2009年(平成21年)
相模経済新聞社
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3月30日 月曜日

[ホテルラポール千寿閣]
5月末まで歓送迎会プラン

 ホテルラポール千寿閣(相模原市上鶴間本町3−11−8、岩崎正社長)は毎年恒例の歓送迎会プランを3月1日から開始、5月31日までの予約を受けつけている。メインの特選ミックスコースが日本料理を中心に西洋・中華料理をミックスした新筍と海鮮の木の芽味噌和え、蛤の玉地蒸し、桜鯛の松皮造り、鰆の柚光焼き、白身魚の若草蒸し、ローストビーフ彩り野菜添えなどのメニューで、料金がフリードリンクつき、税サービス料込みで8000円。このほか、7000円の厳選ミックス、6000円の中華料理各コースも用意している。同様の歓送迎会プランは茶里人家がオープン2周年記念として行っており、こちらは4月30日までで5500円を中心に8500円、3500円の各コースを受けつけている(フリードリンクは1500円)。また、町田ボウリングセンターでは8月31日まで投げれば投げるだけ得になる「得投ラッキールーレットチャンス」や3ゲーム貸靴付きの激安価格「最強パック」の利用を受けつけている。電話042−749−1121。

 

[レボックス]世界初、白色LEDの色選別手法開発
色のばらつきに対応

 LED光源部や電源モジュールを設計、製造するレボックス(株)(相模原市上鶴間6−27−5、鎌田英洋社長、2008年10月にシップス(株)を社名変更)はこのほど、世界で初めてという白色LEDの色選別を受託するサービスを開始した。
 一般照明や広告サイン用途にLEDが導入される動きがあるが、一般のLEDは色のばらつきが多く、これまで目視検査で選別するなど安全面と作業量の甚大さが課題だったのに加え、白色LEDは素子一つからの光量が少なく、複数個を集合させて用いる場合が多いため、そのばらつきが特にデザイン性の高い建築物に導入する際に指摘されてきた。 このためLED素子メーカーは色温度で分類、選別して出荷してきたが、この分類は16から30分割程度で色温度の幅が広く、照明器具にした際に色のばらつきが許容できないケースも生じていた。
 これに対しレボックス社は標準で100分割、特注対応で1000分割までという細かくて安全な色選別を行う手法を開発したもので、特許を出願した。
 このオリジナル分類(REVO−bin/レボビン)で選別されたLEDなら色のばらつきは用途に応じて細かくも大雑把にもとらえられるとしており、同社はこのサービス業務でLED素子を預かり選別する作業だけを受託。当面は大手LED素子メーカーの日亜化学工業、CREE(アメリカ)、LUMILEDS(オランダ)のパワータイプ素子に対応し、初年度は1000万球を扱い、1億円程度の売り上げを目指す。

 

[大和商工会議所景気動向調査]
2008年度第3四半期最悪に
前期比でマイナス78.1に

 大和商工会議所が市内の会員企業五百社を対象に行っている景気動向調査で2008年度第3四半期(10月〜12月)の景況感DI値が▲(マイナス)78.1と前期比で26.2ポイント悪化、同調査を始めて以来最悪の数値に落ち込み、次期(1〜3月)も▲83.2とさらに悪化すると予測している状況が判明した。 業種別では飲食業が▲90.0で50.0、製造業が▲85.1で38.2、建設業が▲68.6で29.7、サービス業が▲75.0で12.5ポイント悪化しており、卸小売業は▲73.5で12.9ポイント改善したが、全業種が大幅に落ち込んでいる状況で、第4四半期の見通しについてもほぼ悲観的な予測をしている。
 これを裏書きしているのが売上高の落ち込みで、中でも製造業が▲76.6で50.0ポイント悪化、次期見通しでも製造業、卸小売業、飲食業が悪化を予測しており、資金繰越りについても全業種で▲55.3になり、前期比で23.1ポイント悪化している。

3月31日 火曜日

[相模原市]
定額給付金等国支出金補正

 相模原市は国の法案成立を受けて定額給付金など国庫支出金1126億5000万円を2008年度補正予算に計上、開会中の市議会定例会に提出した。定額給付金の市民給付額は1047億円で、給付事務費3億8546万円を加えて事業予算の規模は1085億5460万円になる。これに加え定額給付金を見込んだプレミア付き商品券の補助で5000万円と、ほかに子育て応援特別手当支給で35億9540万円の交付を受ける。

 

「とぴっくとーく」
NPO法人生き生き人生をつくる会代表の千葉芳弘さん
歌と体操で介護予防

——設立までの経緯を聞かせてください。
 「相模原市の介護予防サポーターの認定を受けた仲間たちが地域包括センターの介護予防教室のスタッフとして活動しているうち、住民が健康で生き生きとした毎日を送るために自分たちができることを継続して定期的に実践しようという機運が盛り上がり、法人格を持つNPOを設立することになりました。当初のメンバーは、57歳から70歳までの10人です」
——具体的な活動内容は。
 「歌と体操の会にしていきます。生きがいと目標を持つことがアンチ・エイジングの要素の1つに挙げられていますが、歌も基本からしっかり教えてもらい、もっと上手になりたいという意欲を持てば生きる目標になると思います。市内各地の公民館などで専門家が指導する有料制の歌と体操の会を毎月1回は開き、発表会にまで広げられればと思っています。また、日常生活支援体操の集いにも力を入れ、独り暮らしの高齢者やいわゆる老老介護に携わる人たちに交流の機会を提供したいと考えています」
——活動する上での問題点は何ですか。
 「会場確保が課題になると思います。多くの人に参加してもらうため、地域の人が参加しやすい場所で集いを開きたいのです。公民館に限らず、安い価格で貸してもらえる場所を探すことになると覚悟しています。できれば企業の会議室といった場所を活用させてもらえれば助かりますので、協力をお願いしていきます」
——抱負は。
 「営利目的でなく、真心を込めた活動を通じて住民が生き生きとした人生を送ることのできる地域づくりに貢献し、社会福祉の増進につなげていきたいですね」

 

[相模原事務用品協同組合]
電子入札対応図り最終確認

 相模原事務用品協同組合(尾作晃理事長、18社)は4月から正式に始まる電子入札の実施方法などを確認するため3月4日、商工会議所内で市契約課職員と意見交換などを行い、約30人が参加した。
 職員による「見積もり合わせから電子入札を導入する」などの説明に続き、「ケタ間違いや勘違いで入札した場合、さっきのは取り消して改めてこれでお願いしたいというのは有効か」「それはだめ。よく確認してほしい」など実務的な質疑応答が活発に行われ、組合員の関心の高さを示した。

4月1日 水曜日

[橋本商店街ギャラリープラット]
気軽なギャラリーが好評

 地域の人たちに気軽に立ち寄ってもらい、様々な写真や絵画、工芸作品を鑑賞してもらおうと昨年11月、橋本商店街内にオープンした「ギャラリープラット」(相模原市橋本6—27—1)で相次ぎ多彩な展示会が開催されている。
 ブティック「みどりや」の店内を改装し、約30平方メートルを展示用スペースにしたもので、同商店街では初めての常設ギャラリーという。
 昨年はオープン記念として伊藤卓美氏(日本版画会会長)の木版画展を開催したのを皮切りに、馬渕賞受賞作家の服部まき子さんの作品展や書と南画展などプロの作品を集めた展示会を開催し、地域の人たちの手作りカントリードールを一堂に集めた展示会も開くなどプロ、アマを問わない人たちの作品発表の場となっている。
 今春も4月16日から27日まで菅原ヒロシ氏の写真展、5月7日から18日までは前回好評だった伊東卓美氏の作品展を再び開催するなどイベントが目白押しだ。  地域での反響も大きく、毎回多くの人が鑑賞に訪れているほか、通りすがりの女性から「趣味で木版画のグループ活動をしている。近い時期にぜひ、ここで作品展をしたい」と相談された例もあるという。
 同ギャラリーは「地域の人たちのやすらぎと憩いの場にしていきたい」としており、将来的にはJR・京王橋本駅を利用する学生が多い多摩美大、東京造形大の学生の発表の場としても活用してもらう考えだ。
 使用料は1日6300円。開廊時間は午前11時から午後7時(最終日午後5時)。毎週火・水曜日は休廊。電話042‐772‐2402。

 

[相模湖交流センター]
津久井の魅力を写真で発信

 津久井地域で活動する写真グループの作品を一堂に展示する「津久井地域大自然の写真展」が3月20日、相模湖交流センターで開かれた。
 写団一期一写、フォトクラブ相模湖などの会員が地元の風物をテーマに撮影した約50枚の作品が会場を彩り、同地域に住む著名な写真家、三宅修氏、安川源通氏、白井源三氏らも出品した。
 津久井の四季の表情をとらえた作品や、行事に題材をとった作品が並ぶなか、夕陽に照らされるオキナグサの鮮やかなシルエットをとらえた三宅氏の「オキナグサの夢」、たんぽぽの飾らぬ愛らしさを感じさせる安川氏の「風を待つたんぽぽ」、ギフチョウの一瞬の動きをキャッチした「女神の産卵」など、地域の動植物をテーマにした芸術性豊かな作品も展示された。
 この展覧会は第7回つくい健康フォーラムの一環で、地域の伝統芸能の発表、地域特産物の販売と試食なども併催され、芸能発表の後、写真展に足を運ぶ男女高齢者らの姿が多く見られた。

 

「トップセールスに挑む」
エバーグリーンカフェ店長の山本浩司さん
人の温かさがあふれる昔の橋本を取り戻したい

 エバーグリーンカフェ(相模原市橋本3—28—1)は橋本駅周辺再開発の核施設、ミウィ1階にあるオープンカフェ。2001年、ミウィのオープンと同時に出店した。それまではほぼ同じ場所で山本さんの父親の宏氏と伯父の守正氏が33年間経営していた喫茶店「ヤマ」が前身にあたる。
 エバーグリーンの店長に就く前はシステムエンジニアを10年間務めていた。転職した動機を「再開発で橋本がどう変わるか自分の目で見ていきたいと思った。発展への期待感もあり、父と伯父だけで店がやっていけるかどうかの心配もあった」と話す。
 店名を変え、メーンメニューもコーヒーからエスプレッソに転換して出発したが、その前に新店長は豆を取り寄せているオーストラリアの親戚のもとに2度足を運びエスプレッソの淹れ方を学んだ。詳しい客にも納得してもらえるだけの腕をみがき、知識を仕込んだのである。
だが、もっと大事なのは、どんな店にしていくかを考えることだった。
 「原宿や表参道のカフェをいくつもまわったが、この雰囲気を橋本にそのまま持って来てもだめだと思った。いすも硬くて、長い時間座ってはいられない感じだった。都会のチェーン店と同じことをするのはやめようと思った」
 地元に住む人や来街者にくつろいでもらえる空間にしようと決め、折りたたみができて落ち着いて座れる椅子を使うことにした。「ヤマ」の常連だった70歳過ぎの地元の人がほぼ毎日、この椅子に腰を下ろしてゆっくり時間を過ごし、「ごちそう様」と笑顔で帰る光景が今も見られるのは、山本さんの想いが伝わった証拠だろう。
 メニューでも手作りで新しさを打ち出した。その1つが「フラットホワイト」(480円)。エスプレッソとミルクがほぼ半分ずつの滑らかな口当たりの飲み物で、表面にミルクでイラストを描いて出すのがポイントだ。もう1つはカレー。
 もともとカレー好きの山本さんが名古屋で体験した味をヒントに玉ねぎと地鶏を材料にして作る。1皿分で1個半使う玉ねぎの仕込みに3日かけるという。価格は単品で850円、ドリンク付きで950円。
 最近の来客数は1日120人余り。オープンスペースも備えているから風薫る時期になればこの数はもっとずっと増えるはず。「確かに商売は大変。でも接客は好きだし、明るいスタッフとお客さんの笑顔が支えてくれる」と頬を緩める山本さん。
 「昔の橋本の商店街の雰囲気が好きだった。人の温かさが街じゅうにあふれていた。あの雰囲気を取り戻すには店と店のつながりを深めることが大切。若い感覚の雑貨店なども開業し始めたので、いろいろいなジャンルの店が手を取り合っていければいいと思う。若者が来て、『ここで商売したい』という意欲を持ってもらえる街にしたい」とふるさと橋本の未来図を思い描く。

4月2日 木曜日

[さがみはら市民桜まつり]
市役所さくら通りをメインに4日と5日

 36回目を数える今年のさがみはら市民桜まつりが4月4日午後1時、5日午前10時から歩行者天国の市役所さくら通りと周辺施設を会場に開かれる。
 折しも3月25日に開花した桜は満開になり、このまつりも桜吹雪が舞う中で繰り広げる格好になりそうで、両日の筆頭イベントとして同通りを行進したり、練り歩く市民パレードでは少年鼓笛バンド連盟をはじめ神輿や阿波踊り、よさこい踊りなどが競演、在日米軍軍楽隊、海上自衛隊横須賀音楽隊、相模原地区警察官友の会らも花を添え、39団体が参加する。このパレードを含めたイベントは回を重ねるごとに増えており、主催団体の相模原青年会議所は津久井青年会議所と共に市民会館横の立体駐車場2階で「エコかっこいいさがみはら」のイベントを行う一方、5日午後0時30分から市役所交差点で「チャレンジ!日本一の人間空気イス」にも挑戦する。
 そのイベント数は昨年を20上回る280件にのぼるため、例年以上に熱気が高まり、賑やかさを増しそうだ。

 

[イベント情報]

●伊勢丹相模原店が東北物産店
 4月8日から13日まで本館5階の催物場で山形空港のお土産としても人気の長栄堂のバターどら(1個126円)、山形・新杵屋の駅弁牛肉どまん中(1折1001円)、山形・帆布「牛や」の麻製トートバッグ(8400円)などを販売、イートンでは秋田・秋田比内やの比内地鶏親子丼(1人前1050円)を販売する。また、4月8日限りの特別限定品として宮城・菓匠三金の萩の月(6個入り1人1点、200点限り、1081円)も販売する。

 

[INAX]「キレイ」トイレ新たに発売
超節水エコ機能

 国道16号線沿いの相模原市大野台6—5—51にショールームを構える(株)INAX(愛知県常滑市、川本隆一社長)は4月1日、「世界最小・満足最大」に加え「キレイ」をコンセプトに加えたトイレ「SATIS(サティス)」を発売する。2001年に初代のサティスを投入して以来、変わらないコンセプトで最先端の機能で進化させてきた結果、新しいサティスは①清掃性②地球環境③デザインの3つの視点で「キレイ」にこだわり、本体搭載の低流動圧対応ブースターを新たに開発、「きれいトイレ」の設置範囲を大幅に拡大した。
 その清掃性では従来の防汚抗菌仕様の陶器、掃除リフトアップに加え、キレイノズルやキレイ便座を新たに搭載。地球環境面では超節水5リットル洗浄の「ECO5」で業界ナンバーワンの節水を実現。省エネを追求したWタイプでは使うときだけ温める省エネの暖房便座と温水シャワーをダブル搭載、水道代と電気代あわせて年間で約1万9500円の節約と1台あたり年間約127キログラムのCO2削減を可能にした。また、世界最小の650ミリメートルのコンパクトサイズはそのまま、デザインも新開発のリモコンで3種類から好みに応じて選べるようにしたという。希望小売価格は通常のサティス(S4〜S8)が21万円から33万6000円、Wタイプ(S6E〜S8E)が31万5000円から36万7500円、低流動圧ブースター付きがそれぞれ24万6750円からと35万1750円からで、1年後の月間販売で1万5000台を目指す。

4月3日 金曜日

[キャタピラージャパン]
整地等担うグレーダ新発売

 キャタピラージャパン(株)(東京都世田谷区)は3月20日、道路工事の整地作業や除雪作業を担う三菱MG330Ⅲモータグレーダ(ブレード長3.4メートル)を発売した。 2003年9月発売のMG330Ⅱのモデルチェンジ車で、オフロード法適合の新型エンジンを搭載したほか、エンジン出力のアップ(従来機種比約9パーセントアップの110KW)で生産性の向上もはかった。また、キャブのガラス面積拡大で運転視界面積を約5パーセント向上させ、エンジンフードのスロープ型変更で後方視界を改善した。
 工場裸渡しの標準販売価格(税別)はキャブ・エアコン仕様が2402万6200円、キャノビ仕様が2150万円。年間で10台の販売を目指す。

 

[相模原市]旧石器ハテナ館開館
田名向原体験教室開催

 1999年1月に国の史跡指定を受けた田名向原遺跡公園に旧石器時代学習館「旧石器ハテナ館」が4月1日に開館、これに先立ち3月29日に記念式典が行われた。同館は遺跡公園全体の敷地面積8218平方メートルのうち、谷原12号から14号墳などがある公園と鍛冶谷相模原線をはさんだ真向いの田名塩田3—23—11に建設された鉄骨平屋建てで、延べ床面積が621.61平方メートル。2007年度に着工し、工事費は約2億5000万円。館名の愛称については市民から公募、291件の応募の中から「ハテナ館」を選定した。
 主要施設としては展示室(216平方メートル)、実習・講習室(95平方メートル)、事務室などがあり、講演会をはじめ地域の歴史や旧石器時代をテーマにした連続講座、石器や匂玉、土器をつくったり、火おこしなどの体験教室を開くほか、学校など団体利用時の学習支援、地域住民団体などの自主的事業の支援も行う。
 開館時間は4月から10月までが午前9時〜午後6時、11月から3月まで午前9時〜午後5時。

 

[イベント情報]

●小田急電鉄が「小田急のんびりハイク&ウォーク」参加者募集
 4月4日から7月18日まで行う小田急沿線や箱根・伊豆・鎌倉などのハイク&ウォーク18コースを案内、1回参加ごとにスタンプ1個が受けられ、10個でもれなく達成賞をプレゼントし、参加スタンプ数に応じて抽選により男女5人にウォーキングシューズをプレゼントする。またCO2削減チャレンジ宣言カード持参者にポイント1個を進呈。さらに、「OP」マークのコースではゴール受付時に小田急ポイントカードを提示すると協賛店利用優待券のプレゼントも受けられる。参加の申し込みは不要で、交通費、昼食代などは参加者が負担する。各コースと参加方法などは小田急電鉄(株)営業推進部電話03−3349−2166で受けつける。

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