2009年(平成21年)
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9月7日 月曜日

[小田急電鉄]
「小田急のんびりハイク&ウォーク」で
箱根など18コース 来年3月まで

 小田急電鉄(株)(東京都新宿区)は9月12日から2010年3月27日にかけて小田急沿線や箱根、伊豆、大山、鎌倉などのハイキング18コースを歩く「小田急のんびりハイク&ウォーク」を行い、この参加者の募集を始めた。
 各コースとも参加費無料(交通費、昼食、施設入場料などは各自負担。小学生以下は保護者同伴)で、参加1回につき「参加スタンプ」1個を進呈(私鉄リレーウォークを除く。フリーパス掲示やCO2削減チャレンジ宣言カードを持参すると2個進呈する回もある)、合計10個でもれなく達成賞を贈るほか、抽選で5人にトレッキングシューズをプレゼントする。問い合わせは電話03—3349—2166。www.odakyu.jp。
 18コースの日程と参加定員(定員がない場合は自由参加)、集合場所は次のとおり。
[9月12日]初秋の天城旧天城トンネルから寒天橋・河津七滝コース(定員500人、小田急小田原駅)
[9月20日]藤沢小出川彼岸花観賞&引地川自然観察コース(小田急線善行駅)
[9月26日]私鉄リレーウォーク第3区(西武拝島線東大和市駅)
[10月3日]富士山御殿場口5合目幕岩から双子山周回コース(定員500人、小田急線新松田駅)
[10月17日]これぞ箱根黄金色のすすき草原と萌える紅葉に染まるコース(小田急線新松田駅)
[10月24日]黄金色のススキに染まる三原山大噴火口お鉢まわりハイキング(定員90人、小田急線小田原駅)
[10月31日]私鉄リレーウォーク第4区(京王よみうりランド駅)
[11月3日]紅葉の西湖湖畔五湖台と樹海コース(定員500人、小田急新松田駅)
[11月7日]宮ケ瀬湖とあいかわ公園をたっぷり楽しむコース(定員300人、小田急線本厚木駅)
[11月14日]黄金色のススキに染まる三原山大噴火口お鉢まわりハイキング(定員90人、小田急線小田原駅)
[11月21日]晩秋の里山オレンジコース(小田急線秦野駅)
[11月28日]紅葉の鎌倉みち〜寺院と海辺をめぐるコース(小田急線藤沢駅)
[12月5日]初冬の大山下社から大山山頂を目指すコース(小田急線伊勢原駅)
[12月12日]360度の大パノラマ伊東巣雲山から道の駅マリンタウンコース(定員500人、小田急線小田原駅)
[1月16日]箱根で初詣・新春の箱根神社で安全祈願と芦ノ湖東岸を訪ねるコース(定員500人、箱根登山線湯本駅)
[2月6日]開国の町伊豆下田大寒桜の寝姿山から高根山・白浜コース(定員500人、小田急線小田原駅)
[3月5日]町田フットパス(小径)を歩いて薬師池梅林を観賞するコース(小田急線玉川学園前駅)
[3月27日]春爛漫小田原長興山しだれ桜と石垣山一衣城歴史探訪コース(小田急線小田原駅)

 

[システム技研]
半導体D電源装置を進化
基板差し替えだけで

 システム技研(株)(大和市下鶴間3854—1、テクノプラザ大和センタービル3F、安藤英敏社長)が試作機として開発を進めている半導体デバイスの評価テスト電源装置「SEC 6〇〇〇F」が経済産業省が緊急経済対策として実施した「ものづくり中小企業の試作開発支援」に採択きれた。
 電源装置は光ファイバーの発信部分のレーザダイオードを効率よく光らせたり、発信させるときに利用されるもので、同社が3000、4000、5000とシリーズ化している。
 今回、採択された6000Fは東芝、NEC、ソニーなど主要取引先の仕様に合わせて取り組まれた試作機。これまでは取引先の仕様に合わせるために設計を変更し、装置内の基板をそのメーカー用に作り替えていた。メーカーによって仕様が全く違うため、同社はその仕様に合わせて設計、製造しなければならず、非合理的な作業を強いられていた。
 しかし、6000の場合は、プロセッサ基板、多CH定電流基板、光・電圧・電流計測基板—の3つを作っておけば、取引先の各メーカーの仕様に簡単に合わせることができるようになった。仕様別の基板を作ってストックしておけば、その基板を差し替えるだけでよく、前の3シリーズより格段に機能がアップした。
 「非情に効率的であるし、取引先の要求通りに短期で納入することが可能になる」と同社技術管理部の渡辺勲部長。まだ開発途上にあり、現在4割ほどしか開発は進んでいないが、補助金の対象期間である来年3月末日までは完成させる。開発費3870万円。これに対し国からの補助金は約2500万円。
 同社の創業は1968年。創業以来、光分野業界では独創的な開発をし続けており、高い評価を得ている。とくに計測、試験装置から周辺冶具までニーズに応じた商品へと「カタチ」にするのは大手を凌ぐ技術力がある。

 

[イベント情報]

●相模原市視聴覚ライブラリー・シネサロンで「あゝ野麦峠」上映
 9月9日と13日午後2時から市立図書館視聴覚室。山本薩夫監督による1979年の作品で、大竹しのぶ、原田三枝子、古手川裕子らが出演。入場無料で先着40人まで。電話042—753—2401。

●第11回お月見邦楽演奏会
 9月13日午後6時30分から浄土真宗本弘寺鳳凰殿(相模原市並木1—3—2)。山田流等曲の朝香麻美子、佐々木千香能、設楽聡子、琴古流尺八の金子朋沐枝出演。入場料2000円。電話042—754—5400。

9月8日 火曜日

[麻溝公園展望塔]
村田孝写真展「県央の相模線物語」が話題
9月30日まで

 財団法人相模原市みどりの協会が相模原麻溝公園のグリーンタワーに昨秋開設した展望塔ギャラリーで8月2日から始めた村田孝写真展「県央の相模線物語」が話題を呼んでいる。
 「相模野を走り続けて幾歳月、鉄道員と乗客が織り成すローカル線のロマンを追う」をテーマに、1919年(大正8)に茅ヶ崎—寒川間が開通した当初は相模軽便鉄道と言われ、のちに橋本までの全線が開通したが、その当時の貨物鉄道の様子から今も単線運転の模様までA3判サイズの作品30点を展示しているもので、閑かな田園風景の中を走る電車などが郷愁をさそっている。展示は9月30日まで。

 

[アトラス]
「多品種変量生産」体制へシフト
市場変化に対応、体質改善

 電機や自動車、アミューズメントなどの機器試作メーカー(株)アトラス(相模原市田名塩田1—13—10、青木孝夫社長)が新工場を本社工場近くの田名字塩田1—10201—3に建設中で、12月の稼働を予定している。自社製品の企画、製造を視野に入れた「多品種変量生産」体制へ移行するための設備投資の一環で、市内2カ所にある板金工場を集約する。
 新工場の延べ床面積は598平方メートルの鉄骨造り平屋で、2階部分に事務所を設置する。これまで本社向かいと同市大島に点在していた板金工場を集約、既存の設備を移設するとともに新たに約1億円をかけて最新の複合機器を導入する。
 これにより、従来の単品生産が中心の試作品に加え、中量もの製造まで対応出来る高精度で効率的な生産体制を敷く。土地代を除く投資額が約2億5000万円。
 同社の増田忠明常務は「当社はこれまで大量生産、大量消費を前提とした商品の開発を担ってきたが、そうしたものづくりの現場は中国や東南アジアにシフトする。国内は消費者ニーズの多様化により小、中ロット化するので今後、試作部門だけで生き残るのは難しい」とし、「だからこそ市場には従来の大量生産設備では適わない中途半端な生産量の潜在ニーズがあるはず。そうした市場の需要に柔軟に対応出来る『多品種変量生産』の体制をとるため、設備投資と社内の体質改善を進める」と話しており、将来的には独自製品の市場投入も考えるという。
 今後は新工場に機能を移設した本社工場を金型工場とし、樹脂加工部門の設備増強も検討する。同時に昨秋から採用を進め、5月までにデザインから営業、製造、管理部門まで幅広く15人を増員した。
 同常務は「当社は2011年に創業30周年を迎えるが、今までと同じように試作だけでやっていけるかは疑問」とし、「今後30年に向け、新たな挑戦」と位置づけている。
 また、新工場に隣接する五階建てビルも借り、8月中に改修工事を開始、管理部門を移設する予定という。

 

[Sokei短信]

●地域と連携して橋本駅前まち美化キャンペーン
 橋本七夕まつりの日時に合わせて8月7日午後6時から橋本駅南口周辺で行われ、市役所職員に加え地元の自治会連合会や橋本南口商店会、バス会社などから約50人が参加、ごみ拾いとポイ捨てや歩行喫煙の禁止を訴えた。同キャンペーンは相模原市と同市美化運動推進協議会により毎年行っているが、地域の団体とも連携して取り組むのは今回が初めて。約1時間でキャラクターの「空き缶君」「たばこ君」をあしらった啓発物品2000個とポケット灰皿を配布、20キロのごみを回収した。

9月9日 水曜日

[オペラ季節館]
22日に「日本の歌祭」
体験学習者参加

 1993年に新宿で創立、2005年に町田市相原町370—7へ拠点を移してオペラショウを展開するオペラ季節館(伊勢谷宣仁代表)が9月22日午後2時から相模原市民会館ホールで歌と踊りでつづるグランド・オペラショウ「日本の歌祭」を上演する。
 独立行政法人国立少年教育振興機構の子どもゆめ基金助成事業として、8月29日からスタートし、8月に2回、9月に20日までの4回、南大沢文化会館(八王子)、杜のホールはしもと(相模原)、堺市民文化センター(町田)で行う同館の声優や舞踊家指導の体験学習に参加する小学生から大人までをまじえて繰り広げるショウで、9月21日の相模原市民会館における舞台体験を踏まえて上演、構成、演出は伊勢谷代表が務める。
 テーマが「歌でつづる日本の1年」で、入場には大人、子ども共通の整理券(500円)が必要。問い合わせは同館。電話0120—17—8168。

 

[やまとIFC]
外国籍児童を対象に夏休み学習教室
先生役は神奈川総合産業高校の生徒

 大和市内で学ぶ外国籍の児童や生徒を対象にしたやまと国際フレンドクラブ(IFC、?大和市国際協会内、長谷部美由起会長)による夏休み学習教室「IFC学べ〜る」が8月17日から19日までの3日間、市保健福祉センターで開かれ、初日は小中学生21人が参加した。
 同フレンドクラブが初めての試みとして行ったもので、この先生役を務めたのが国際交流や多文化共生を学んでいる県立神奈川総合産業高校(相模原市)MES部(Multi CulturalExchange Society)の生徒13人。
 学習は子ども1人に先生役1人の形で行われ、夏休みの宿題や日頃わからない教科、日本語の学習などを行う一方、クイズや言葉を使ったゲームなども行い、普段とはひと味違った学習の場が繰り広げられ、参加した唐佐蓉(とうさよう)さん(9・大和小4年)は「日本語と中国語の両方を勉強するのは大変でしたが、みんなと一緒に勉強できるのは楽しい」と話していた。
 また、同高2年生でMES部部長の森田剣士さん(16)は「単純に勉強を教える難しさもありますが、問題の中の日本語を教える難しさもありました。部としても、いろいろな国籍の子と触れ合うのはとてもいい経験になるので、今後もぜひ続けていきたい」と意欲を示していた。

 

[稲葉製作所]
大和工場年内撤退
生産が3割まで落ち込み

 物置やオフィス家具の製造、販売を手がける㈱稲葉製作所の大和工場(大和市深見西2—5—33)が年内に撤退する。本社(東京都大田区矢口2—5—25)によると、1980年から操業し、オフィス家具の特注品、小ロットの生産工場として役割を担ってきたが、建物の老朽化が進み、周辺にマンションができ、住民から「臭い」などと苦情が寄せられていた。
 また、隣接する西松建設の跡地にアミューズメント施設が建設されることが決定、工場を稼働させる環境でなくなった。経済不況のあおりで、生産が3割まで落ち込んだことも閉鎖の大きな理由となった。工場閉鎖に伴い、希望退職者を募っている。
 跡地(面積約1万4000平方メートル)は賃貸か売却の方向で検討しているが、「何も決定していない」と本社。工場内にある神奈川営業所と大和配送センターは当面継続して運営する方針。

9月10日 木曜日

[みなはし商栄会]
13日に味彩まつり
サンバパレードが呼び物

 南米出身の女性たちによる華麗なサンバパレードが呼び物の「味彩まつり」が9月13日正午から、JR相模線南橋本駅前通りの歩行者天国で行われる。
 みなはし商栄会協同組合(小山勝美理事長)が主催する恒例の手づくりイベントで、20回目。毎年組合員による多くの模擬店が来場者を迎えて祭り気分を盛り上げ、豪華賞品が当たる抽選会も人気の的になっている。
 サンバパレードは午後1時からと5時30分からの2回。華やかな衣装に身を包んだ女性たちの迫力あふれる踊りが観客を魅了しそうだ。そのほかにも相模太鼓、歌謡ショー、お笑いステージ、空手演技、相模原市民吹奏楽団の演奏などアトラクションが盛り沢山。
 フィナーレを飾る抽選会の賞品は、特等が韓国ソウル旅行のペアチケット(1本)、1等が任天堂Wii・任天堂Dsi(各2本)、2等がファミリー自転車(3本)、3等がガソリン30リットル・お米5キロ(各10本)。
 抽選券は補助券6枚につき1枚、当日会場で交換する。補助券はいま、同組合加盟店のうち味彩まつりポスターを掲出している店舗で利用額500円ごとに1枚進呈している。

 

[大和市と農協青壮年部]
親子農業めぐりに53人参加

 大和市とさがみ農業協同組合同市青壮年部(荒井隆幸委員長)が市内の農業を知ってもらおうと、毎年行っている親子農業めぐりが8月20日に行われ、参加した親子22組の53人がさつまいも掘りとブルーベリー摘みを楽しんだ。
 2台のマイクロバスで市役所を出発した一行は、福田の荒井委員長のさつまいも畑を訪れて芋掘りを体験。このあと下和田の水田を見学、その足で上和田の神谷貴弘さん(29)のブルーベリー畑を訪れ、神谷さんから「実がついている茎の付け根が赤いものほど完熟しているので、よく選んで」とアドバイスを受けて摘んだ。
 子ども二人を連れて参加した鶴間の有水有紀さん(39)は、「自然を大事にするよう子どもに経験して欲しくて参加しましたが、大変楽しんだようなので良かった」と話し、娘の佐歩ちゃん(小学校1年)は、「初めてのことばっかりだったけど楽しかった」と笑顔で話していた。
 主催した荒井委員長は、「最近心ない人の行動で畑でもごみのポイ捨てや不法投棄が多く、苦労している。この農業めぐりを通し、大和の農業、環境を理解し、畑を大事にする気持ちを持ってもらえれば嬉しい」と話していた。

 

[イベント情報]

●オメール・ベルベルとイタリア風景画展
 9月16日から21日まで伊勢丹相模原店本館6階のアートギャラリー。イタリアボルツァーノ在住で、家具「セルヴァ」デザイナー、建築家としても活躍するベルベルの絵画「春の誘い」などとオルシュウスカの「ベニスの午後」など現代イタリア作家の作品を合わせて約60点を展示販売する。

●平成21年度退職教員記念展
 9月16日から10月25日まで女子美アートミュージアム(相模原市鹿沼台1900)。女子美大を定年退職する実技系教員の作品展示。電話042—778—6801。

9月11日 金曜日

[県トレイルラン連絡協議会]
北丹沢12H山岳耐久レースなど4実行委員会
全国組織化を目指す

 県内でトレイルラン大会を行っている北丹沢12H山岳耐久レース、陣馬山トレイルレース、東丹沢トレイルレースの3実行委員会とオブザーバー参加の道志村トレイルレース実行委による神奈川県トレイルラン連絡協議会が8月7日に発足した。
 この日に横浜で開かれた同協議会の総会で設立を決めたもので、これを足がかりに今後は全国規模の組織化を目指すという。
 事務局は相模原市藤野町の北丹沢12H山岳レース実行委事務局で、この日に選出された役員は次のとおり。
 [会長]大曽根弘(東丹沢トレイル実行委員)[会長補佐]水島彰治(前同)[副会長]野崎光宏(北丹沢12H山岳耐久レース実行委員)[事務局長]杉本憲昭(NPO北丹沢センター)[理事]網野博史(陣馬山トレイルレース実行委員)▽千田圭輔(道志村トレイルレース実行委員)

 

[相模原市青工研]
小学生にものづくり体験
3社で初の試み

 相模原商工会議所の市青年工業経営研究は9月5日、同会設立30周年記念例会として市内の小学校4年から6年生までの120人によるものづくり体験会を行う。
 子どもたちにものづくりの素晴らしさ、厳しさ、面白さを感じてもらい、地元田名の製造業3社を会場に原材料からどのような工程で製品になっていくのか、実際に加工している工場で機械の操作を含めてシャベルづくりの体験をしてもらうという初めての試みで、会場になる企業は大島機工(株)(田名2242—3)、(有)二戸製作所(田名3062—一6)、(有)共進テクニカル(田名3039—35)の3社。
 企画した同研究会は「将来、メイドインジャパンを背負うような人材に育つことを夢見て、純粋にものづくりの楽しさを伝えたい」と話している。

 

[相武国道事務所と中日本高速道路]
城山のウラジロガシを保全

 国交省相武国道事務所と中日本高速道路(株)八王子工事事務所はこのほど、さがみ縦貫道路の事業用地内(相模原市城山町城山4丁目)で確認された樹木ウラジロガシが7月27日に相模原市指定天然記念物に指定されたのを受けて、その保全対策を明らかにした。
 同樹木は高さが約20メートル、幹回りが8.4メートル、枝張りが360平方メートルで、樹齢が約600年と推定されている。
 その保全対策として、①根の蘇生等による樹勢回復②樹木の健全度診断、気象状態の観測③大枝の補強、ワイヤーによる倒伏予防④苗木植栽による風衝の緩和、土壌改良⑤側道(市道)上部への枝先等落下防止などによって現状保存をはかる。

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