2009年(平成21年)
相模経済新聞社
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6月1日 月曜日

[日産自動車相模原部品センター]
今年も相模原市にペダルカー4台を寄贈

 日産自動車(株)相模原部品センター(麻溝台、西村淳事業所長)は5月7日、市立交通公園用のペダルカー4台を寄贈した。西村所長が市役所を訪れ、加山俊夫市長に目録を手渡しながら寄贈したもので、市は市立鹿沼公園内の児童交通公園に配置し、交通安全教室などで役立てる。
 同社は2005年に交通安全標語の横断幕寄贈を皮切りに2006年度から2008年度まで市にペダルカーを各四台寄贈。今年度で四度目の寄贈になる。
 4台合わせて10万円相当になり、この費用は同社社員による交通安全募金活動の積立金に同社が補助金を加えて用立てたという。

 

[富士リバース相模原営業所]
剪定枝を資源化
津久井町に保管所開設

 剪定枝を破砕処理し、木質チップや堆肥として再資源化する(株)富士リバース(山梨県富士吉田市上吉田4838、山田芳弘社長)が5月、相模原市津久井町に剪定枝を一時保管する相模原営業所(根小屋字富士塚前1726—1)を開設した。相模原市の公園や学校など公共施設や街路樹の伐採で出る剪定枝を同営業所で受け入れ、山梨県の同社破砕工場まで運搬して資源化、バイオマス燃料や堆肥として活用する。
 剪定枝など生木のリサイクル事業は、チップや堆肥などに再資源化した後の使用方法や販売ルートが課題とされるが、年間6万トン規模の破砕処理施設を持つ同社は、破砕後ふるいにかけ、荒い木質チップをバイオマス燃料として静岡県の製糸工場の自家発電プラントに、細かい葉や小枝、樹皮などは牛糞と混ぜて堆肥化し、JAやホームセンターを通して年間100万袋(1袋20キログラム))販売しており、同社統括営業部長の小黒重次氏は「同業者はリサイクルの入り口(破砕処理)まではするが、出口(販売)処理が出来ていない。当社は剪定枝を100パーセント活用している」と話す。同社はこれまで鎌倉市や厚木市、横浜市、三浦市のリサイクル処理も請け負ってきた。
 相模原市は2003年に上溝の旧食肉センター跡地を暫定的な破砕処理施設として活用、相模原造園協同組合が管理を受託する公設民営の形態で昨年度は年間約1450トンをチップ化し、公園などの雑草防止の敷材に活用してきたが、同市が2010年に政令指定都市になると国県道の管理が県から移譲され、街路樹の管理の増加が見込まれる点や今年度から津久井4町の剪定枝も扱っているため、販売ルートまで含めた処理能力の高い民間業者に委託する方針を打ち出し、同社の選定に至った。
 相模原営業所は敷地面積が1589平方メートルでプレハブ平屋の延べ床面積が475平方メートル。市内の園芸業者や建築業者が運ぶ剪定枝などの生木を量り、1キロ13.65円で受け入れる。公共施設や街路樹など一般廃棄物が年間1600トン、事業系一般廃棄物も合わせると年間3000トンの処理を目指すという。

 

[イベント情報]

●第3回JALカード川柳コンテストの作品募集
 (株)JALカード(東京都品川区)が「家族旅行」をテーマに6月14日まで募集している。特別審査員に「ココロも満タンに」「反省だけなら誰でもできる」などの作品で知られる日本広告界を代表するコピーライターの仲畑貴志氏を迎え、グランプリ(1人・JAL旅行券20万円)、準グランプリ(5人、同旅行券10万円)、佳作(10人、リンベルカタログギフト)、JALカード賞(100人、オリジナルQUOカード)を選定、グランプリより準グランプリ、佳作入賞者には自作の入賞作品を盛り込んだチタン製マグカップも贈る。応募はインターネットだけで受け付け、1回に5句まで応募可能。入賞作品は同社HPや広告等は掲載する場合もある。応募先www.jal.co.jp/jalcard/senryu/

6月2日 火曜日

[共伸テクニカル]
超音波洗浄機を開発
槽内のムラ解消

 板金加工業の(有)共伸テクニカル(相模原市田名3039—35、桑原俊也社長)はこのほど、従来品よりも高性能でエネルギー効率の高い超音波洗浄機を開発、9月に東京ビッグサイトで行われる国際洗浄産業展に出展し、販売を開始する。
 超音波は人間の可聴範囲である16キロヘルツから20キロヘルツを超える周波数で、医療分野のエコー検査や漁業用の魚群探知機などに利用されている。洗浄機は水を張った槽の中に箱型の超音波振動子を入れてマイクロバブルを発生させて汚れを取るもので、半導体や太陽光パネルなど精密部品の洗浄に使われている。
 同社が開発したオールステンレス仕様の洗浄機は標準サイズが60センチ×60センチ×80センチで、水を張る槽の部分が50センチ×30センチ×30センチ。超音波の周波数は28キロヘルツと40キロヘルツ、72キロヘルツの3タイプで、価格は100万円程度。サイズのカスタマイズにも対応し、振動子と発信器を持つ場合は、槽と台のみの販売も可能という。
 同社は昨秋から超音波システム研究所(東京都八王子)と共同で開発を進め、同研究所が槽内の超音波の伝導効率が良い形状を計算、同社の板金加工と溶接の高い技術とノウハウで槽の四隅をアール状に仕上げた。従来品が振動子上にだけバブルが発生するのに対し、同社の新製品は水面全体が振動し、槽内での洗浄ムラを解消、通常なら発信器が200ボルト600ワットだが、同社は100ボルト300ワットの仕様で、「従来品と同等以上のパワーを発揮する」(桑原社長)という。このほか、撹拌や分離、乳化や剥離にも利用出来る。
 同社長は「槽は、似た形状を作る事は他社でも可能だろうが、僅かな仕上がりの差で性能が全く違ってくる。板金屋は何よりも技術力。社内の技術力を高めるために3、4年前から溶接作業者にJISの溶接資格を推奨してきた」と話す。
 同社は主力の工作機械や建機の不振により受注が落ち込んでいるが、同社長は「通常なら自社製品が欲しいと思っても時間がない。100年に1度の不況が幸いして時間をくれた」と話している。

 

[晃友脳神経外科眼科]
隣接地に新病棟
40床に増床し病院に

 医療法人晃友会運営の晃友脳神経外科眼科(相模原市大島1605—1、山瀬隆理事長)は隣接地に新病棟を建設し、19床の有床診療所から40床の病院になる。
 市救急対策課によると昨年度の脳神経外科への搬送者数は全体の9.7パーセントを占める2554人。このうち、513人が市外に搬送されており、同市は脳神経系の受け入れ改善に向け医療対策協議会に今年の1月、脳神経系小委員会を立ち上げた。
 同院は2007年11月に開院、全身用CTスキャナーやMRI(高磁場磁気共鳴断層撮影装置)、DSA(血管造影用撮影装置)などの設備を備え、脳神経外科に特化した医療機関として平均して1日2件の救急を受け入れてきたが、同院の山瀬亮事務長は「19床ではすぐに満床になり、受け入れられないケースもあった」と話す。
 新病棟は隣接する土地に建設し、渡り廊下で繋ぐ鉄筋コンクリート2階建ての延べ床面積が約600平方メートル。1階部分がリハビリテーション用の施設、2階で脳神経外科の対応を行う。来年2月に着工、11月頃の完成を目指す。
 これに伴い、同院は脳神経外科医をこれまでの2人から倍程度に増員、リハビリテーションの理学療法士や言語療法士なども増やす。
 山瀬事務局長は「当院は有床診療所として脳神経外科と地域の高齢者に必要な眼科に特化してきた。現状は脳神経外科の救急が多く、独自調査でも相模原市は脳神経外科が充足しておらず、市外に運ばれるケースもあるので増床を申請した。今後も相模原に貢献していきたい」と話している。

 

[大和市消防本部が感謝状]
火災逃げ遅れの老夫妻を隣家父子が救出

 大和市消防本部は4月30日、建物火災で逃げ遅れた2人の救出にあたった深見西2丁目に住む親子の阿部正和さん(52)と長尾ひとみさんに感謝状を贈った。
 阿部さんと長尾さんは、3月15日午後7時31分ごろ発生した深見2丁目の建物火災の際、逃げ遅れて2階ベランダにたたずむ居住者の男性(79)と女性(76)を発見、2人を隣接する自宅の外階段に乗り移らせて救出したもので、自分たちの危険を顧みずに行動した功績を称えて同本部が表彰した。

6月3日 水曜日

[大和市]
全国警報システムの運用開始

 大和市は5月1日から全国瞬時警報システム「J—ALERT」(ジェイ・アラート)の運用を始めた。
 同システムは総務省消防庁が東海地震の注意情報や予知情報などを瞬時に発信し、被害を最小限にとどめるために開発したシステムで、緊急情報があった場合、市役所屋上に設けた衛星アンテナが受信、市防災行政無線の自動起動で市民に伝える。
 緊急放送する情報は東海地震関連とか県東部で震度5弱以上が予測された場合、市内に危険が及ぶ可能性がある有事関連ケースなど。

 

「トップセールスに挑む」
手焼きせんべい「風林堂」店主の酒井浩さん
手焼き煎餅にプリント施しネット販売

 静岡県で酒井さんの父親、正毅氏が創業して以来42年間、風林堂は一貫して手焼きせんべいを製造・販売している。厳選した素材を1枚1枚鉄板にはさんで焼き上げ、卸売り中心の商いを続けていたが1992年、小田急相模原に直売店を出店した。現在地に移転したのは2004年だ。
 直売店を任された当時、酒井さんは「スーパーなどは大手が押さえているため、進出するのは難しい。品質の高い個性ある商品を開発し、ニッチな市場を狙おう。高品質の商品は需要が急に落ちるということはない」と考えた。つまり、新商品開発をそのまま新市場開拓につなげようという発想である。
 これを形にするために着手したのは相模原にちなむオリジナル商品の開発。「お土産品や贈り物として利用してもらえれば」という思いを込め、海苔巻きあられ、えびせんべい、抹茶糖など個性的な味のセレクションを袋詰めにした「さがみ八撰」を店頭に並べた。次いでギフトパックやパッケージに折々の花をあしらい、中身のふた品もサラダおかきと2色ゼリーに替えて四季の感覚を醸した「季節編」を追加した。発売以来、地域の人たちの間で根強い人気を保っている。
 そして、さらに画期的な手法を採り入れた商品が「ぷりんたぶるせんべい」。直径7.5センチの丸せんべいと、7.5センチ四方の角せんべいの表面にシルクスクリーンの原版を使って文字やイラストを焼き付ける。正真正銘のオーダーメイド商品だ。
 「会社や団体の周年記念、時候のあいさつ、結婚や子どもの命名の知らせなど用途は広い。これまでにも食品に絵を描く手法はある程度認知されていたが、本格的な事業として手がけた事例は少ないはず」という。
 こうした商品開発と並んで「売り方」にも新基軸を設定した。ネット販売である。
 「ホームページにぷりんたぶるせんべいをアップしてから僅か数日後に注文が入った。これで、いけると思った」と酒井さん。相模原市の合併記念にと市職員組合から注文を受けたり、コンサート会場でミュージシャンの似顔絵をプリントしたせんべいを売ったり、学会の集まりの茶菓子と土産に使われたりと、予想以上の反響が続いた。
 しかも、「プリンタブル」はネット販売の幅も広げた。でいらぼっちや照手姫といった市内に残る伝説の主人公をイメージしたキャラクターを刷り込んだ煎餅を製造し、ほかの製品と組み合わせ「相模原草紙」の愛称を付けて発売した。「相模原を発信したい」という思いの詰まった新たなパッケージだ。 商品開発と新手法のセールスがあいまって多くのリピーターを獲得し、また、全国から注文を受けているが、その要因はアイデアだけにあるのではない。「手焼きせんべいは素材が命。1枚1枚の品質には徹底的にこだわる」という職人としての気骨が風林堂の土台を支えている。

 

[西武信用金庫]
相模原商工会議所へ応援資金
2事業所に100万円

 相模原市橋本に支店を置く西武信用金庫(東京都中野区)は、同金庫の店舗等が立地する地域産業の発展を支援するため「地域産業応援資金」制度を設けており、このほど相模原商工会議所が実施する2つの事業に同資金を贈ることを決め5月12日、山郫正芳理事長が同商工会議所の河本洋次会頭を訪れ、100万円を贈呈した。
 対象となった事業は「第六回相模原お店大賞」と「R16ミニTAMAビジネスセッション」。
 お店大賞は消費者の投票で選ばれた市内の中小小売・飲食・サービス業の個店を表彰するもので、毎年6月から8月の間に投票を募り、秋に表彰式を行っている。
 ミニTAMAビジネスセッションは相模原・八王子・町田の3商工会議所が企業間連携とビジネス機会の創出などを目的に毎年、事例発表と商談会を催しているもので、今年は相模原商工会議所が幹事を務め、環境をテーマにしたセッションを行うことになっている。
 この日は山郫理事長が河本会頭に100万円を贈呈した後、最近の経済、金融状況などについて意見交換。
 「企業に現在の不況を乗り切ってもらうため信用金庫としてできることを精一杯している。相模原の中小企業支援にいっそう力を入れ、企業連携のお手伝いも積極的にしていきたい」と意欲をのぞかせる山郫氏に対し、河本会頭は「この苦しい時期に市内の企業を支えていただいており、感謝している。今後も協力関係を深めていきたい。今回の応援資金の提供については会員に報告し、事業の中で有意義に使わせていただく」と応じるなど、約30分にわたり和やかに歓談した。
 なお、資金の対象事業については同金庫と相模原商工会議所が連携して推進することになっている。

6月4日 木曜日

[盛興苑]
「横浜中華街の味を津久井で」
多彩なメニューが評判

 横浜中華街の味を津久井町で味わってもらおうと今年1月に開店した「盛興苑」(中野1348—1、吉村隆盛店長)の多彩なメニューが評判になっている。
 吉村店長は長く中華街で料理の修業を積んだが、本場の味を横浜以外にも広めたいという意欲を持ち昨年、津久井町での店舗開設を企図。開店前の2カ月間にわたり周辺の中華料理店や居酒屋などをリサーチし、「定年後の高齢者夫婦や中華街の味を知る人たちからの需要がある」と見込んで中国風の概観と内装を備えた店舗をオープンした。
 いち押しメニューは一人前2100円から6500円までそろえた宴会コース。「中華街の味とボリュームを30パーセント減の値段で」と同店長。なかでも2100円コースは前菜、自慢のフカヒレスープ、エビのチリソース、五目チャーハンなど9品を盛り込んだお薦め料理だ。5000円コースからはフカヒレの姿煮も楽しめる。
 一品料理では、調理されたエビ、ホタテ、イカなどをレタスと一緒に味わう、生レタスの海鮮包み(1580円)が自信の一品。フカヒレ焼きギョウザ(600円)も好評で、13個の点心の盛り合わせは880円のお値打ち価格。ランチ(800円〜)は週替わりと定番合わせて6種類を用意している。  毎朝横浜へ出かけて中華街と同じ素材を仕入れるという吉村店長は「利益第一ではなく、多くの人に本場の中国料理の良さを知ってほしいというのが目標。地域の人たちに親しんでもらい、長く営業を続けたい」と、意欲十分に話す。
 テーブル式の78席を備え40人までの宴会に応じる。営業時間は午前11時から午後9時30分。定休日なし。駐車場は20台分。電話042‐780‐1568。

 

[女子美卒業生が作品寄贈]
麻溝公園多目的ホールに展示
自転車の美大生描く

 女子美術大学(相模原市麻溝台1900)を今年卒業した千野沙織さん(横浜市在住)が市立相模原麻溝公園の外周フェンスを彩るクレマチスと通学路を自転車で駆け抜ける同大学生を題材にした卒業制作の日本画「風になる」を同公園を管理する市みどりの協会に寄贈。4月下旬から同公園管理事務所1階の多目的ホールに展示され、話題を呼んでいる。
 クレマチスの花が咲き乱れるなか、美大生による何台もの自転車が駆け抜ける様子を千野さんが「ほんとうに美しい」と感じて描いた。変型150号サイズ(縦160センチ、横304センチ)の力作で、同公園管理事務所は「人の心に爽やかな風を吹かせる作品で、公園を訪れる人に楽しんで欲しい」と話している。

 

[藤野佐野川で茶摘み作業]
86歳の杉本さん「寒暖差でおいしい」

 相模原市藤野町佐野川の杉本七郎さん所有の茶園で5月13日、今年初めての茶摘み作業が行われ、7アールの敷地で栽培する茶木の約3分の1を刈り取った。
 5つの集落が集まる佐野川地区は急傾斜地が多く、1967年に山村振興法の指定を受けて茶畑を導入、茶工場も建設した。現在も多くの農家が栽培しており、同地区の段々畑の風景は「日本の里100選」に選ばれた。
 同園は3日間かけて新芽の茶摘みを行い、計300キログラムを刈り取るもので、この日は手作業と機械を使用して作業し、100キログラム弱を刈り取った。
 このあと、手作業により葉の選別を行い、粗目の網の上で昨年の葉や枯れた葉、小さく千切れた部分を振り落とし、きれいな葉はシートに広げてかき混ぜた。茶の葉は摘むと熱をもって茹だり、赤く変色するため、空気に触れさせて冷やす作業が重要という。
 選別された葉は工場に送って荒茶に加工された後、県農協茶業センター(足柄上郡山北町)に集荷され、「足柄茶」となるが、今年は遅霜の影響で新茶の出荷数は多少少なくなる見込みという。
 今年86歳の杉本さんは、「寒暖の差が大きいのでおいしい茶ができる。収穫を始め、ダニの消毒や霜よけなど手のかかる作業が多いが、自分たちの世代が苦労して起こした大切な農業」と話し、軽い足取りで段々畑を登る。
 同園はこの時期、地元の人たちも手伝いに訪れ、「(杉本さんの)摘んできた葉は、やっぱり一番きれい」と話している。

6月5日 金曜日

[津久井町商工会]
「つくい逸店定期昼市」開催
毎月第1土曜日、花の苑地で

 津久井町商工会主催の「つくい逸店定期昼市」が6月6日を皮切りに12月までの毎月第1土曜日、県立津久井湖城山公園内「花の苑地」で開催される。フリーマーケットも併催。時間は午前10時から午後1時まで。
昨年から行っているもので、同商工会が展開している「逸店づくり」をPRするとともに町商業の活性化に役立てるのが狙い。かんこ焼き、せき麺、百合 最中、津久井弁当など町内の名産品や手づくり食品、工芸品、組みひも製品などを一堂に展示即売する。
 今年初めての開催となる6月6日は25店が出店し、フリーマーケットには5団体が出品する。ブルーベリーを生産する市川農場など初出展の店舗もあり、昨年以上に充実した即売会になりそうだ。アコースティックギター、太鼓演奏のアトラクションも盛り込んでいる。
 商工会事務局は「昨年は各店舗が順調な売り上げを確保しただけでなく、会場内の津久井観光センターの売り上げが伸びるなどかなりの経済効果があった。今年も多くの地域住民と観光客を迎えたい」としている。

 

[印度めし屋羅香]
こだわりの屋台カレー
6日に津久井逸店昼市にお目見え

 ケータリングによる「インドカリー」の移動販売を行っている、印度めし屋羅香(らーが)が6月6日に県立津久井湖城山公園花の苑地で行われる津久井逸店昼市にお目見えする。
 経営者の大嶋仁さんは37年前、東京・六本木のインド料理店で初めてインドカレーと出会ってその味に魅了され、会社勤めの傍ら自分でカリーの研究を重ねた。10年間にわたりアジアの研修生家庭招待事業に参加してインド人ゲストにインドの家庭料理やカレーの作り方を教えてもらったこともあるという。
 こうして、自分の思い通りのカリーを作り上げた大嶋さんは起業を決意し、無店舗の引き売りを始めた。
 こだわりのカレーにはコリアンダー、クミンなど20種類以上のスパイスを調合しており、辛さは4段階。メニューはカリー弁当(温泉たまご付き)とカリー丼が中心で、チキンカリー弁当(750円)、エビカリー(850円)、キーマカリー丼(650円)など合わせて7種類をそろえている。また、インド風焼きそば(500円)、ナンのほか、コロッケなどのトッピングも用意している。
 店舗は持たないが、津久井町中野の厨房で製造し、ネオ屋台村に参加して都内各地で定期的に出店しているほか、県内のイベントなどにも参入している。
 20年間東京中央卸売市場の仲卸会社に勤めた経験があるため、野菜と果物の味にも強いこだわりを持つ大嶋さんは「今年になってネオ屋台村の仕事が入り、認知度が高まっている。津久井の人たちにも町内で生産されるカリーを味わってほしい」と話す。

 

[ウイッツコミュニティ]
 リニューアル工事のショールーム開設
6月6日・7日にオープニングイベント

 マンション管理と大規模修繕工事、リフォーム防犯カメラ設置工事などを主な業務にする(株)ウイッツコミュニティ(相模原市相模原4—7—10、柴田正隆社長)は、リニューアル工事のショールーム「コミュニティサロン」を本店隣接地に開設し、6月6、7日の両日、オープニングイベントを開催する。
 同サロンは広さ約75平方メートル。フローリング調の床と落着いた間接照明を備え、カフェのような雰囲気。
 壁面に同社が施工したリフォームや外壁改修工事、エントランス植栽工事などの事例をパネル展示しているほか、リフォーム関連の洋書やエコ照明を初めとするリフォーム関連商品なども展示。見て、触れて、楽しめるスペースになっている。ショールームとしてだけでなく取引先との打ち合わせにも活用する。
 また、絵画展など地域の趣味グループの作品発表の場や子どもたちのとして貸し出す考えで、同社の成瀬敏一監理設計課長は「多くの住民にコミュニティサロンとして親しんでもらい、周辺地域のにぎわいづくりにも貢献できれば」と話す。
 オープニングイベントは6日が午前11時から午後5時まで、7日が午前11時から午後3時まで。たこ焼き、焼きそばなどの模擬店を出店するほか来場者に花の苗を廉価で提供する。電話042‐758‐9123。

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