2009年(平成21年)
相模経済新聞社
TEL:042-757-3534
Google検索

  WWW を検索
 サイト内検索

 

9月28日 月曜日

[栄進テクノ]
機械油回収装置を開発
初めての自社製品

 工場設備のメンテナンスや生産ラインのロボット、コジェネレーションシステムによる熱交換ユニット等の設計から製造を手がける永進テクノ(株)(相模原市下九沢1630—2、久保徹夫社長)が初の自社製品となる工作機械の切削水タンクなどに浮上する油の回収装置「eco eit(エコイット)」を開発、7月から販売している。
 製造工場にある工作機械の切削水タンクは運転に伴い油が混入し、カビの発生や悪臭の原因にもなる。こうした混入油の除去装置はすでに30万円から50万円の価格帯で市場に出回っているが、現場では浮上油を柄杓ですくったり切削水の交換で対応しているのが実情。
 同社は取引先の要望もあって今年1月から同装置の開発を開始、久保社長は「装置本体の板金加工の工程をいかに簡単に安く短縮出来るかを設計段階から絞り込んだ」として19万8000円という価格を実現。加えて独自のシステムで90パーセント以上の油の回収率を達成、従来品との差別化を図った。
 同装置は浮き具付きの吸水部をタンクに挿入して空気、切削水、浮上油を同時に吸い込み、本体内で切削水と油に分離して排出するもので、切削水は再利用出来る。本体の機構は空気を最初に排出する独自の仕組みで、従来品より優れた切削水と油の分離を図った。ポンプ能力は1分間に11リットルを吸い上げ、重量が29キロでメンテナンスフリー。機械加工を手がける工場を中心に来年度(9月決算)までに360台の販売を見込む。
 同社長は「切削液の持ちも良くなり、再利用するコストメリットもある」とし、「何よりも現場で作業している人が欲しいものを作った。この商品は現場の環境改善の提案の一つで、こういった装置の導入が当然である状態にしたい」と話す。
 同社はこれまで、設備事業に加え工場の配管ユニットなどの設計から製造まで手がけ、組み立ての手間や全体的なコスト低減まで意識したものづくりに実績があり、同社長は「今後はさらに装置の品質能力を高め将来的には売り上げの50パーセントを占めるまでにしたい。エコイットはいわば今までやってきた総まとめの製品」と話す。一方で同社は国のものづくり支援補助金を受け、スラッチ(切り子)回収装置を開発中で、これにより製品ラインナップの充実も図る。 

 

[高橋石材店]
墓所清掃に反響
墓石クリーニングも

 創業300年余りの高橋石材店(相模原市津久井町三ヶ木427—3、高橋幸一社長)が5月に着手した墓所清掃と墓石クリーニングに反響が出始めている。
 「墓石製作で蓄積した技術を活用できないかと考えて新事業に踏み出した。墓石のクリーニング業者はいるが、石屋がこの業務に取り組むのは津久井地域では初めてだと思う」と高橋社長。お盆の前までに約20件の注文があり、施工は好評という。
 サービスの内容は雑草処理、花立・線香皿の洗浄、墓石の水洗い・水拭き、仕上げ拭きのコンパクトコースと、これらに通路清掃、石碑・墓誌・外柵の水垢落とし、石碑文字内清掃を加えたスタンダードコースの2種類。
 料金は墓石のサイズ、面積、建立年数などによって異なるが、墓所面積3.3平方メートルの九寸和型墓石の場合、コンパクトコースが1万8900円から、スタンダードコースが3万6750円から。施工の前に必ず見積もりを行う。見積もりは無料。
 同社長は「遠くに住んでいるなどお墓参りに行きたくても行けない事情のある人は多い。コンパクトコースはそういう人たちのためにお墓参りの代行を引き受ける意味合いで用意している。素人には難しい水垢落とし、文字清掃を含むスタンダードコースでは石のプロとしての技術を駆使し、納得してもらえる仕上がりを提供している」と意気込みを話し、今後の受注拡大に自信をのぞかせている。電話0120‐69‐1483。

 

[大和市]
初の企業サミット
市長と10社が意見交換

 大和市が初めての試みとして主催した同市企業サミットが8月28日、市役所公室で開かれ、大木哲市長と市内に工場などを構える日本IBM、ガスター、森永エンジェルデザートなど企業10社の代表者らが「企業環境」などをテーマに意見を交換した。
 最初に大木市長が納税者としての企業に謝意を示しながら行政の課題や財政健全化への取り組みなどを説明。これを受けて各社が企業紹介をしながら意見交換に入ったが「昔と違い住工混在で操業環境の確保が難しくなっている。企業として改善の努力をしてきているが、行政も協力して欲しい」という要望も出された。
 これを機に同市はこのサミットを年に1、2回開催していく予定だ。

9月29日 火曜日

[相模原市]
工業専用地域の緑地面積率抑制へ
県条例下回る10パーセント以上に

 相模原市は2010年4月1日の政令指定都市移行に合わせて自立的な都市づくりを進めるため、工業専用地域における特定工場の緑地面積率等を県条例の「15パーセント以上」より低い「10パーセント以上」とし、工場の新規立地や増設などで他都市との差別化をはかる。このための「工場立地法に基づく地域準則条例案」を市議会12月定例会に提案、これに先立ち市民の意見を募るパブリック・コメントを9月15日から始めた。
 市はこれまで、区域別緑地面積率を県条例に沿い、市街化調整区域および非線白地が25パーセント以上、工業地域および工業専用地域が15パーセント以上と、準工業地域の場合は国の基準に沿って20パーセント以上としてきた(環境施設面積率はこれに5パーセント以上を上乗せ)。
 それを工業専用地域に限って「10パーセント以上」にするもので、県内では政令市の横浜、川崎両市が「15パーセント以上」なので、県下最低の緑地面積率になる。ちなみに、前例として政令市では堺市と千葉市が「10パーセント以上」にしている。
 その対象となる特定工場は製造業(物品の加工修理業を含む)、電気供給業(水力、地熱発電所を除く)、ガスおよび熱供給業で、敷地面積が9000平方メートル以上、建築面積が合計3000平方メートル以上の規模となっているため大手工場になる。
 従って、市内には工業専用地域が①大山工業団地②三菱重工業、キャタピラージャパンなどがある田名エリア③NECなどが集積する南橋本エリア④三菱電機などがある宮下エリア⑤ニコンなどがある麻溝台エリア⑥相模原機械金属工業団地⑦峡の原工業団地⑧テクノパイル田名⑨城山町町屋エリアの9ヵ所にあり、その合計面積は430ヘクタールあって工業地域の282ヘクタールを上回る。
 そうした中で大手工場の割合が高いのが上位5位エリアで、それらの工場は1955年に「工場立市」を掲げて工場誘致条例を制定したのを機に進出した企業が多く、それだけに増床する場合とか、既存工業の移転や撤退の跡地に進出するケースなどで有利になる。例えば、大山工業団地のセントラル自動車は宮城県に移転するが、その跡地に進出する工場などが想定される。
 市は近年、「工業立市」の火を再燃するため2005年10月、工場を新設や増設する企業に対し奨励金の交付や税減免措置を請じる産業集積促進条例(STEP50)を制定し、2009年まで81件の実績を上げ、このうち13件が市外から移転した企業だった。今回の新条例はこれに続く工業集積策の新たな試みとして注目されそうだ。

 

[とぴっくとーく]
国際ソロプチミスト相模会長の川合マリ子さん
地域奉仕の心を大切に

——国際ソロプチミスト相模の活動目的は。
 「国際的な組織の一環として、職業を持つ女性たちが手を取り合って地域のために奉仕することが目的です。そのために人権と女性の地位向上、教育、環境と保健などの委員会を設け、行政とも連携しながら地域のニーズに合った事業を行っています」
——チャリティーイベントの開催が事業の柱ですね。
 「毎年秋にチャリティーゴルフコンペを開き、収益を相模原市国際交流基金、日本介助犬協会、ガールスカウトなどに寄付しています。また、来年3月には杜のホールで安奈淳さんのチャリティーコンサートを開催します。経済不況という厳しい状況のもとではありますが、多くの方々に参加していただければと願っています」
——若い人を対象にした事業は。
 「2年に1度、東日本のソロプチミスト96クラブが集まってユース・フォーラムを開催しています。今回は「私たちが守ります 緑の地球」をテーマに若い人たちが意見を発表しました。相模でも予備審査を行い、2人の高校生を送り出しました。この催しがソロプチミストと若い世代を結ぶ絆として将来にわたり続くものと信じています。このほか、女子高校生を対象にした講演会も開きたいと考えています」
——クラブの現状と活性化への抱負を。
 「現在の会員は17人ですが、若い人の入会もあり今までにない新しい発想を生かす土壌が出来つつあると思っています。ただ、広い視点から見て、で日本は欧米に比べてまだまだ女性の社会進出がおくれています。社会の中で女性の力を発揮し、地域への奉仕をいっそう活発にするためメンバーの増強に努めたいですね」

 

[日本料理 まる雅]
1000円台で本格和食
3段重のレディース膳も人気

 経験豊かな和食のベテランがこだわりの素材を使った季節料理を提供する「日本料理 まる雅」が9月13日、相模原市星が丘3—15—4のビル2階にオープンした。
 店長の糸井雅春さん(53)はホテルの和食部を振り出しに有名和食店や市内の和食レストランなどで30年近く板場を経験。総料理長長としてメニューの構成を手がける間に様々な素材の仕入れルートを開拓した。
 この中で秋田県の農家が栽培する水こぶ、天然まいたけ、むらさきわらび、しおでなどの珍しい山菜を直接仕入れる人脈を築いたという。
 昼はフリードリンク付きの定食が5種類。天どん(850円)、天ぷら(1050円)、にぎり寿司(1150円)、お刺身(1250円)のほか、「これがいち押し。ぜひご賞味を」と糸井さんが胸を張る三段重のレディース膳(1000円)がおすすめ。ご飯、季節の山菜、玉子焼き、本マグロまたはインドマグロの赤身2切れ、えびの天ぷら、ひじきと野菜の煮物、漬物、京風みそ汁の献立になっている。
 夜は刺身、天ぷら、握り寿司の定食(1450円〜1780円)のほか、酒のつまみにも合う自家製のさつま揚げやえびシュウマイを初めとする単品を豊富にそろえており、寿司、精進揚げ、山菜の油いため、海鮮サラダ、手作りデザートなどを楽しめる「彩り膳」(1580円)が目玉メニュー。
 酒類では石川県の純米酒「遊穂」、佐渡の大吟醸「北雪」といった逸品も用意している。
 糸井さんは「周辺の会社勤めの人や家族連れ、女性グループに気軽に親しんでもらえる店にしていきたい」と話し、リーズナブルな価格で納得してもらえる料理を提供するため練達の技を存分にふるう心意気だ。
 店内の広さは約130平方メートル。6人用座敷が7席、8人掛けテーブルが1つ、カウンター4席。駐車場は5台分。営業時間は午前11時30分〜午後3時、午後5時〜10時。水曜日定休。場所はスーパーオーケーのほぼ向かい側にあたる。

9月30日 水曜日

[相模原市青工研]
小学生にものづくり伝える
オリジナルのシャベル作り

 相模原市青年工業経営研究会(47社、松永晃会長)は9月5日、会員の工場で小学生を対象に「ものづくり体験会」を開催、参加した児童らはオリジナルのシャベル作りを通して様々な機械加工を体験し、ものづくりへの興味を深めた。
 同会が30周年事業の1つとして「相模原の未来を担う子ども達にものづくりの良さを肌で感じてもらいたい」(吉田英訓同事業実行委員長)と企画したもので、初めての試み。小学3年から6年までの児童21人と会員38人が参加し、2グループに分かれて相模原市田名の徒歩10分圏内にある(有)二戸製作所、(有)共伸テクニカル、大島機工(株)の3つの工場を回ってシャベル接続部、柄、刃の加工を行った。
 共伸テクニカルではまず、桑原俊也社長が「虫眼鏡で太陽光を集めるようにレーザー光をレンズに集めて板を切る」と分かり易く説明。児童らは加工機にステンレス板をセットして間近で切断を見学、齋藤聖司君(小4)は「新幹線より速かった」と驚き、「未来を創りだせ」という同会のメッセージと自分の名前が刻まれたスコップの刃を手に笑顔を見せた。この後、児童らはたどたどしい手つきながらも棒やすりでバリを取り、ベンダーで曲げ加工を加え、溶接でついた焦げ取りにも意欲的に取り組んだ。
 このほか、NC旋盤でアルミ製の柄の切削加工を行った大島機工では、パソコンを前にプログラムの説明を受けた児童らから細かい質問が飛び交う場面も。体験会終了後、中村倫太朗君(小5)は、「こういう職業もいいなと思った。バリ取りが面白かった」と話した。
 吉田委員長は「子ども達の笑顔があり、安全に出来たのが何より。真剣にものづくりに取り組んだこの思い出をずっと持ち続けてもらったら幸い」と語った。

 

[天野暁子さんら3人が市長訪問]
新写真集の構想を報告
津久井の魅力語り合う

 昨年暮れ、写真集「我がふるさと津久井」を自費出版したフリーカメラマンの天野暁子さん(津久井町青根1089—1)が9月8日、同写真集の続編制作の経過報告のため相模原市役所に加山俊夫市長を訪れた。
 天野さんは2006年から2年間、市民カメラマンを務め、津久井地域の風景や習俗、イベントなどを取材。これらをもとに地域への愛着に満ちた多くの作品を写真集にまとめて自費出版し、反響を呼んだ。
 この日は続編の構想がほぼまとまったため、前作刊行時に発刊を祝う言葉を寄せた市長に報告を行ったもので、「前の写真集では津久井町を中心にしたので、今回は城山、相模湖、藤野で撮影した作品を多く収めます」と構想を話すと、市長は「今度の作品も期待しています」と笑顔で応じた。
 また、新作品集に彩りを添える俳句を寄稿する天野みゆきさん(相模湖町)、奥澤和子さん(津久井町)も同行して市長と歓談。市長は3人の作品集を手に「相模原には優れた女性文化が根付いていることを多くの人に知ってほしい」と満面の笑みを浮かべながら話した。

 

[ケミカル電子]
水溶性防錆剤が売れ行き好調
環境規制が後押し

 (有)ケミカル電子(相模原市光が丘1—18—2、日向東房社長)が開発、製造する水溶性防錆剤が好調な売れ行きを示している。創業(1984年)時からの主力製品で、電化製品や携帯電話、パソコンなどに使用されるコネクターやスイッチなど電子部品の金、銀、銅、スズめっきの後処理剤として広く採用されている。
 家電など接点部に使われる電子部品はめっき仕様が多く、部品にめっきをする工場から受注が多い。北海道、沖縄を除いた全国の主要都市に営業展開していることも安定供給につながっている。
 めっきされた製品の表面に粘性の強い物質が処理されると、ホコリやゴミが付着しサビやすいため、水溶性の防錆剤を使用して腐食を止める。業界ではコスト低減のため、めっき皮膜厚を薄くしているが、薄いめっきはビンホールが発生しやすく製品性能を損なってしまう。防錆処理を行うことでサビにくくし、性能低下の抑制にもつながっている。
 ここ10年、環境問題がクローズアップされ、負荷をかけない製品として認知されていることも好調な要因だ。日向敏夫副社長によると、危険物・毒劇物・労働安全衛生等に一切、抵触しないため作業環境の改善にも効果的だという。作業をする人の健康被害はまったくなく、安心して作業できるのが最大のメリットだ。
 以前はトリクロロエチレンなどの有機溶媒が使用されていた。健康被害を抑制するため、曝露装置を導入する工場が多かったが、同社の防錆剤を使用すれば、それらの負担を軽減できるほか、コスト削減もできるため、環境規制が厳しくなった頃から需要が増えた。使用した水溶剤を適正に処理すれば下水道にそのまま流すことも可能で、自然環境に配慮したことも需要を伸ばす一因となった。
 同社では金・銀・スズめっき用の水溶性の防錆剤・潤滑剤をメインにしており、年間で約10トンを製造。10キロ梱包が1つのパッケージ商品で、500キロ単位で受注することが多いという。

10月1日 木曜日

[秋竜山まんが祭り]
秋の特別展
10月31日から市民ギャラリーで

 相模原市民ギャラリー(JR相模原駅ビルNOW)は10月31日から12月6日まで秋の特別展として、「無限の創造力—秋竜山まんが祭り」を行う。秋竜山は市内に在住する「ナンセンス漫画」の第一人者で小学館や文藝春秋の漫画賞、日本漫画家協会大賞などを受賞。現在は2千枚にも及ぶ「無人島」漫画、「神様」漫画、「病院」漫画などを手がけ、新境地の「奥の細道」「古川柳」漫画にも挑んでおり、それらの作品も展示する。機智に営んだ作品に思わず笑みがこぼれてしまう秋竜山の魅力に触れる初めての機会になるだけに、話題を呼びそうだ。

 

[大和市立渋谷中生]
3年の町谷くんがヨット東日本地区大会で優勝
1年の猪股さんはロープスキッピングアジア大会で銅メダル

 ヨットの東日本地区大会で優勝した大和市立渋谷中3年生の町谷魁飛(まちや・かいと)くんとロープスキッピング(なわとび)のアジア大会で銅メダルに輝いた同中1年生の猪股真子(いのまた・まこ)さんが小川輝夫校長と共に9月20日、市役所を訪れ、大木哲市長にこの報告を行い、記念品の贈呈を受けた。
 江ノ島ヨットクラブジュニアに所属する町谷くんは5月3日から5日まで山梨県の山中湖で行われた第29回日本少年少女オープンヨット大会東日本地区大会の1人乗りヨットのオプティミスト級上級者クラス(小・中学生)に出場、40人が参加した中で総合成績1位で優勝した。町谷くんは昨年の大会でも優勝しており、2連覇した選手は初めてという。
 また、猪股さんは3月の「ダブルダッチュンテストジャパン(U—19)」でチーム優勝したのを踏まえて7月25、26日の両日、香港で行われた「第5回アジアロープスキッピング選手権大会」に1チーム5人編成のチームジャパンのメンバーとして出場、15歳以上の団体戦シングルロープペアスタイル、同ロープチームフリースタイル、団体総合の3部門で銅メダルを獲得した。
 この報告で町谷くんは「11月の全国大会で初めての世界大会出場を決めたい」と話し、猪股さんも「来年もアジア大会に出場できるよう3月に行われる選考会を目指して頑張りたい」と意欲を示していた。

 

[北里大看護学部ゼミ]
「性」テーマにカウンセリング
相模田名高校で

 北里大学(相模原市北里1丁目)看護学部の上澤悦子准教授ゼミの大学生9人による「性」をテーマにしたグループ・ピアカウンセリングが8月27日、県立相模田名高校(同市田名)で行われた。
 相模原市保健所が大学生と高校生が性を語り合う3回目の試みとして行ったもので、参加した同高生は男子13人と女子12人の1、2年生の計25人。
 自分が好きなゲームなどで気持ちをほぐした後、セックスによる性感染症や妊婦、中絶、コンドームの正しい使用方法などの知識を模型と図で学ぶ一方、大学生たちが手がけた思春期の人形劇を観て、パートナーへの意思の伝え方をグループで話し合った。
 この中で上澤准教授は「自分を大切に思う一方、相手も大切に思い、性については正しい知識を持つように心がけ、性で悩んだら友人や交際相手と包み隠さず話し合えるようになるのが大事で、そうすることで愛のある安全なセックスをして欲しい」とこの日の目的を語った。
 最初は緊張したり恥じらっていた高校生たちも、こうした雰囲気の中で次第に自分の考えを示すようになったが、この試みについて同高の森田美保子教諭は「大人ではなく大学生相手のピアカウンセリングが効果を生んだ」と評価していた。

10月2日 金曜日

[大和市]
総合計画のダイジェスト版発行

 大和市は9月8日、今年度からスタートした「健康創造都市やまと」を将来都市像とした第8次総合計画のダイジェスト版を発行し、市民への配布を始めた。
 総合計画に基づいて実施していく事業や取り組みなどを具体的に示し、より解りやすく、親しみやすくした4色刷りA4判24頁の冊子で、市役所情報公開コーナー、保健福祉センター、生涯学習センター、コミュニティセンターなど公共施設で配布している。
 また、市内在住の外国人にも市政への関心を深めてもらうため、英語、スペイン語、ハングル語、日本語ルビ版もあわせて発行する。

 

[山王精工]
農業分野に参入へ
有機栽培用ミネラルの普及に注力

 (有)山王精工(大和市下鶴間2787、楠森久俊社長)が農業分野に進出する。同社はワイヤーカット精密部品加工の専門企業だが、農業への関心がもともと高く、有機栽培に必用なミネラル(イオン濃縮液)の普及に力を注ぐことにした。「ミネラル21」(商品名)を販売するミネラル21研究所(愛川町半原3044—1)とすでに協力体制をとっている。
 ミネラルは発芽、根の成長に驚異的な相乗効果を発揮し、さらに樹勢を整え、病害虫に負けない強い作物を作るといわれ、土壌改良して有機栽培を可能にする。野菜の成長に欠かせない微生物を増殖させる環境を作りだすことも研究で分かった。
 楠森社長によると、微生物は空気中や土中にも多く存在するが、自動車の排気ガスや酸性雨、農薬などで生きる環境を奪われている。微生物がいない田畑は作物は成長しないともいわれ、荒れた土地は微生物が好む堆肥を入れて、土壌改良をすべきと指摘されてきた。
 有機肥料を食べる微生物からの排泄物が野菜の栄養分となるため、微生物を増殖させない限り、食物は育たない。堆肥を餌に微生物が繁殖し、その排泄物にはミネラルが豊富に含まれており、土壌を改良するにはミネラル散布が必要だと、同社長はアピールする。
 一般に土壌改良するには6〜7年かかるといわれるが、ミネラル液を散布した場合、2週間後から栽培が可能になるほか、収穫量が大幅に見込める。ミネラルによって団粒構造が形成されるため、土を耕す必要もないため、労働力を大幅に軽減できる。
 標準使用法は10アール(1反)当たり原液3リットルを200倍に希釈して土壌に散布する。安全性については県衛生試験所の試験検査の結果、問題はないとしている。

 

[小田急電鉄]
MSE車両がブルーリボン賞

 小田急電鉄(株)(東京都新宿区、大須賀頼彦社長)のロマンスカーMSE(60000形)が鉄道友の会(須田寛会長)による今年度のブルーリボン賞を受賞、9月13日午前10時から小田急線新宿駅1番ホームでこの受賞式と「はこね15号」車内で同賞プレートの除幕式が行われた。
 鉄道友の会のブルーリボン賞は、前年に営業運転を開始した新型車両の中で最も優秀と認められた車両に贈られるもので、同電鉄の車両が受賞したのは第1回以来、通算で7回目になる。
 2008年3月から運転を始めたMSEは全席指定の有料特急電車で、国内で初めて地下鉄に乗り入れ、平日は大手町や霞ヶ関など都市に通う利用者の上質な着席移動サービスを提供する「ビジネス特急」、土休日は北千住と箱根湯本を結ぶ「観光特急」として「マルチ・スーパー・エキスプレス」の名で運行している。

Copyright (C) 相模経済新聞社