という作品(200号から10号程度)約30点以上を展示する。
 上原さんは2007年にも同市民ギャラリーで「愛といふ名の下に」の個展を開いており、今回も同名に「涅槃寂静」をつけた油絵の大作「162センチ×259センチ」や、これに対峙するような「静寂(しじま)の森に忘却す この胸に広がる闇の鼓動を開け」などを出品する。

 

[Sokei短信]

●第16回日本ミッドシニアゴルフ選手権で優勝した佐藤和男選手が相模原市長を表敬訪問
 広島県の広島カンツリー倶楽部で11月10日行われた同大会の優勝争いは秋山カントリー倶楽部の佐藤選手と相模原ゴルフクラブの河本徳三郎選手の2人によるプレーオフの結果、河本選手が4メートルのバーディパットを外したのに対し、佐藤選手が1.5メートルのバーディを決め、初出場で初優勝を果たした。この報告で12月3日に市ゴルフ協会の清水謙二会長らと共に市役所を訪れたもので、加山市長から祝福を受けた。

12月17日 木曜日

[相模原市]
政令市移行100日前カウントダウンイベント
金星探査機に市民メッセージ託す

 相模原市は2010年4月1日の政令指定都市移行100日前の12月22日、カウントダウンイベントを開始、この日午後12時20分から市役所1階ロビーで行うイベントで、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が10年度の打ち上げを予定し、相模原キャンパスで様々な実験を行っている金星探査機「あかつき」(PLANET-C)に市民から募ったメッセージの搭載を託す。
 このためのメッセージを市民から募っており、専用の用紙を公共施設や公民館、図書館、こどもセンターなどに配置している。一方で小中学校109校、保育園28園には配布し、子どもたちに記入してもらっている。
 寄せられたメッセージはアルミプレートに縮小し、「あかつき」本体に貼りつけられ、金星に打ち上げられる。
 同探査機「あかつき」は金星の風の謎に迫る世界初の惑星気象衛星で、打ち上げてから約半年かけて金星周回軌道に到着、約2年にわたり大気の運動や雲の形成過程を観測して金星の気候の仕組みを探る一方、金星と地球の比較により地球環境の成立過程などを調べる。
 そのJAXA自体が100人以上の団体によるメッセージを12月25日まで募集するキャンペーンを行っている。
 A4用紙にメッセージ等(イラストなども可)と団体名を記し、裏面にキャンペーン参加者の数と代表者の住所、氏名、メールアドレス(メールアドレスがない場合は50円切手を添付し代表者送付先を明記した返送用はがきを同封)を記載し、「〒229−8510 相模原市由野台3—1—1、JAXA宇宙科学研究本部『あかつき』キャンペーン事務局」に送る仕組みで、相模原市文化国際課もこの団体メッセージを受けつけている。
 詳細はwww.jaxa.jp/event/akatsuki/index_j.html。

 

[大和市]
韓国光明市と友好都市締結
環境、情報で互恵

 大和市が韓国の地方都市、光明市と24日、友好都市締結を行った。同市が外国と締結するのは初めて。調印式は今月3日を予定していたが、日程が合わずこの日となった。
 調印式は午前11時から市庁舎3階の市長公室で行われた。大和市から大木哲市長、井上昇副市長、松川清市議会議長らが出席、光明市からは李孝善(イ・ヒョソン)市長、沈重植(シム・ジュンシク)市議会議長など7名が臨んだ。
 お互いの自己紹介が終わった後、大木、李の両市長が「友好都市提携盟約書」にサイン。その後、大木市長から李市長に記念品が贈られるなど、終始和やかなムード包まれた。
 挨拶に立った大木市長は「今後は教育、文化、スポーツ、青少年、産業経済、観光の面で交流を進めたい」と話すと、李市長は「両市が姉妹提携を結んだことを光明市民と大和市民と一緒になって喜び合いたい」と笑顔で語った。この後、表玄関付近で両市長が記念の植樹を行い、終了した。
 記者会見した李市長は「都市の環境や美観をまちづくりのなかでどう作ったらいいのか、大和市から学んでいきたい。逆に光明市は行政システムや情報通信が韓国の自治体のなかでベスト3に入るほど先進的。大和市にはこういった情報を提供したい」と述べた。

 

[Sokei短信]

●尾崎咢堂杯演説大会で2人が優勝
 大会は尾崎行雄を全国に発信する会の主催で11月22日、相模原市立あじさい会館で行われ、全国から応募した50人の事前審査を通過した7人が出場、「中学・高校生の部」で2人、青年の部で5人が熱弁をふるった。このうち中学・高校生では東京大学教育学部付属中等教育学校6年の岡部憲和くん、青年では中央大文学部3年の三澤里奈さんが優勝した。

12月18日 金曜日

[相模原市立ふるさと自然体験教室]
愛称“ふじの体験の森 やませみ”に
宿泊8室、来春開設へ

 相模原市が藤野町澤井936—1で建設を進めている市立ふるさと自然体験教室の愛称が「ふじの体験の森 やませみ」に決まった。
 市民からの愛称募集で355点の応募があり、選考委員会の審査を経て決定したもので、「やませみ」は旧藤野町の町の鳥にも指定されていた。
 同施設は約3263平方メートルの敷地に建設する鉄筋(一部鉄骨)3階建てで、延べ床面積が約1809平方メートル。定員20人の宿泊室6室と同5人の引率者室2室、調理室、食堂、いろりの間、野外炊事場を備える。
 利用料金が宿泊室の場合、1室1泊6300円、引率者室が同3200円、日帰り利用が半日で1人1回100円、1日で同200円。この利用申し込みを2010年1月4日から受けつける。

 

[地層科学研究所]
地すべり監視サービス開始
地盤防災に対応

 (株)地層科学研究所(大和市上和田1794、里優社長)は、地すべりを起こしそうな危険な斜面や老朽化した擁壁など内部の状況をインターネットで計測、監視するサービスを始めた。地層内の変化を長期にわたってモニタリング、解析するシステムで、地盤防災や環境変化に対応したものだ。「Geo-Brain Package」の商品名でゼネコンや建設コンサルタント会社、自治体などに供給しており、すでに県内や大阪府内の市町で活用されている。
 地すべり災害が予測される急傾斜地にセンサーを設置し、オフィスや家庭のパソコンで監視できるほか、豪雨時の河川の水位や地震によって起こる液状化の予測もできる。ゲリラ豪雨によって裏山の地層内部がどのように変化しているのか、シュミレーション化することもでき、異常が検知された場合は携帯電話に知らせることも可能だ。
 モニタリングによって取得したデータをそのまま転送するのではなく、時系列にデータ解析するソフトウェア「Geo-Brain」を通じてノイズを除去し、注意すべき地盤の動きを解析する。「逆解析」と呼ばれる手法で地盤内部の状態を推定できるため、自治体などが実施する修復工事の指針にもなる。
 月額の使用料は7000円から。センサーや計測装置の設置は別料金。初年度20件、将来的には1000件以上の販売を目指す。

 

[Sokei短信]

●日本看護協会が来年の看護の日20周年を記念し「感動看護」のエピソードを募集
 看護職に現在従事しているか、過去に従事した人を対象に募集、患者やその家族とのふれあいの中で感謝されたり、新人時代に苦労した思い出などを800字以内でまとめ、①郵便番号・住所②氏名③年齢④性別⑤電話⑥メールアドレス(ある人のみ)⑦職業(看護師・准看護師・保健師・助産師または元看護師・元准看護師・元保健師・元助産師)⑧現職の人は勤務先⑨免許取得年を明記して、〒107—0052 東京都港区赤坂2—11—15、第2堀内ビル「感動看護」エピソード事務局に郵送するかメールでepisode@potion.co.jpに送る(はがき、FAXは不可)。締切りが2010年2月15日で、一次審査で選出された20作品の中から最優秀賞1点(賞金20万円)、優秀賞3点(3万円相当の商品)、入選16点(オリジナルぬいぐるみナースキティ2010)を贈る。問い合わせは電話03—3583—6139。

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